本文へジャンプ

平成22年度 淡海生涯カレッジ 彦根校

掲載日:2011年2月1日

 現在開講中の、平成22年度「淡海生涯カレッジ彦根校」の講座実施レポートをお届けします。

テーマ:「健康な生活を送るために」 〜健康は、快適な暮らしから〜

期間:平成22年6月19日(土) 〜平成22年11月27日(土) 土曜コース  
受講生:28名

(1)問題発見講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 6月19日(土)
9:30〜11:30
開講式
  講演 「笑う門には、健康来たる」
滋賀県立大学
准教授 畑野 相子
第2講 6月26日(土)
9:30〜11:30
仲間つくり・野外炊事
 〜ゲーム・具だくさん味噌汁試食体験〜
荒神山少年自然の家 職員
第3講 7月3日(土)
9:30〜11:30
元気生活をスタートしよう
 〜ひこね元気計画21の活動より〜
彦根市 健康推進課
保健師 瀧口 美津子
第4講 7月10日(土)
9:30〜11:30
自分自身の体を知ろう
 〜あなたの体力年齢は〜
滋賀県立大学
准教授 南 和広 
第5講 7月17日(土)
9:30〜12:30
心の健康
 〜座禅・写経・精進料理体験〜
清凉寺
住職 桂川 道雄

第1講  開講式 講演「笑う門には、健康来たる」 (会場:彦根市民会館)

講義のようす

 「笑い」と「健康」の関係性について、様々な角度から講義を受けました。具体的な研究データをもとに、「笑い」によって、免疫力が高まること、脳やNK細胞の活性化つながることなど、分かりやすく説明いただきました。人間のホムンクルス(人工生命体。 人工的に人間を造る技術のこと。)の話も興味深いものでした。

感想より:健康には、“笑い”が大切であることがよくわかった。前向きに、ポジティブに物事を考えるようにして、健康を維持していきたいと思う。

第2講 ゲーム・具だくさん味噌汁試食体験 (会場:荒神山少年自然の家)

講義のようす

 最初に集会室で簡単なゲームをした後、荒神山少年自然の家で、「具だくさん味噌汁」の野外炊事に挑戦しました。どのグループもチームワークが見事で、おいしい具だくさん味噌汁ができあがりました。どのグループも「うす味」を意識しました。

感想より:私は、「荒神山少年自然の家」は、初めてで素晴らしい施設を体験しただけで値打ちがありました。水滴に洗われるように輝く木々に心が癒されました。

第3講  元気生活をスタートしよう〜ひこね元気計画21の活動より〜 (会場:彦根市民会館)

講義のようす

 「ひこね元気計画21」の様々な活動の話を聞き、「健康」についての考えが深まりました。自分にとって大切なものを考えるワークショップでは、自分を見つめ直す良い機会となりました。受講生は、それぞれ自分の思いや健康観を発表することで、さらに交流が深まりました。当日は、雨が降り、「玄宮園」をめぐるウォーキングが中止となり残念でした。

感想より:今日の学習は、まさに「自己主張」の方法でした。ワークショップでは、ブレーンストーミングを体験しました。

第4講  自分自身の体を知ろう〜あなたの体力年齢は〜 (会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 滋賀県立大学の最新の機器を使わせていただき、「体力測定」に挑戦しました。はたして自分の体力年齢はいくつなのか?受講生のみなさんは、測定結果に一喜一憂しながらも、表情は真剣そのものでした。測定結果をもとに、自分に合った健康法を見つけていくことが、課題です。

感想より:「健康」についてのいろいろな話を伺いながら、楽しく体力測定に参加できました。分析結果が楽しみです。

第5講  心の健康 〜座禅・写経・精進料理体験〜 (会場:清凉寺)

講義のようす

 「心の健康」というテーマで座禅・写経・精進料理体験をしました。「坐すことは、仏に還ること…」お釈迦様のカタチを模することで、自分の中の硬化した部分を休め、今、自分の中にあるものを見つめ直す。まさに、座禅は、自己点検でした。背筋を伸ばし、顎を引き、目は半眼に、手も仏様のように親指同士を合わせ卵を包む形にし、舌は上の前歯の裏の方に付けて、といったスタイルだけは何とか意識しつつも、心を落ち着かせる以前に、覚えることがたくさんありました。最後は、みんなでおいしく精進料理をいただきました。

感想より:静かに自分と向き合えるひとときでした。私のようにワガママな現代人は、絶対こういう豊かな時間を持つべきだと思いました。


(2) 実験・実習講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 7月24日(土)
14:00〜16:00
健康と食品
〜身近な食品を分析してみよう〜
県立彦根工業高等学校
教諭 奥川喜美子 小川利明  奥居聡
第2講 7月31日(土)
14:00〜16:00
自彊術(健康体操)
〜自彊術と呼吸〜
県立彦根工業高等学校
教諭 川ア一彦 健康管理士 川ア香苗
第3講 8月7日(土)
14:00〜16:00
自彊術(健康体操)
〜日本最初の健康体操〜
県立彦根工業高等学校
教諭 川ア一彦 健康管理士 川ア香苗
第4講 8月21日(土)
14:00〜16:00
自彊術(健康体操)
〜全身を動かして心身を調節〜
県立彦根工業高等学校
教諭 川ア一彦 健康管理士 川ア香苗
第5講 8月21日(土)
14:00〜16:00
自彊術(健康体操)
〜自分の健康は自分で守る〜
県立彦根工業高等学校
教諭 川ア一彦 健康管理士 川ア香苗

第1講  健康と食品〜身近な食品を分析してみよう〜(会場:彦根工業高等学校)

講義のようす

 「健康と食品」というテーマのもと食酢とアンモニアによる着色料の検出実験とペーパークロマトグラフィーによる合成着色料の検出実験を行いました。身近な食品を用いた実験で、結果が目に見えて分かりやすいものでした。もし、「食品添加物」がなくなったら!?ケーキ・お菓子・アイスクリーム・お豆腐・ソーセージ・・・等が食べられなくなるかも?健康を保つためには、普段から「食品添加物」に気を配ることが大事である一方で、食糧資源の無駄をなくし、有効に食べるためには、「食品添加物」は、なくてはならないものであることも分かりました。

感想より:私達は、生きていく限り食品添加物のない食品だけでは生きていけない。おいしいもの、好きなものといって同じ食品を口にしていると体に害を招く。食品添加物は、体に悪いものではないが、私達が、賢い消費者にならなければ・・・。

第2講 自彊術(健康体操)(会場:彦根工業高等学校)

講義のようす

 自彊術の基本的な動きの中で、「呼吸」を意識した動きを学びました。息を吸うと酸素が体内に入り、すぐにエネルギーにかわって、それが炭酸ガスになります。呼吸一筋の緊張・弛緩は、血液の酸塩基平衡、自律神経のバランスに密接な関連を持ち、それらがお互いに生体の調節に重大な影響を与えているということです。自彊術においては、技術よりも一番大事なのは、「呼吸法」です。エアコンの効いた快適な部屋で、気持ちよく体を動かしました。

感想より: この年になるまで「自彊」という言葉の読み方すら知りませんでした。「自彊=自強=(自分で自分の身体の健康に努めること)」まさに体に良さそうな体操でした。

第3講  自彊術(健康体操)(会場:彦根工業高等学校)

講義のようす

 自彊術の新たな動きを学ぶと共に、「自彊術」と「筋肉」との関わりについて学習しました。筋肉を必要に応じて十分に発揮させるためには、日頃から定期的に体を動かすことが重要であること。また、常に筋肉を使っていないといざという時に使えないだけでなく、機能は退化していくということです。人間は、意欲を持って何かをしようとすること、そして、心(脳)と体の両方を適度に使うことが大切なことを再認識しました。

感想より:人間には、約240の可動関節があり、自彊術の31動作を一通り行うと全身の関節が延べ1万数千回動き、筋肉を約10万回動かすことになるそうです。日頃使わない筋肉をたくさん動かしました。

第4講  自彊術(健康体操)(会場:彦根工業高等学校)

講義のようす

 「自彊術」全31動の基本的な動き方を学びました。また、「自彊術」と「体温」の関わりについても学習しました。私達の健康にとって体温は重要な意味を持っています。自彊術をした後は、体温が平均で1℃上がり、1℃体温があがると免疫力は5倍になるそうです。日頃から体を動かすことで、基礎代謝を上げていくことが大切なことも学習しました。

感想より:「自彊術」の講習を受けた夕方から数日間は、体が軽く、頭もスッキリして、普段痛い体の部位もなく、意欲的に行動できました。この「自彊術」に出会ったこと、そして指導してくださった先生方に感謝します。

第5講  自彊術(健康体操)(会場:彦根工業高等学校)

講義のようす

 「自彊術」の特徴と効果について、再認識しました。短時間で素早く、系統的に全身的な調整が行われるのが、「自彊術」の最大の特徴です。そのためには、31種類の動作を順序よく行うことが大切です。また、すべての運動は連結していて、どこか局所が悪くても全身を上手に動かして治すことができるのが「自彊術」でもあります。最後は、学習のまとめとして2つのグループに分かれて、お互いに体操を発表しました。

感想より:普段から筋トレ、ストレッチを我流ながらほぼ毎日行っていますが、「自彊術」は、普段使っていない部位、関節を活性化させる体操であることを実感しました。今後は、時間を見つけて続けてみたいと思っています。


(3)理論学習講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 9月4日(土)
9:30〜11:30
運動と健康
〜運動から健康的な生活を見直す〜
講師 滋賀県立大学
教授 寄本 明
第2講 9月25日(土)
9:30〜11:30
寝たきりにならないために
〜骨密度と栄養〜
講師 滋賀県立大学
准教授  岡本 秀己
第3講 10月2日(土)
9:30〜11:30
健康な生活をおくるために
〜自分の足に関心を持ちましょう〜
講師 滋賀県立大学
教授  北村 隆子
第4講 10月16日(土)
9:30〜11:30
脳いきいき音楽療法 講師 滋賀県立大学
准教授  横井 和美
第5講 10月23日(土)
9:30〜11:30
お手軽フィットネス
〜みんなで楽しくリフレッシュ〜
講師 市民体育センター
健康運動指導士  前川 麻紀
第6講 11月6日(土)
9:30〜11:30
家族と健康 講師 滋賀県立大学
准教授  古株 ひろみ
第7講 11月20日(土)
9:30〜11:30
心の健康
〜人付き合いを考える〜
講師 滋賀県立大学
教授  松本 行弘
第8講 11月27日(土)
10:30〜12:30
閉講式
〜学習発表会・まとめ〜
講師 滋賀県立大学
准教授  畑野 相子

第1講  運動と健康〜運動から健康的な生活を見直す〜(会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 「運動と健康」のテーマのもと、なぜ、ウォーキング(歩行運動)が、健康にとって良いのかを理論的に学習しました。ウォーキングの速さについては、全身持久力の50%の強度が大事で、この強さだと脂肪が一番効率よく燃やされ、疲れも残らないということです。ウォーキングは、1回20分以上、1週間に3〜4日以上が目標です。50%の強度は、脈拍で知ることができ、自分に合ったスピードで歩くウォーキングの大切さについても学びました。
  全身持久力の50%の強度は、言い替えると『さっさ歩き』だそうです。講義後は、実際にポールウォーキングも体験させていただきました。

感想より:ウォーキングは、日頃から実践していますが、先生から本格的な理論を伺ってますます「やる気」がでました。無理をせずに、自分に合った方法で今後も続けていこうと思います。

第2講  寝たきりにならないために〜骨密度と栄養〜(会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 「骨」を大きなテーマとして、「骨」にとって必要な栄養や運動について、総合的に学習しました。「骨」は、常に新しく生まれ変わっていて、3年から5年で全く入れかわるという事実には驚きました。カルシウムなど「骨」にとって必要な栄養は摂るだけでは、排出されてしまうので同時に運動が重要であることも学びました。QOL(Quality of Life)生活の質を高めること。人間らしい生活を送り、いかに「幸福」を見いだすか?「骨」に学習することで改めて考えることができました。
 講義の後半では、全員が骨密度を測定し、体力測定同様に、若年比較や同年比較を行いました。

感想より:幸か不幸かカルシウムの多い牛乳・チーズ・ヨーグルト・木綿豆腐・ししゃも等に加えて、他の栄養満点の大豆、アジ・サンマ・ニシン、ほうれん草、納豆と私の大好物ばかり。それらが今日まで、私の体を作ってきてくれたのだと感謝しつつ、今後も食生活に気をつけたいと思いました。

第3講  健康な生活を送るために〜自分の足に関心を持ちましょう〜(会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 人間は、約350万年前に二足歩行を始めたということです。「歩くこと」による健康の効果は絶大で、脳を活性化するだけでなく、骨粗鬆症の予防にもつながるということです。驚いたのは、片足は、なんと26個の骨で構成されているということです。(両足の骨の数は、全身の1/4をしめる。)それだけ、人間の体にとって、足が重要であること示していると思います。
 元気に歩けるための「足指体操」等も教わりましたので、日頃から自分の足をいたわり、もっと関心を持つべきだということを再認識しました。

感想より:日頃、自分の足というものをじっくりと見たことがなく、久しぶりにじっくりと観察しました。足は、歩くために最も大切な部位であるから、骨もたくさんあり複雑な構造をしているのだと思いました。自分の足にもっと関心を持っていきたいです。

第4講  脳いきいき音楽療法(会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 「音楽療法」とは、心身の健康維持、回復、増進などといった治療目的を遂行するために音楽を用いることを言い、治療的環境の中で音楽療法士の指示でなされることにより、望ましい行動の変容をもたらすような音楽の計画的な応用行為だそうです。ショックなことですが、人間の脳の神経細胞は、1秒に1個死んでいくそうです。ただ、脳の神経細胞は再生することはできませんが、脳細胞のつなぎ目の役割を果たすニューロンネットワークは、促進できるそうです。
 人間は、音や音楽を脳でキャッチしていて、脳科学の視点から、音楽は認知症予防に絶大な効果があるということです。後半は、実際に音楽療法士さんの指導の下、「音楽療法」を実際に体験し、心地よい感覚の中で、脳が刺激されました。

感想より:「音楽療法」を初めて体験し、こんなに楽しいものがあるのかと思いました。心身ともにリラックスできたと思います。あっという間の2時間でした。

第5講  お手軽フィットネス〜みんなで楽しくリフレッシュ〜(会場:南地区公民館)

講義のようす

 理論学習講座の合間のリフレッシュ! 健康運動指導士の前川先生の指導の下、時間を忘れて、楽しく体を動かすことができました。前半は、軽快な音楽に合わせて、「ボール」を使って体を動かしました。後半は、受講生同士ペアを組んだり、輪になったりしながら、楽しく体を動かしました。
 最後は、タオルを使ったゆっくりとした体操でリラックスしながら、体をクールダウンさせました。心も体もリフレッシュされました。

感想より:運動することにより、体があたたかくなり、気分が明るくなりました。もっと動きたい気分になり、体が軽くなったようです。笑顔で楽しく終えられたことに意味がありました。

第6講  家族と健康(会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 『家族と健康』をテーマに、様々な角度から家族について学習しました。家族の持つ機能が、日本と欧米では違うことを日本と世界各国を比較したデータから学びました。日本の家族のあり方も、時代や生活様式の変化と共に変わってきていること。戦後、家制度の廃止とともに、直系家族制から夫婦家族制に、そして、家督相続を基盤とした3世代世帯の伝統的な家族から、夫婦単位の核家族へ変化してきているということです。
 一人ひとりの健康を考えたとき、基本となるものは「家族」であり、家族のセルフケア機能 、家族成因が持てる力を最大限に発揮し、協力して家族内部に生じた健康課題を解決することが、大切であると感じました。「昔」と「今」の変化を考えるグル−プ討議も大変盛り上がりました。

感想より:家族のあり方が、昔と比べてずいぶん変化してきているということを実感しました。後半は、グループ討議をして、受講生のみなさんのいろいろな考えが聞けたのがよかったです。

第7講  心の健康〜人付き合いを考える〜(会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 「心の健康」というテーマのもと、専門的な話を数多く伺いました。講師の先生は、臨床心理の専門家であり、特に深層心理の分野で興味深い話が聞けました。人間の心には、光と影の2つの側面を持っているということです。また、私達が、人と関係を持つとき、「心を開く」ということは、どのようなことか考えました。様々な“心”の話を伺う中で、人付き合いのヒントを数多くいただきました。

感想より:正と負の自分を知るということ。そして、自分の考えと人の考えは違うという認識のもと、心にゆとりを持つことを心がけたいと思いました。

第8講  閉講式 ・学習発表会(会場:滋賀県立大学・交流センター)

講義のようす

 約6ヶ月間、合計18回ににわたり熱心に学ばれた受講生のみなさんに敬意を表します。受講生一人一人から、カレッジでの学習のまとめを発表していただきました。また、受講生を代表して、皆出席の岩アさんに修了証書を受け取っていただきました。閉講式後の茶話会では、受講生同士話が盛り上がりました。

感想より:この半年間で新しい出会いがあり、楽しく学習させていただきありがとうございました。カレッジで学んだことが、私の“心の栄養”になったと思います。最後になりましたが、講師の先生、スタッフの皆様ありがとうございました。


△ ページのトップへ