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平成27年度 子ども読書ボランティア・ステップアップ講座

掲載日:2016年3月31日
 この講座は、読書ボランティアの方々が、幅広い角度から「子ども読書」について研修し、さらにステップアップしていただくために開催しました。

【日時・会場】

 平成28年1月23日(土)13:00〜16:00  参加者:87名
 G-NETしが(滋賀県立男女共同参画センター)


講義 I 「子どもと本との幸せな出会いのために 〜読み聞かせと絵本の選び方〜」

【内容】

 講義 I「子どもの読書活動と読み聞かせ」
 講師 森 佐江子 氏(長浜市立長浜図書館 主幹)

【報告】

平成26年度 子ども読書ボランティア・ステップアップ講座 1回目のようす 森先生からは、作品の内容だけでなく、読み手の個性や感性が聞き手に伝わることで、お互いの世界観を共有できるという、読み聞かせの持つ力についてお話しいただき、絵本を通じて心と心がつながることの大切さをご説明いただきました。
 また、具体的な実践として、絵本の選び方について、子どもが喜ぶだけの「おかし絵本」にとどまらず、子どもの感性や知性を育む「おかず絵本」もしっかり取り上げていくことを、様々な絵本を紹介しながら示していただきました。
 さらに、絵本の読み方についても、実演を交えながら、心を込めて淡々と読むことの重要性をわかりやすくご教示いただきました。

【受講者の感想から(抜粋)】

「何もわからずにボランティアを引き受けましたが、講義を聞いて安心しました。」
「知りたい内容がよく理解できました。明日からのよみきかせに役立てます。」
「絵本選びは難しいですが、子どもたちの心の成長に少しでも役に立てるよう努めていきます。」


講義II 「自分を育てる読書のために 〜思春期の子どもへの読書支援〜」

【内容】

 講義II「自分を育てる読書のために 〜思春期の子どもへの読書支援〜」
 講師 小幡 章子氏(聖カタリナ大学短期大学部 助教)

【報告】

2回目のようす

 小幡先生からは、思春期の子どもへの読書支援についてご講義いただきました。
 まず、思春期の子ども対して物語が持つ力について、物語に感情移入することで、失敗や挫折を間接的に体験し、困難に立ち向かう知恵や力を身に付ける手助けになることをご説明いただきました。
 また、そういった本を子どもに手渡すためにできる方法について、具体的な書名を挙げながらお話しいただきました。
 いずれについても、中学校の学校司書としてのご経験をもとに、具体的な事例を挙げてお話ししていただき、受講者の共感を呼ぶとともに、子どもに物語を手渡すために、様々な物語を読んでおくことの必要性を伝えていただきました。

【受講者の感想から(抜粋)】

「説得力ある話に大きく頷くことができました。」
「楽しい本を読んだ後のような満足を得ることができました。すっかり先生のお話の世界に入り込んでしまいました。」
「思春期の子どもに対する読書の進め方の話はこれまであまり聞いたことがなかったので、ずいぶん参考になりました。」

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