平成22年度「淡海生涯カレッジ大津校」の講座実施レポートをお届けします。
【平日コース】
期間:平成22年6月19日(土) 〜平成23年1月29日(土)
受講生:23名
| 講座 | 日時 | テーマ | 講師 |
|---|---|---|---|
| 第1講 | 6月19日(土) 9:00〜12:30 |
開講式 びわ湖のほとりで学び・・・そして行動へ |
第1回(平成8年度)淡海生涯 カレッジ大津校修了生 前川 美和子 |
| 第2講 | 6月28日(月) 10:00〜12:00 |
土を耕すことは心を耕すこと 〜ソラノネから忘れかけた暮らしへの提案 |
BlueberryFields 紀伊國屋オーナー 岩田 康子 |
| 第3講 | 7月7日(水) 10:00〜12:00 |
ゆばふじ流☆県産農水産物魅力UPへの挑戦 (調理実習「カレッジオリジナルのレシピ集」) |
ゆば・とうふ工房 「ゆばふじ」店主 深田 麗奈 |
| 第4講 | 7月15日(木) 10:00〜12:00 |
子ども達に残してあげたい里山―牟礼山との共生術 ※伐採竹による芸術作品の披露 ※牟礼山の[竹炭焼き釜]見学 |
牟礼山森林クラブ |
| 第5講 | 7月22日(木) 10:00〜12:00 |
五感を意識しよう 〜環境レイカーズが創造する環境教育 ※私の思いをカタチにしよう(ワークショップ) |
環境レイカーズ 代表 島川 武治 |
※第1講は平日コース・土曜コース合同
[開講式]
1 あいさつ
2 実施機関の紹介
3 受講生代表のことば
4 オリエンテーション
5 受講の諸注意
淡海生涯カレッジで学んだことを生活の中で実践していく体験談を通して、環境学習の大切さ、その学びを活かし、社会に役立つ喜びについて講演。
出会いを大切に、そして1つ1つの課題に対し誠実に取り組み、着実に活動範囲を広げ、まさに草の根活動のお手本のような方でした。
ブルーベリージャムとハーブティーを味わいながら講師とおしゃべり中。会場の一角にて、ブルーベリーの試食と自家製ハーブティーの試飲コーナーを設け、講師の岩田氏を囲みながらの大変和やかなムードで講話がスタートしました。
「幸せの感覚は自然の恵みから…」
ブルーベリーを育てるにあたっては土や水を汚したくない思いから無農薬栽培。また、ジャム作りについても水は一切使用せず、果実と砂糖のみというこだわり。
その熱意とこだわりゆえ、試行錯誤の大変な苦労も多いが、食の安全性や品質を追求する姿勢は譲れないという。
「ゼロになり、生きる力を与えられた」
農場とレストラン経営が順調になった頃、家屋を焼失。絶望感に見舞われるが、ゼロからのスタートを受け入れることで、経営者として本格始動。たくさんの人との出会いから得た言葉を自らの原動力にされている、
そのパワーの源には、「本当の豊かさとは」を求めて止まない熱い思いがある。食・農・環境が連動していることを知り、決して妥協しない生き方。後世の子ども達には本当の豊かさを伝えていきたい。
地産地消の様々な取り組みを紹介。
講師の気さくな明るい人柄が伝わり、アットホームな雰囲気で進行。滋賀県産の食の魅力向上をテーマにした【おいしが うれしが】キャンペーンにも賛同されているゆばふじの深田氏が、その行動力と人脈を生かした様々な活動例を紹介。後半の調理実習では、深田氏が吟味を重ねて発案された〔カレッジオリジナルレシピ〕に基づき、地域特産物の魅力を受講生全員で味わいました。
「農業者と直接対話をする気持ちを大切に…」
地域特産物を大切に育てられている農業者の方と直接話し、その素材の魅力を探求されている。まだ知られていない農水産物と自社商品とのコラボというテーマを中心に、子ども達の食育活動にも大変熱心に取り組んでいる様子を発表されました。
「やっぱり地のもんがいい、とたくさんの人に言ってもらいたい!」
深田氏から、食の安全性やこだわりについて様々な話を聞きながら、受講生は楽しく調理実習に取り組みました。地産地消を味わいながら、笑顔で会話も弾みました。
牟礼山森林クラブの活動事例を、豊富な映像で紹介。会場での竹細工ギャラリーは、ひときわ受講生の目を引いた。牟礼山という貴重な森林資源は、竹の無秩序な繁殖という問題を抱えていました。そこで、「子ども達に、安全で楽しく遊べる里山を残してあげたい」という共通の思いを掲げ、平成18年に21人の世話役が【牟礼山森林クラブ】を結成。様々な課題に向き合いながら会員相互でアイディアを出し合い、青山の街づくりにも貢献しています。
「山での作業は大変だが、会員同志が楽しみながら…」
様々な活動の背景には、地域の世代間交流や、子ども達の体験活動を支援するというテーマが実現している。そういう事実こそ、会員の生きがいにもなっている。
「里山は、人が適度に手を入れることで人と共存でき、従来の良さを維持していく」
講座後半では、牟礼山森林クラブ会員の誘導のもと、館外へ出て実際に牟礼山を散策。竹炭焼き釜見学の際には、その仕組みや大変さについて質問しました。
環境レイカーズが目指す環境教育について数々の事例を紹介。 五感を使わなくても事足りる時代(パソコン・携帯など)。だからこそ、環境レイカーズは、幼少時代からの体験プログラム(野外・室内・親子協同など)の重要性を追求し、様々なネットワークを利用した取り組みに力を入れている。レイカーズとは英語の「laker=湖畔の住人」という意味。環境にこだわった地域づくりを行う集団です。
「五感を意識した行動へ繋げていくこと」
様々な体験活動(環境学習一般)の基本は、look(見る)→think(考える)→grow(成長する)→next do(もう一度やる)という循環である。
沸いてきた思いをカタチにすると、大切なものが何なのかが見えてくるこの夏の思い出にも…。 「思いをカタチにしよう〜自分自身のキーワードと対面し、次への活力にしよう!」
問題発見講座の最終講にあたり、振り返りの時間を設定。班別に、それぞれの思いを短冊に書きとめ、模造紙に掲示。また、今回の講座を通じて一番印象に残った思いを色紙に毛筆で書き、その周りを色とりどりの和紙でアレンジするという作品を作成しました。
| 講座 | 日時 | テーマ | 講師 |
|---|---|---|---|
| 第1講 | 7月28日(水) 10:00〜12:00 |
人々の暮らしと琵琶湖の変化 〜漁師からみた琵琶湖のいま・むかし ※しじみ採り体験と講義 |
元湖南漁業組合長 田中 政之 |
| 第2講 | 8月5日(木) 10:00〜12:00 |
琵琶湖の現状を知る 〜琵琶湖にすむプランクトンの調査・観察から |
滋賀県立水環境科学館 館長 中川 芳一 他スタッフ |
| 第3講 | 8月26日(木) 10:00〜15:00 |
琵琶湖とヨシとのつながりを知る 〜ヨシと人との暮らしについて学ぶ〜 ※ヨシ博物館見学と西の湖現地学習 |
ヨシ博物館館長 西川 嘉広 東近江水環境自治協議会琵琶湖 お魚探検隊代表 丹波 善徳 |
| 第4講 | 9月3日(金) 10:00〜15:30 |
大津市のごみ処理の現場を知る ※ 北部クリーンセンターの施設見学と 大田廃棄物最終処分場での刈草剪定枝等 堆肥化実施事業の取り組み見学 |
北部クリーンセンター 次長 大道 進 廃棄物減量推進課 主査 江口 辰之、塚本 達郎 |
| 第5講 | 9月16日(木) 10:00〜12:20 |
伝統食の調理実習 〜地産地消のすすめ〜 | 管理栄養士 千田 素子 |


□琵琶湖でのしじみ採り体験
湖南漁業組合、瀬田町漁業組合の方に船に乗せていただき、膳所城跡公園横の船着場から琵琶湖へ出発。近江大橋の下や瀬田のロイヤルオーク近くまで船を走らせ、組合の方の指導のもと、手作りの道具をお借りし、しじみ採りを体験した。
□漁師からみた琵琶湖の変化についての講義
琵琶湖の水質悪化の要因で見落とされているものに、生水(しょうず)(湧き水)や、まこも、がまの減少がある。まこもはヨシのそばに生えているヨシより密度の濃い草で、孵化したばかりの魚を外敵から守ってくれる。
水の流れを良くするため、県の予算で漁業組合が藻刈りを行っている。
琵琶湖の生物について、ブラックバスなどの外来魚が増加したり、びわこしろかげろうがユスリカに変わったり、藻も外来性のものが繁茂している。
外来魚は1キロ300円で県が買い取るが、腐りやすいので、県漁連に持っていく間に腐ってしまう。
最近の漁業については矢橋人工島以北は獲れるが、以南は獲れないので、細々としているのが現状。それでも夏は手長えび、しじみ採り、12月1日から鮒寿司用のふなが解禁になる。ふなが終わると、はえなわ漁(うなぎ)になる。


まず、琵琶湖の水質やプランクトンの種類について映像により説明を受けました。プランクトンは自力で泳ぐことが泳ぐことができず、泳ぐことができても力が弱く、水の流れに逆らうことができません。同じ場所の水質でも、周りの環境や影響により、プランクトンの種類が変わります。
魚などと同様に琵琶湖に生息するプランクトンの固有種(ビワコクンショウモ、スズキケイソウ、ビワツボカムリなど)も減少している。固有種はしじみやニゴロブナのえさになります。
その後、琵琶湖でプランクトン採取器を使って琵琶湖の水を採取。採取器は3〜4万円の価格であると聞いて驚きました。
体験学習室に戻り、スタッフの方から顕微鏡の使い方を習い、各自顕微鏡でプランクトンの観察を行った。ミジンコやケイソウなどが多く見られました。


午前中は、ヨシ博物館の一部である作業場にて館長の西川嘉広氏より、琵琶湖とヨシと人との暮らしについて講義を受けました。
かつて内湖は37あったが、戦争で米や麦など食料を育てる必要があったため、大中の湖など多くが干拓され、西の湖は現存する内湖で最大となりました。
「豊葦原の瑞穂の国」が日本国の美称であったように、日本のいたるところにヨシ原があり、かつてヨシはすだれや屋根葺きなど人のくらしと長く深く関わっていました。ヨシ原は個人所有地であり、ヨシ刈りなど所有者の仕事になり経費がかさみます。さらに生活様式の変化により、ヨシの需要が減ったため、維持管理をしない人が出てきています。ヨシ刈り、ヨシ焼きをしないと地下茎が伸びないので育ちが悪くなります。ヨシ原は、水質浄化や魚や水生昆虫など生態系の保全に役立ちます。
午後からは、東近江水環境自治協議会お魚探検隊代表の丹波氏の誘導で、円山町内を現地学習した。ヨシ葺き屋根の民家や内湖を生かした暮らしあとや町並みや飛び地など見学しました。


午前中は、大津市伊香立にある北部クリーンセンターにて大道次長より、施設概要説明を受け、その後施設内の見学を行いました。北部クリーンセンターは大津市北部地域の家庭および事業所から出る「燃やせるごみ」を焼却、「大型ごみ」「かん」「びん」「ペットボトル」「燃やせないごみ」の処理および資源化、大津市域から出る「プラスチック容器」の処理および資源化を行っている。周辺に環境悪化の影響がないように薬品利用、温度管理により有害物質を逓減し、排ガスも24時間管理を行うなど、環境基準より厳しい基準で運転しており、22年間事故はありません。プラスチック容器資源化施設では圧縮作業をし、福井県の業者が引き取り、物流パレットになります。汚れが残っていると品質が下がるので市民の協力が不可欠です。
午後からは、大田廃棄物最終処分場にて廃棄物減量推進課の江口主査より「刈草剪定枝等堆肥化実施事業」の概要と大津市のごみ処理実績について説明を受けました。この堆肥化事業は平成13年4月の廃棄物の野天焼却が禁止され、市の焼却施設への搬入が急増したことなどを受けて、大津市内の道路や公園等の公共施設の維持管理で生じる刈草や剪定枝を資材として、堆肥化実験を実施しています。生成される堆肥成分は、バーク堆肥品質基準と比べ大差はないが、屋外で生成しているので必ずしも安定しません。生成堆肥は市内3箇所と大田実験施設にて市民に無料配布しています。事業用ごみなので法律により本来は事業者が適正処理する義務があります。施設を建設するとなると建設費、維持費など多額の費用がかかり。焼却する方が安いなど今後の課題は多いです。


メニュー:しじみごはん、小鮎のてんぷら、丁字麩の辛子酢味噌和え、具だくさんの味噌汁、赤こんにゃく煮、丁稚ようかん
滋賀の伝統食の中から、しじみとり体験の講座でお世話になった田中氏に、琵琶湖で採っていただいたしじみを使った、「しじみご飯」、南郷水産センターで購入した小鮎で「小鮎のてんぷら」、湖東地方では昔から仏事に欠かせない「丁字麩の辛子酢味噌和え」、「具だくさんの味噌汁」、近江八幡の「赤こんにゃく煮」、竹の皮に包んで蒸した「丁稚ようかん」を調理実習しました。
いずれも滋賀の特産物や旬の食材を使い調理しました。伝統食というと馴染みの少ない料理ですが、決して難しい料理ではなく、家庭でも手軽にできるものでした。
【土曜コース】
期間:平成22年6月19日(土) 〜平成23年1月29日(土)
受講生:22名
| 講座 | 日時 | テーマ | 講師 |
|---|---|---|---|
| 第1講 | 6月19日(土) 9:00〜12:30 |
開講式 びわ湖のほとりで学び ・・・そして行動へ |
第1回(平成8年度)淡海生涯 カレッジ大津校修了生 前川 美和子 |
| 第2講 | 7月4日(土) 13:30〜15:30 |
本当はどうなっている? 地球温暖化問題 |
NPO法人 気候ネットワーク事務局長 田浦 健朗 |
| 第3講 | 7月11日(土) 13:30〜15:30 |
パネルディスカッション 地域ぐるみでエコライフデー 〜仰木の里学区の取り組み〜 |
仰木の里学区自治連合会長 松村 勝 おおつ環境フォーラム 池内 みさ子 大津市環境政策課 小田 将勝 |
| 第4講 | 7月17日(土) 9:00〜18:00 |
環境にやさしい新エネルギー ※現地見学と講義 |
関西電力株式会社 日高港新エネルギーパーク職員 |
| 第5講 | 7月24日(土) 13:30〜15:30 |
温暖化をとめる快適生活 | 有限会社 ひのでやエコライフ研究所 鈴木 靖文 |
平日コースと合同
土曜コースの問題発見講座では「環境問題」の中でも、地球温暖化問題にテーマを絞って4回の講座としました。まず、一回目の講座は、基礎編。講師は、全国的にも有名な気候ネットワークの田浦事務局長で、参加者らは氏の講演に熱心に耳を傾けました。
「地球温暖化の現状」では、世界の気温上昇の実態や温暖化のメカニズム、「進む外国の対策」では、環境先進国の取り組み、また「国内対策の現状と課題」や「家庭の排出実態と対策」でも巧みな話術で分かりやすく語っていただきました。
地域におけるエコライフの気運を高めることを目指し、「まずは1日、地域ぐるみで環境にやさしい生活を行なおう」をスローガンに学区一斉に具体的な環境行動メニューに取り組んだ仰木の里学区の事例を紹介し、その意義や成果を学びました。大津市環境政策課の小田氏からは、エコライフデー実施を呼びかけた経過などを、当日のチェックシートの分析等を担当した「おおつ環境フォーラム」の池内氏からは、その分析結果や成果などを、また、松村自治連合会長からは、エコ意識の高い仰木の里学区住民の気質や町の様子などを紹介していただきました。
陽光発電や風力発電。「環境にやさしい」新エネルギーが話題となっています。そこで、地球温暖化防止の決め手となる次世代エネルギーの複合施設「関電EEパーク」を見学しました。公園施設には新エネルギーの発電システムやソーラーカー体験が可能なサーキットも設置されていて、子供用ソーラーカーに挑戦する参加者の姿も見られました。
「関電EEパーク」は、和歌山県御坊市に所在することから、片道3時間以上かかりますが、その時間を利用して、関西電力の職員さんから往路は、パネルを使っての講義が、復路は、関電Q&Aの学習などあり、時間を有効に利用することができました。
地球温暖化をテーマとした最後の講座は、「温暖化をとめる快適生活」と題して、環境コンサルタント会社の社長さんから講義を受けました。全国各地で講演活動を行なっている鈴木氏は、たいへん話が上手で、約2時間の講演も参加者らは興味深々で聞き惚れました。環境に配慮した生活の知恵をいろいろ教わり、結論は、汗を流して日常の生活態度を改めるのではなく、たえず、エコ意識を持って行動することが肝要だということです。例えば、家電製品の買い替えの時などは、環境にやさしい商品に買い換えることだけで環境負荷がかなり軽減されるということです。
| 講座 | 日時 | テーマ | 講師 |
|---|---|---|---|
| 第1講 | 7月31日(土) 9:00〜11:00 |
自然素材と親しむ <かなばアート> | 北大津高等学校 山田 俊行 阪本 寿美恵 |
| 第2講 | 8月7日(土) 13:30〜16:00 |
プランクトンとベントス観察 | 北大津高等学校 中川 聖良 河原 真 |
| 第3講 | 8月21日(土) 13:30〜16:00 |
琵琶湖と親しむ <カヌー体験&しじみとり体験> |
北大津高等学校 辻 和美 |
| 第4講 | 8月28日(土) 9:00〜11:00 |
身近なものでリサイクル <折って即使える実用折り紙> |
北大津高等学校教諭 太田 由香理 加藤 秋子 |
| 第5講 | 9月11日(土) 13:30〜16:30 |
自然エネルギーによる発電 <風力・水力・太陽光発電> |
ニューパワー有限会社 岡田 弘 |
かなばというのは日本の杉の間伐材を薄くスライスしたもので、それを一辺15cmぐらいの四辺形に編んでいくことから実習は始まりました。30分ぐらいで編みあがると、次に6つの俳句の中から、自分の気に入ったものを色紙に筆で書く練習をしました。色紙が完成するとそれをかなばにボンドで貼り付けてから、最後に大小さまざまな形の貝殻をもうひとつの面に貼り付けていき、かなばアートの完成となりました。貝殻の配列にみなさんそれぞれの個性が発揮されました。
受講生の皆さんには、まず生物室に入っていただき、日程とプランクトンネットの使用法を説明しました。その後バスに乗り込み、雄琴港へ移動しました。雄琴港ではプランクトンネットを使って、プランクトンの採集とスポイドを使って、ベントスの採集を行いました。学校に戻ってから、顕微鏡でプランクトンとベントスの観察を行いました。図鑑を見ながら、名前を確認。受講生の中には珍しいプランクトンを見つけた方もいました。
今回の講座は、琵琶湖でのカヌー体験としじみとり体験でした。まずは陸上でパドルの持ち方から始まりました。次にカヌーに乗って実際に水をかく練習や転覆しそうになったときに水面をたたく練習。そしていよいよ岸から離れて、
自分の力でカヌーを扱う練習となった。みなさんすぐにカヌーに慣れて、楽しまれていました。
カヌーに乗らない方は、瀬田町漁業協同組合の吉田 守さんの琵琶湖の環境についての講義を受けることから始まりました。
後半は皆さんしじみとりを体験。しじみの漁獲量は減っているとはいえ、短時間で結構たくさん取れて、皆さんで分けて、持ち帰られました。
古はがき、広告、雑誌、カレンダー、ポスター等を使って、鍋敷きを作るという実習でした。まずは基本となる形をたくさん作って、それらを円形になるように、組み合わせていきました。色の取り合わせは受講生のみなさんのセンスが生かされるところです。座布団のようなもっと大きな作品に挑戦する人や応用編として、もうひとつ別の折り方に取りかかる人もいて、最終的には受講生のみなさんがそれぞれカラフルな鍋敷きを完成させました。
携帯型の風力・水力・太陽光発電機を開発されているニューパワーの岡田さんをお招きしての講義と実習でした。岡田さんの山の上で無線をするために、風力発電機を担いで上がり、遊ぶときには、自然エネルギーを使うという話には、いろいろ考えさせられました。またモンゴルの大草原を電動自転車のバッテリーを風力発電機で充電しながら、走破した人の話にも、とても興味を持ちました。温暖化がだんだんと現実となってくるかもしれないこれからの時代には、岡田さんのような考え方がますます重要になってくるように思いました。
| 講座 | 日時 | テーマ | 講師 |
|---|---|---|---|
| 第1講 | 10月2日(土) 13:30〜15:30 |
びわ湖の湖流と物質循環 (グループ学習について) |
滋賀大学教授 遠藤修一 氏 |
| 第2講 | 10月9日(土) 13:30〜15:30 |
滋賀の食・アジアの食 | 滋賀大学教授 堀越昌子 氏 |
| 第3講 | 10月 30日(土) 13:30〜15:30 |
滋賀の風土から減災を学ぶ | 滋賀大学教授 山崎古都子 氏 |
| 第4講 | 11月 6日(土) 13:30〜15:30 |
農業と環境 | 滋賀大学教授 木島温夫 氏 |
| 第5講 | 11月 13日(土) 13:30〜15:30 |
学ぶこと、生かすこと | 滋賀大学准教授 神部純一 氏 |
| 第6講 | 11月 27日(土) 13:30〜15:30 |
びわ湖はいくらか −環境の価値とその経済的評価 |
滋賀大学准教授 田中勝也 氏 |
| 第7講 | 12月 4日(土) 13:30〜15:30 |
環境問題と環境教育 | 滋賀大学教授 川嶋宗継 氏 |
| 第8講 | 12月 11日(土) 13:30〜15:30 |
環境保全的な農業と農村の資源管理 | 滋賀大学准教授 藤栄 剛 氏 |
| 第9講 | 12月 18日(土) 13:30〜15:30 |
環境教育・環境学習って何だろう | 滋賀大学准教授 市川智史 氏 |
| 第10講 | 1月 29日(土) 13:30〜15:30 |
グループ学習発表会 | 講師全員 |
◎会場:滋賀大学教育学部 (水曜2講 琵琶湖学特論)
| 講座 | 日 | 時間 | テーマ | 講師 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 10月 6日(水) | 10:30〜12:00 | びわ湖の水理や気象を中心とした自然環境について詳しく学ぶとともに、びわ湖の持つさまざまな価値について議論したい。 主な内容は、<1>びわ湖における水循環、<2>びわ湖および周辺の気象特性、<3>近年におけるびわ湖の変化、<4>びわ湖の価値 |
滋賀大学
教授 遠藤修一 氏 |
| 2 | 10月13日(水) | |||
| 3 | 10月20日(水) | |||
| 4 | 10月27日(水) | |||
| 5 | 11月10日(水) | |||
| 6 | 11月17日(水) | びわ湖の育む生き物を中心に、環境と生物のかかわり合いについて考えていく。主なトピックは、<1>びわ湖に生息する様々な生物、<2>びわ湖における生物の生産構造、<3>びわ湖から考える生物多様性、<4>びわ湖における環境保全 | 滋賀大学准教授 石川俊之 氏 |
|
| 7 | 11月24日(水) | |||
| 8 | 12月 1日(水) | |||
| 9 | 12月8日(水) | |||
| 10 | 12月 15日(水) | びわ湖に生息する淡水魚介類の特徴とびわ湖漁業の特徴を探る。びわ湖の辺りで展開される暮らしの特徴、びわ湖の魚介類の利用法や湖魚料理の特徴を探る。また、アジアの食と水との関わり合いの深さを事例を見ながら検証していく。 | 滋賀大学教授 堀越昌子 氏 |
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| 11 | 12月22日(水) | |||
| 12 | 1月5日(水) | |||
| 13 | 1月 12日(水) | |||
| 14 | 1月19日(水) |
【講座内容】
平成22年度の「理論学習講座」のまとめとして「グループ学習発表会」が開催されました。今年度は、4つのグループから発表があり、各グループとも、それぞれの学びの成果を生かす発表の場となりました。グループ発表ののち、質疑・討論の場が設けられ、積極的な意見交換が行われ充実した最終講となりました。
【グループ発表のテーマ】
1.滋賀の風土と伝統を守るためには ―伝統行事「オコナイ」から学ぶ―
長く続く伝統行事「オコナイ」を通じて、そこから見える人と人、人と地域、人と自然の関わりを考察し、「オコナイ」が持つ意味とその伝統を守るための方策について発表。余呉町上丹生(かみにゅう)での「オコナイ」の様子の紹介。
2.ゴミ減量とリサイクル
地元自治体への情報収集、実験実習講座での現地見学を踏まえ、ゴミ処理の現状や収集状況、またゴミの内訳を調査・分析し、そこから見えた問題点や課題からゴミ低減への提案について発表。
3.「アオバナ」から学ぶ
理論学習講座の「農業と環境」「びわ湖はいくらか」での受講をきっかけに、アオバナが持つ過去・現在・将来について学習し、身近な環境を守るために何が必要か、アオバナの価値を考察することで見えてきたことを発表。
4.食について考える
今なぜ「食育」が重要なのか。地産地消の観点から「ファーマーズ・マーケットおうみんち」での現地見学を踏まえ、食を通してのさまざまな課題を発表。


