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平成23年度 淡海生涯カレッジ 草津校

掲載日:2012年2月29日

平成23年度「淡海生涯カレッジ草津校」の講座実施レポートをお届けします。

テーマ:「環境文化の創造」 〜ひとりではじめ、みんなで進める環境づくり〜

期間:平成23年6月18日(土) 〜平成24年1月28日(土) 土曜コース

(1)問題発見講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 6月18日(土)
13:30〜16:00
開講式 オリエンテーション
〜仲間づくりのために〜
滋賀県教育委員会事務局
生涯学習課 川添 義夫
第2講 6月25日(土)
10:00〜12:00
自然観察会 栗東自然観察の森
観察指導員 清水 正
第3講 7月2日(土)
10:00〜12:00
人とびわ湖に優しい暮らし
〜せっけんづくりを通して〜
天然自然社 seisui
代表 杉江 香代子
第4講 7月16日(土)
10:00〜12:00
環境こだわり農業について 滋賀県大津・南部農業農村振興事務所
農産普及課  上田 和幸
第5講 7月23日(土)
13:00〜15:30
企業と生きものの共生を目指して 滋賀経済同友会 「湖南いきもの応援団」

第1講  オリエンテーション〜仲間づくりのために〜(会場:草津市役所8階大会議室)

講義のようす 講義のようす

 7か月間、ともに学習する受講生同士の仲間づくりのきっかけとなるような講座を受講しました。アイスブレーキングや新聞づくりで、お互いの名前や特徴を知ることができ、楽しく和やかなオリエンテーションでした。

感想より:ゲームをしながら自分の殻から出ることができ、仲間づくりができた。

第2講  自然観察会 (会場:栗東自然観察の森)

講義のようす 講義のようす

 心配していた雨も降らず、爽やかな風が吹く中、栗東自然観察の森観察指導員の清水さんに森を案内していただきました。
 八重のドクダミや、いろいろな種類の紫陽花、ナラ枯れの実態などについて、興味深いお話を聞きながら、広大な森の中を歩きました。

感想より:身近な植物一つ一つが大切な命を受け継ぐために懸命に頑張っていることが驚きです。とんぼやちょうちょなどの昆虫にも出会うことができ、最近にない新鮮な喜びを感じました。

第3講  人とびわ湖に優しい暮らし〜せっけんづくりを通して〜(会場:草津アミカホール2階研修室)

講義のようす 講義のようす

 前半は滋賀県で起こった「せっけん運動」の説明から、合成洗剤が琵琶湖をはじめとする環境に与える影響を学びました。後半は、体にも環境にも優しいせっけんを手作りしました。

感想より:手を使って「せっけんを作る」ことは、自分の行動が環境に良い方向へと直に結びつくことを実感しました。
合成洗剤ってなかなか分解されないんですね。こわいなぁと思いました。せっけん作りは楽しかった。友人にあげたらとても喜んでくれました。

第4講  環境こだわり農業について(会場:草津市役所8階大会議室)

講義のようす 講義のようす

 滋賀県がすすめる「環境こだわり農業」について学習しました。琵琶湖の環境を守り、安全で、安心して食べることができる農作物が市場に出回るまでには、農家の方々の大変な努力が必要だということを知りました。

感想より:湖の環境を良くするための取り組みについて大変努力され、指導されていることを知れて良かった。
「こだわり農産物」と「琵琶湖」を融合したもので、「滋賀県」を世に広めてほしい。 

第5講  企業と生きものの共生を目指して(会場:南笠東市民センター(公民館)・狼川)

講義のようす 講義のようす

 日本ガラストロニクスの佐藤さんから「湖南いきもの応援団」の成り立ちや、今までの調査活動について、公民館で説明を受けた後、狼川での実際の調査に参加させていただきました。
 ブラックバスなどの特定外来生物は、生きたまま場所を移動させるだけで法律に抵触し内容によっては非常に重い罰則が課せられることもあるそうです。

感想より: 地域の企業が廻りの生きものの変化を知ることにより自分の居る位置を知って行動を起こすことは、遠回りのようだが一番近道だと思う。 


(2)実験・実習講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 7月30日(土)
13:30〜16:30
生物のかたちから環境を考える 草津東高等学校教諭
今安 和彦 ほか
第2講 8月6日(土)
13:30〜16:30
暮らしに役立つエコグッズを作ろう! 草津高等学校教諭
寺田 雅子 ほか
第3講 8月27日(土)
13:30〜16:30
琵琶湖の生物 光泉高等学校教諭
池尻 周二 ほか
第4講 9月17日(土)
13:30〜16:30
環境こだわり米を使った米粉パン作り 湖南農業高校教諭
野口 佐登司 ほか
第5講 9月24日(土)
13:30〜16:30
フィールドワークで環境を学ぼう 玉川高等学校教諭
八耳 文之 ほか

第1講 生物のかたちから環境を考える(会場:草津東高等学校)

講義のようす 講義のようす

 カタツムリやサザエの殻、生きたイカなど、様々な生物を見て、触れて、そのかたちの不思議さや合理性を学びました。カタツムリの殻はなぜ汚れないのか?生物のかたちには無駄がなく、自然のすごさを実感しました。イカすイカを生物学的に(?)調理したイカソーメンと、大門ソーメンも試食しました。盛りだくさんの3時間でした。

感想より: ・生物を学ぶことの楽しさを上手に話していただきました。
・環境によって、そのかたちを進化させていった生物たちに感動しました。

第2講  暮らしに役立つエコグッズを作ろう!(会場:草津高等学校)

講義のようす 講義のようす

 牛乳パックや古紙の再生紙でつくられた「エコクラフトバンド」を使って、おしゃれなバスケットを作りました。
 細かい作業もあり、悪戦苦闘しながらグループで協力し合い、素敵なバスケットができました。

感想より: リサイクルの梱包用クラフトバンドでこんなに素敵なバスケットが出来るなんて!とても感激しました。制作に夢中になり、出来上がったころには少々疲れましたが満足しています。

第3講 琵琶湖の生物(会場:光泉高等学校)

講義のようす 講義のようす

 琵琶湖に生息する微生物を、顕微鏡を使って観察しました。顕微鏡の使い方に慣れてくると、ミジンコや、ワムシ、ツリガネムシなどたくさんのプランクトンなどを見ることができました。
 後半は、琵琶湖の水質浄化に役立つ「ヨシ」を使って、パンフルートを作りました。

感想より:プランクトンが見つかったときはうれしかった。ヨシ笛は大事に飾ってあります。「ヨシ」と「アシ」が同じものであることを初めて知りました。

第4講  環境こだわり米を使った米粉パン作り(会場:湖南農業高等学校)

講義のようす 講義のようす

 環境こだわり米について講義を受けた後、こだわり米と古代米(黒米)、玄米を使ってパンを焼きました。パンを焼いている間、小麦粉からグルテンを抽出する実験をしました。焼き上がったら早速試食。食品化学科の生徒さんが作られている桃やブドウなどのジャムを提供していただき、焼き立てパンを美味しくいただきました。

感想より:パンの膨らむ原理やお米(こだわり米)の現状を知りました。また、湖南農業高校の現状を見せていただき、学校を生かさないともったいないと思いました。

第5講  フィールドワークで環境を学ぼう(会場:玉川高等学校・北山田漁港・栽培漁業センター)

講義のようす 講義のようす

 「山田漁業協同組合」の横江さんから、琵琶湖漁業や琵琶湖の状態などを伺い、藻の大量発生や外来魚による漁獲量の激減など深刻な現状を学びました。
 その後、琵琶湖栽培漁業センターで、パネルや資料を見ながら、さらに詳しく琵琶湖の漁業について学びました。長年琵琶湖を見続けてきた方々のお話を聞いて、琵琶湖の環境悪化と、これからの漁業について深く考えることができました。

感想より: 琵琶湖を守り漁業を守る人々の姿がよくわかりました。河川、湖を汚さないよう、一層心掛ける必要があることを痛感しました。 


(3)理論学習講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 10月8日(土)
13:30〜15:30
びわ湖の湖流と物質循環
(グループ学習について)
滋賀大学教授 遠藤 修一
第2講 10月15日(土)
13:30〜15:30
滋賀の食・アジアの食 滋賀大学教授 堀越 昌子
第3講 10月29日(土)
13:30〜15:30
びわ湖のほとりから見た農業と環境 滋賀大学教授 木島 温夫
第4講 11月5日(土)
13:30〜15:30
減災を考える 滋賀大学教授 山ア 古都子
第5講 11月12日(土)
13:30〜15:30
子どもの生活と価値意識 滋賀大学教授 梅田 修
第6講 11月26日(土)
13:30〜15:30
びわ湖に生息する生物のつながり−湖沼生態系とは− 滋賀大学准教授 石川 俊之
第7講 12月3日(土)
13:30〜15:30
びわ湖はいくらか−環境の価値とその経済的評価− 滋賀大学准教授 田中 勝也
第8講 12月10日(土)
13:30〜15:30
環境教育・環境学習って何だろう 滋賀大学准教授 市川 智史
第9講 12月17日(土)
13:30〜15:30
アートプロジェクトを通じた景観創造 滋賀大学講師 宮本 結佳
第10講 1月28日(土)
13:30〜15:30
グループ発表会 講師全員

第4講 「減災を考える」

講義のようす

 地震や、台風、大雪など、人の力では未然に防ぐことの難しい自然災害。そんな中でも、我々ができること=「減災」について地震に強い住宅の構造などをストローや牛乳パックを使い学びました。

グループ発表のための研究

講義のようす 講義のようす
講義のようす 講義のようす

 カレッジの集大成ともいえる「グループ学習発表会」にむけて、同じテーマで集まった仲間で自主研究を重ねてきました。
 現地学習やパソコンを使っての資料づくりなど、全て自分たちで行いました。
 大津校の皆さんと一緒に研究することで、いろいろな視点から「環境」について深く考えることができました。

グループ学習発表会

講義のようす 講義のようす

 5つのグループが、それぞれのテーマについて研究してきた成果を発表しました。 野山、琵琶湖、風土と伝統、食育、ゴミというテーマに分かれ行った、現地視察や伝統食の調理などの体験は、座学では得られない学びだったと思います。


 質疑応答も活発に行われました。

カレッジを終えて

○久しぶりにゆったりと学ぶことができました。特に滋賀の環境という身近な内容で、仲間もでき勉強になりました。

○同じ思いを持つ人たちと、工夫されたカリキュラムで楽しく学ぶことが出来たカレッジでした。今後も「持続可能な社会の住人」としての生き方を考え続けていきたい。

○私の人生にて、また友達が増えて、よき学習です。 


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