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平成20年度 淡海生涯カレッジ 大津校 実施報告

掲載日:2009年5月19日

テーマ:環境人になろう! 〜始めてみよう!身近なくらしから〜

期間:平成20年6月21日(土)〜平成21年1月31日(土) 
    平日コース 受講生:33名  土曜コース 受講生:25名

(1)問題発見講座

【平日コース】

講座 日時 テーマ 講師
第1講 6月21日(土)
14:00〜16:30
開講式
酪農から次世代へ伝える命の輪
〜自然の恵みを受けたわたし流いただきます〜
(有)池田牧場  取締役 池田喜久子
第2講 6月26日(木)
10:00〜12:00
体にも地球にも優しい生活を
〜「月の庭」が提案する生活に生きる食材と料理〜
オーガニックカフェ&レストラン 「月の庭」
店長 岡田桂織
第3講 7月 3日(木)
10:00〜12:00
シンプルライフで心豊かに
〜安心できる「食」・環境に優しい暮らし〜
滋賀県消費生活コンサルタント協会
講師 山田理子
第4講 7月10日(木)
9:00〜12:00
環境に優しい3Rの手作り工房に学ぶ
〜間伐竹のリサイクルから広がる人づくり、
   まちづくりの輪〜
八幡酒蔵工房 代表 小関皆乎、
八幡山の景観を守る会 村西耕爾、
八幡堀を守る会 白井貞夫
第5講 7月17日(木)
10:00〜12:00
瀬田川リバークルーズ「一番丸」に乗船して
〜瀬田シジミの現状について〜
瀬田町漁業組合 組合長 吉田 守

第1講  開講式/ 酪農から次世代へ伝える命の輪 〜自然の恵みを受けたわたし流いただきます〜

講義のようす

  ・ 池田牧場の経営内容    ・ 乳加工を決意するまで
  ・ 事業を始める準備      ・ ジェラートショップのオープン
  ・ 経営理念           ・ 店の移転と新たな事業
  ・ 地域とのかかわりとこれからの事業

第2講  体にも地球にも優しい生活を 〜「月の庭」が提案する生活に生きる食材と料理〜

講義のようす

「月の庭」が提案する生活に生きる食材について
・稗(ひえ)粟(あわ)黍(きび)麦(むぎ)蕎麦(そば)などの雑穀、菜食料理の提案
・現代病予防にもなり環境にも体にもやさしい自然食についての講義

調理実習   メニュー:きび玉きつね丼とたぬき汁

第3講 シンプルライフで心豊かに 〜安心できる「食」・環境に優しい暮らし〜

講義のようす

今の暮らしをより暮らしやすくするために
1.エコクッキング
 ・ 捨てる部分を使ってする料理の考案
 ・ 輸入食品の見えない部分の不安
 ・ 素材の味を大切に
2.ごみ減量
 ・ 手間をかけてつくる洋服のリフォーム
 ・ 整理、整頓で物を減らすことができるなど

第4講 環境に優しい3Rの手作り工房に学ぶ 〜間伐竹のリサイクルから広がる人づくり、まちづくりの輪〜

講義のようす

 八幡酒蔵工房を訪ねて(八幡山に群生している)間伐竹のリサイクルから広がる人づくり、まちづくりについての説明
・八幡山の景観を守る会の取組みについての説明
・八幡山の資源の再利用の取組みについての説明
・スカーフの竹染めの実演と竹細工の説明
・八幡堀及び周辺の町並みを見学

第5講 瀬田川リバークルーズ「一番丸」に乗船して 〜瀬田シジミの現状について〜

講義のようす 瀬田川リバークルーズ一番丸に乗船して、瀬田しじみの現状について学ぶ
<行程>唐橋港→唐橋沖→びわ湖ホール沖→唐橋港(60分コース)
 下船後、瀬田町漁業協同組合に移動してしじみ汁と鮎の甘露煮を試食
 1960年代後半までは湖岸のあちこちで、しじみ取りの光景が見られたが、開発や生活排水の影響で急激に減少し、真しじみが繁殖するなど瀬田しじみは一部壊滅状態になった。そのため湖底を砂地に換えたり泥を取り除いたり稚貝の放流事業など瀬田しじみの復活に力を入れ最近では増加しつつある。


【土曜コース】

講座 日時 テーマ 講師
第1講 6月21日(土)
14:00〜16:30
開講式 酪農から次世代へ伝える命の輪
〜自然の恵みを受けたわたし流いただきます〜
(有)池田牧場 取締役 池田喜久子
第2講 6月28日(土)
10:00〜12:00
身近な自然再発見 
里山の自然にふれるライフスタイルとは
〜びわ湖をとりまく里山と自然のふれあい方を考える〜
アウトドアジャーナリスト 中村 達
第3講 7月 5日(土)
9:50〜12:00
里山体験と保全に向けての取組 (フィールドワーク)
龍谷大学瀬田キャンパス龍谷の森での保全活動
龍谷大学文学部 教授 土屋 和三
第4講 7月12日(土)
10:00〜12:00
食品廃棄物の再利用―実践への挑戦―
生ゴミ堆肥化の推進、市民農園への活用及び実践
おおつ環境フォーラム
生ゴミプロジェクト 森井 俊
第5講 7月19日(土)
9:00〜13:30
川端・水と生きる(高島市針江 フィールドワーク)
生水の郷見学、湖魚の遡上する水田をめざして
生水の郷委員会 石津 文雄

第2講  身近な自然再発見 里山の自然にふれるライフスタイルとは 〜びわ湖をとりまく里山と自然のふれあい方を考える〜

講義のようす

・自然とふれあうライフスタイルを次代の子ども達にどうつたえていくのか。
 知らなければ良さがわからない。わからなければ大事にしない。知れば良さがわかり、保護につながる。
・指導者の育成と企業の役割(CSR=社会的責任)
 登山ブーム世代でもある団塊世代の活用(指導者育成)
 国の政策(指導者不足に伴う団塊の世代の活用=初級リーダーの育成)
 企業戦略としての自然学校(青少年の野外教育・環境保全)

第3講 里山体験と保全に向けての取組(フィールドワーク) 龍谷大学瀬田キャンパス龍谷の森での保全活動

講義のようす

・龍谷の森の保全に向けての取り組みとフィールドワーク
 瀬田丘陵の変遷
 新しい里山づくり(おおつ環境フォーラムとの協同作業=里山バイオマス)
 小学校の総合学習利用(道つくり・落ち葉かき等)
 里山ネットワークの構築(他大学・環境NPO・滋賀県・大津市・地域住民等)
 多世代参加型里山ワークショップ(里山アート)

第4講  食品廃棄物の再利用―実践への挑戦― 生ゴミ堆肥化の推進、市民農園への活用及び実践

講義のようす

・環境フォーラムのしくみについて
 環境パートナーシップとアジェンダ21おおつ
 9つのプロジェクト
・生ごみリサイクルプロジェクト
 大津市のごみ処理状況と処理費
 地域における循環型社会の実現(生ごみリサイクルのステップ)
・EMボカシ(生ごみ堆肥化資材)の作り方説明と実演

第5講 川端・水と生きる(高島市針江 フィールドワーク) 生水の郷見学、湖魚の遡上する水田をめざして

・ヨシ帯・中島周辺散策と説明
 人と自然のよい関係づくりへの取り組み
・生水の郷フィールドワーク(水辺のくらし見学)
 針江大川周辺・川端見学(針江地区)・特産品の試食
・湖魚が遡上する水田を目指す取り組み説明
 ビデオ鑑賞と説明
 水と環境について意見交換


(2) 実験・実習講座

【平日コース】

講座 日時 テーマ 講師
第1講 8月 7日(木)
9:00〜12:00
旬の食材で体も地域も地球も元気に!
〜食べ物とエネルギーの関係を探る〜
滋賀県地球温暖化防止活動推進センター
滋賀県地球温暖化防止活動推進員
第2講 8月21日(木)
9:00〜12:00
食品の色とは 滋賀短期大学生活学科
准教授 中平真由巳
第3講 8月28日(木)
9:00〜12:00
マイ箸をつくろう!
〜いつでもどこでも食とエコを大切に〜
環境学び舎わのたね 近成英樹
第4講 9月11日(木)
9:00〜12:00
もったいない!食卓に明りを灯そう
〜廃食油でキャンドル作り〜
あいとうエコプラザ菜の花館 職員
第5講 9月25日(木)
13:00〜16:30
食の安全とは
〜身近な食べ物の衛生と科学を学ぶ〜
滋賀県衛生科学センター 職員

第1講  旬の食材で体も地域も地球も元気に!  〜食べ物とエネルギーの関係を探る〜

講義のようす

講義(前半):
・地球温暖化を防ぐために、二酸化炭素の排出量の削減や新エネルギーの活用について
・日々の生活(家庭)でできる温暖化対策
・食の変化からフードマイレージの増加
グループワーク(後半):
・1970年と現代に分かれて、交通手段や店を考慮して、一定の予算のもと季節に応じた献立を考えるフードマイレージ買物ゲーム

第2講  食品の色とは

講義のようす

 野菜や果実の色のもとである植物性色素のアントシアンやクロロフィル、フラボノイドを紫キャベツやほうれん草、たまねぎを使用して、炭酸水素ナトリウム液等を沸騰させて加熱し反応を観察した。また、じゃがいもを使用して塩化ナトリウム溶液等に浸し、酵素による褐変を観察した。

第3講  マイ箸をつくろう! 〜いつでもどこでも食とエコを大切に〜

講義のようす

講義(前半): ・主に環境学び舎わのたねの取組みを説明(“自然とのふれあい”、“人とのつながりや自分を見つめ直す”、“社会問題や生活とのつながり”の3点を柱に、自然を感じ、自分がすべきことを知り、自分には何ができ何をするのかを考え、自分ができることから行動する人を育てる。子ども達を対象にした野外体験活動の事例紹介)

実習(後半): ・講師が不要となった間伐した竹を用意し、それらを用いて、オリジナルの箸を作製するとともに、あらかじめ受講生に用意してもらったハンカチ大の古布を使用して箸袋も作製した。

第4講 もったいない!食卓に明りを灯そう 〜廃食油でキャンドル作り〜

講義のようす

講義(前半):  ・廃食油回収から資源循環型社会へ
・菜の花プロジェクトとは…
 菜の花の栽培及び収穫→搾油(搾油時の油は肥料や飼料へ)→廃食油回収→軽油代替燃料(バイオディーゼル燃料)にリサイクル。排出される二酸化炭素は、菜の花が成長するときに吸収するため量は増えない。地球温暖化にも貢献し、地域内で資源が循環する「自立」と「自律」の地域づくりを基本とする。
・館内見学
実習(後半): ・廃食油を利用したキャンドル作り

第5講  食の安全とは 〜身近な食べ物の衛生と科学を学ぶ〜

講義のようす

講義: ・衛生科学センターの紹介と食中毒予防の基礎知識
実習: ・微生物検査の体験(ヨーグルトや食中毒を起こす原因物質である微生物を顕微鏡で観察する、蛍光ローションを使用して手洗いの状態を見る)
 ・理化学検査の体験(牛乳の成分を調べてみる:比重・酸度・乳脂肪分の測定)


【土曜コース】

講座 日時 テーマ 講師
第1講 8月23日(土)
9:30〜11:30
企業における環境対策の取り組み
〜大津板紙(株)の工場見学〜
大津板紙(株) 総務部 柘植善之
第2講 8月30日(土)
9:00〜12:00
体内環境大切に!
〜血液サラサラクッキング・パートII〜
滋賀県立大津高等学校
教諭 森川素子、道玄朋子
第3講 9月13日(土)
9:00〜12:00
琵琶湖の水質調査(その1)
〜化学分析により水質を調べよう〜
滋賀県立大津高等学校
教諭 郁芳輝三、北村登久子、東郷正康、松宮みほ
第4講 9月20日(土)
9:00〜12:00
エコバッグでエコライフ
〜マイバッグを作りましょう・パートII〜
滋賀県立大津高等学校
教諭  川口澄江、中西光江
第5講 9月27日(土)
9:00〜12:00  
琵琶湖の水質調査(その2)
〜プランクトンにより水質を調べよう〜
滋賀県立大津高等学校
教諭 水戸基博、高間 一、田口敏哉

第1講  企業における環境対策の取り組み 〜大津板紙(株)の工場見学〜

講義のようす

 大津板紙(株)の沿革は、大正時代、水と藁から藁半紙を作ろうと、大津商工会が中心となって、琵琶湖岸に工場を造ったことから始まる。昭和30年に会社組織となり、大王製紙の子会社となる。本工場では、段ボールをつくる板紙を製造しているが、その原料は古紙が100%である。紙1tを作るのに水99tが必要な、典型的な用水型工業である。
 古紙の離解と異物除去→濃縮・もみほぐし→抄紙→品質管理と出荷。以上の工程をビデオで学習後、担当者の案内で、3班に分かれて工場内を見学した。その後、講義室にもどり、質疑応答の時間をもった。

第2講  体内環境大切に! 〜血液サラサラクッキング・パートII〜

講義のようす

 体内環境を大切にすることを目指し、血液をサラサラにする献立の紹介と実習を行った。
 まずは、具体的に今回の実習で使用する食材にふれながら、血液サラサラ効果の高い食材を工夫して取り入れた料理について説明した。それらの内容をふまえて献立作成のポイントを解説し、実践として、調理実習を行い、試食した。実習内容は「さばのイタリア風トマト煮」「じゃがいもとブロッコリーのペンネ」「ラディシュとセロリの甘酢漬け」「メロンのデザートスープ」の4品。

第3講 琵琶湖の水質調査(その1) 〜化学分析により水質を調べよう〜

講義のようす

 CODとは、水中の汚濁物質のひとつである有機物を酸化剤で化学的に分解するときに必要な酸素量のことある。この値が大きい場合ほど水の中の有機物量が多く、水が汚染されていることになる。試料水中の有機物などの汚れを一定量の過マンガン酸カリウムで酸化し、余剰分の過マンガン酸カリウムをシュウ酸ナトリウム分解し、余剰分のしゅう酸ナトリウム過マンガン酸カリウムで滴定し計算によって酸素量に換算するという「JIS K0102の17、100℃における過マンガン酸カリウムによる酸素消費量(CODMn)」で測定することを目的とした。

第4講 エコバックでエコライフ 〜マイバックを作りましょう・パートII〜

講義のようす

《ミニミニ講義》「地球からのメッセージ」〜地球にやさしい人になろう〜
■「もったいない精神」 
 ワンガリー・マータイさんの“MOTTAINAI”運動を紹介。日本に古くからある、ものを大切にする文化を見直し、もったいない精神2つの意味を説明して、現代の社会にいかに浸透させていったらよいかについて考えてもらう。また、自分たちの役割として“グリーンコンシューマー”を例に挙げ、Refuseを実践することの大切さを知らせる。
■「地球を救うエコ数字」より抜粋。
 衣生活関連に関係の深いエコ数字を紹介することにより、地球の現状と日常で簡単にできることを考える。
《実習》“エコバッグ”の製作
 生成の帆布でサブバッグを作る。刺繍やアップリケなどを加え、それぞれオリジナル作品に仕上げる。

実習(後半): ・廃食油を利用したキャンドル作り

第5講  琵琶湖の水質調査(その2) 〜プランクトンにより水質を調べよう〜

講義のようす

9:00 大津高等学校 生物教室集合
 ・琵琶湖のプランクトン(「淡水赤潮」・「アオコ」)についての説明(講義)
 ・顕微鏡の使い方(実習)
 ・プランクトンの採集方法・注意事項等説明
10:00 湖岸(なぎさ公園)へ移動
 ・湖岸にてプランクトンネットを使用してプランクトン採集(1人1回以上はプランクトンネットを投げて、プランクトンを採集してもらった。)
11:00 生物教室へ戻る
 ・プランクトンの顕微鏡による観察
12:00 解散


(3)理論学習講座 (平日コースの理論学習講座は、土曜コースと合同で実施)

・土曜特設講座

◎会場:滋賀大学教育学部

講座 日時 テーマ 講師
10月 4日(土)
13:30〜15:30
びわ湖の湖流と物質循環 (グループ学習について) 滋賀大学 教授 遠藤修一  
10月25日(土)
13:30〜15:30
滋賀の風土から減災を学ぶ 滋賀大学 教授 山ア古都子
11月 1日(土)
13:30〜15:30
農業と環境 滋賀大学 教授 木島温夫
11月 8日(土)
13:30〜15:30
滋賀の食・アジアの食 滋賀大学 教授 堀越昌子
11月29日(土)
13:30〜16:30
シンポジウム 「びわ湖から学ぶ環境マインド」 滋賀大学 教授 遠藤修一
滋賀大学 教授 川嶋宗継
12月 6日(土)
13:30〜15:30  
びわ湖はいくらか -環境の価値とその経済的評価- 滋賀大学 准教授 田中勝也  
12月13日(土)
13:30〜15:30
びわ湖周辺の民俗文化と環境改変 滋賀大学 准教授 佐野静代
12月20日(土)
13:30〜15:30
環境教育・環境学習って何だろう 滋賀大学 准教授 市川智史
1月10日(土)
13:30〜15:30
環境問題と環境教育 滋賀大学 教授 川嶋宗継
10 1月24日(土)
13:30〜15:30
アジアとアフリカの湖沼流域問題と取り組みから 滋賀大学 教授 中村正久
11 1月31日(土)
13:30〜16:00
グループ発表会 講師全員

・平日正規の講義

◎会場:滋賀大学教育学部 (木曜2講 琵琶湖学特論)

講座 時間 テーマ 講師
10月 1日(水) 10:30〜12:00  びわ湖の水理や気象を中心とした自然環境について詳しく学ぶとともに、びわ湖の持つさまざまな価値について議論する。  
主な内容は
<1>びわ湖における水環境、
<2>びわ湖および周辺の気象特性、
<3>近年におけるびわ湖の変化、
<4>びわ湖の価値
滋賀大学
教授 遠藤修一
10月 8日(水)
10月15日(水)
10月22日(水)
10月29日(水)
11月 5日(水)
11月12日(水)
11月19日(水)
11月26日(水)  びわ湖に生息する淡水魚介類の特徴とびわ湖漁業の特徴を探る。びわ湖の辺りで展開される暮らしの特徴、びわ湖の魚介類の利用法や湖魚料理の特徴を探る。また、アジアの食と水との関わり合いの深さを事例を見ながら検証していく。 滋賀大学
教授 堀越昌子
10 12月 3日(水)
11 12月10日(水)
12 12月17日(水)
13 1月 7日(水)
14 1月14日(水)
15 1月21日(水)

土曜特設講座  グループ発表会

講義のようす

 平成20年度の「理論学習講座」のまとめとして、「グループ学習発表会」が開催されました。今年度は、六つのグループから発表がありました。  

  1. アオコを琵琶湖からなくすには
     「アオコの発生状況・種類」「湖内の生態系」「琵琶湖に流入する汚染負荷の割合」の説明の後、水草の刈り取りによる「湖内の栄養塩の除去」について紹介されました。
  2. セタシジミから琵琶湖の環境を学ぶ
     琵琶湖の代表的な伝統食材であるセタシジミに焦点をあて、環境悪化にともなって漁獲量が激減している状況、その原因と「セタシジミ資源回復計画」について紹介されました。
  3. 廃プラスチックのリサイクルに関する分別回収手法の最適化
     消費者による分別回収手法の最適化を図り、一般廃棄物由来の廃プラスチックリサイクルの効率を高めるために行った回収とリサイクルに関する実情調査が報告されました。
  4. いかにゴミを減らすか
     ごみ総排出量に占める家庭ごみの比率が大きいことに注目し、今すぐやる事として「食品は必要量のみ購入」「過剰包装をなくす」「収集の有料化」などが提起されました。
  5. 近江八景を探る
     近江八景(石山の秋月・瀬田の夕照・粟津の晴嵐・矢橋の帰帆・三井の晩鐘・唐崎の夜雨・堅田の落雁・比良の暮雪)を環境の観点から再評価したことが報告されました。
  6. 食育と環境から見えてくる課題について
     食をめぐって、コケコッコ(個−家族バラバラの物を食べる、欠−朝食の欠食、孤−一人で食べる、好−好きな物だけ)症候群の存在と改善すべき課題が提起されました。

受講生の感想  意見交流会より

  • 今年から開講した食育講座は食の安全が問題となっている今、大変興味深く受講することが出来ました。食材を選ぶ目、環境に優しい素材選び、無駄をださない生活環境、安全な生活で心掛けないといけないこと、など一講座ごとにポイントを変え、幅広くプログラムされていたので楽しく且つ有意義に学ぶことが出来ました。これからも食材選びや衛生面での管理は特に注意し、地産地消もできるだけ心がけ、賢い消費者になりたいと思います。
  • 環境学習に興味があり受講しました。班別学習で皆さんと親しくなれた。問題発見で瀬田川一番丸に乗り、藻が多く蜆漁も減少し、環境の悪化を実感した。次に実験実習では学生時代に返り真剣に試験管と睨みあった。理論学習では滋賀大の実習船に乗船し、疑問の琵琶湖と瀬田川の境界を教わった。最後に北湖の深層水は、無臭で美味しく一先ず安心。 これ以上環境悪化が進まない事を願います。
  • 淡海生涯カレッジの各講座はそれぞれ特色があってどの講座も興味津々、話し合うことで仲間もでき、楽しく受講することができました。中でも高島市針江地区「生水の郷」を訪れるフィールドワークでは、「川端」は単に湧き水を守るだけでなく、地域住民の暮らしに根付いており、自然の恵みとして大切に守られている事に感銘を受けました。今後は、単に環境を守るのではなく、里山など自然と共生について学んで行きたいです。
  • 今回の受講は、私にとってさまざまな角度から環境について考えるきっかけとなった。また、たくさんの方々がそれぞれ自分の立場で環境問題に取り組み実践されていることを知り、身近な環境に目を向け、見つけた課題を解決すべく活動していくことの大切さを感じた。今後は、受講した中で興味・関心をもったことをもとに自分なりに学習したり、実践したりしていきたいと思います。
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