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平成24年度 淡海生涯カレッジ 彦根校

更新日:2012年12月21日

平成24年度「淡海生涯カレッジ彦根校」の講座実施レポートをお届けします。

テーマ:「健康學」ノススメ 〜家族や地域の仲間と心豊かに生きる〜

期間:平成24年6月16日(土) 〜11月24日(土) 土曜コース

(1)問題発見講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 6月16日(土)
9:30〜11:30
開講式
講演 「健康を意識した音楽の使い方」
滋賀県立大学
准教授 横井 和美
第2講 6月23日(土)
9:30〜12:00
元気生活をスタートしよう
〜みんなでつくろう具だくさん味噌汁〜
彦根市健康推進課
保健師 大窪 牧
第3講 6月30日(土)
9:30〜11:30
自分自身の身体を知ろう
〜あなたの体力年齢は(体力測定)〜
滋賀県立大学
准教授 南 和広
第4講 7月7日(土)
9:30〜11:30
彦根の食文化
(彦根城博物館の見学)
彦根城博物館
学芸員 野田 浩子 
第5講 7月14日(土)
9:30〜11:30
茶の心と健康 石州流茶道彦根一会流
神野 豊子・川嶌 順次郎 他

第1講  開講式 講演「健康を意識した音楽の使い方」 (会場:彦根市民会館)

講義のようす
講義のようす

 開講式・自己紹介の後、横井先生のお話を聞きました。音楽療法とは、心身の健康維持、回復、増進などといった治療目的を遂行するために音楽を用いることを言い、治療的環境の中で音楽療法士の指示でなされることにより、望ましい行動の変容をもたらすような音楽の計画的な応用行為のことをいいます。音や音楽は脳でキャッチしていて、脳科学の視点からも、音楽は認知症予防に絶大な効果があるということです。後半は、実際に音楽療法士さんの指導の下、音楽療法を実際に体験し、心地よい感覚の中で、脳が刺激されました。

〔感想〕
 大きな声で歌ったり、楽器を演奏させてもらってとても楽しかった。心がウキウキして、軽くなったような気がしました。また、音楽には、心身の健康を維持、増進させる効果があることがよくわかりました。歌は苦手ですが、たまには大きな声で歌う生活があってもよいかなと思いました。

第2講 元気生活をスタートしよう 〜具だくさん味噌汁作り〜 (会場:荒神山自然の家)

講義のようす
講義のようす

 「ひこね元気計画21」の活動について知るとともに、グループになって、受講生それぞれの健康観を交流し合いました。全員で0.15%の食塩水を飲み、味をどのように感じるか味覚チェックもしました。後半は、荒神山自然の家の施設を利用して、具だくさん味噌汁の野外炊事に挑戦しました。どのグループもチームワークが見事で、おいしい具だくさん味噌汁ができあがりました。みなさんが実際に作った具だくさん味噌汁の塩分濃度を測定すると0.6 〜 0.7%でした。市販の味噌汁の塩分濃度の約半分です。具材そのものの味が生きていて、大変おいしくいただきました。

〔感想〕
 元気生活をおくるためには、まず生活習慣病(高脂血症、肥満、高血圧等)の予防が大切だと感じました。家族の協力、応援を得ながら、生活改善をはかりたいと思います。

〔感想〕
 具だくさん味噌汁にはびっくりしました。毎日自分がどれだけ塩分をとりすぎていたか反省しています。屋外での調理実習は開放的でより一層おいしくいただくことができました。

第3講  自分自身の身体を知ろう〜あなたの体力年齢は(体力測定)〜 (会場:滋賀県立大学)

講義のようす
講義のようす

 滋賀県立大学のトレーニング室の機器を使わせていただき、「体力測定」に挑戦しました。同時に体脂肪率や内臓脂肪、筋肉量、血管年齢も測定いただきました。はたして自分の体力年齢はいくつなのか?受講生のみなさんは、測定結果に一喜一憂しながらも、表情は真剣そのものでした。「こんなはずでは…。」と繰り返し測定に挑む受講生の方もおられました。測定結果をもとに、自分に合った健康法を見つけていくことが、課題です。

〔感想〕
 体力測定では、加齢による体力低下を再認識しました。適度の運動(ウォーキング等)を継続し、体力低下の抑制をはかっていきたいと思いました。講座の度に新しい発見があるのは本当にうれしいことです。

第4講  彦根の食文化 (彦根城博物館の見学)  (会場:彦根城博物館)

講義のようす
講義のようす

 「彦根の食文化」のテーマのもと、江戸時代に実際に、お殿様や庶民が食べていた食事について、貴重な文化財資料に基づきご説明いただきました。彦根は、藩主・藩士・町人が住む城下町と周辺の田畑・里山・琵琶湖がうまく融合した街であり、地域の文化風土と自然環境によって育まれた食文化がありました。その時期の「旬」の食材を大事にし、まさに「地産地消」の食文化を形成していたといえます。また、当時、小泉紅かぶら・鴨・松原えび・佐和山松茸・彦根りんご等、当時の彦根の特産品といわれる物が、たくさんあったことも初めて知りました。講座の後半は、博物館学芸員の解説の後、彦根城博物館館内をじっくりと観覧してまわりました。

〔感想〕
 江戸時代の藩主の食生活や庶民の食生活の一端が垣間見えて良かったです。彦根の食文化に触れて、食の歴史を知るきっかけになりました。現代は、いろいろな食材にあふれていますが、昔のように「地産地消」にある程度戻るべきとも感じました。

第5講  茶の心と健康 (会場:彦根城博物館)

講義のようす
講義のようす

 彦根城博物館の和室をお借りしての茶の湯体験。その後、茶の健康への効能と茶の心について学びました。直弼は、大名茶と言われる「石州流」の茶道を若い時から熱心に学び、石州流に一派を創設した人物です。直弼曰く、「抑、茶湯の公会は、一期一会といひて、たとえば幾度おなじ主客公会するとも、今日の会にふたたびかへらざると事を思えば、実に我一世一度の会他。・・・・」(茶湯一会集より)日本茶の効能はもとより、直弼が言い残した「一期一会」、「独座観念」といった茶の湯の心の一端に触れた気がしました。贅沢な一時でした。

〔感想〕
 茶の心と健康の講座で、「一期一会」、「独座観念」の説明を聞き、もてなす人の心ともてなされる人の心、両方の大切さをつくづく感じ取ることができました。自分に足りない心配りに気づかされ、自分を見つめ直す心のゆとりを持つ時間の大切さを学びました。茶道は、憧れながらも敷居が高いものでしたが、世界を広げていただき、今まで見えなかった健康観の幅が広がってきたように思います。


(2)実験・実習講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 7月21日(土)
9:30〜11:30
健康だより
〜暑中見舞いハガキを作ろう〜
岡野 睦
県立河瀬高等学校 教諭 元持 重子
第2講 7月28日(土)
9:30〜11:30
音楽に合わせた機能回復運動
〜元気な身体を作ろう〜
横田良子
県立河瀬高等学校 教諭 横山康子他
第3講 8月4日(土)
9:30〜11:30
楽しいレクリエーションゲーム 田附孝子
県立河瀬高等学校 養護教諭 
西川裕美子・中山依子 
第4講 8月6日(土)
9:30〜11:30
「傾聴と共感」
〜介護の基礎知識〜
大阪総合福祉専門学校 辰巳ひとみ
県立河瀬高等学校 教諭 元持 重子 
第5講 8月20日(土)
9:30〜11:30
調理実習
〜おいしく食べてカロリーダウン〜
県立河瀬高等学校
教諭 元持重子

第1講 健康だより〜暑中見舞いハガキを作ろう〜 (会場:県立河瀬高等学校)

講義のようす
講義のようす

 絵手紙・ハガキを書くための3原則。1.心を穏やかにして、楽しく描くこと。笑いがあってよし。2.上手・下手ではなく、どれだけ心がこもっているかで決まる。3.絵手紙に失敗はない。ということです。絵手紙を受け取った人は、大変嬉しいもので、受け取った人の感動がお礼の便りとなって返事が来ると、また、描こうという気持ちになります。この繰り返しが、自分自身の励ましになり、新しい世界が広がっていくということです。作品には、先生の「魔法の手」も加わり、受講生のみなさんはハガキだけでなく、団扇やコースターを思い思いの作品に仕上げました。

〔感想〕
 岡野先生の絵手紙の教えには、やさしい気遣いがあり、記念に残る思い出の絵ができてうれしく思います。私の大の苦手とする絵手紙。やっぱり落ち込みましたが、先生に手を加えていただき、見違えるほど良くなり、私の自慢の団扇に変身。この夏、愛用させていただきました。

第2講 音楽に合わせた機能回復運動 〜元気な身体を作ろう〜 (会場:県立河瀬高等学校)

講義のようす
講義のようす

 ペアになり、お互いに姿勢をチェックした後、全身のストレッチを行いました。普段の姿勢も気をつけるポイントを意識するだけで見違えるように変わってきます。音楽に合わせてウォーキングも行いました。普段使わない筋肉も機能回復運動によって、大いに目覚めたことでしょう。つらい体操やストレッチも音楽があると自然と身体がリラックスし、動いてしまう心地よさを体験しました。

〔感想〕
 ヨガとエアロビクスを組み合わせたようなハードな体操とウォーキングを体験。久しぶりに十分に身体を動かしました。身体の硬さと衰えを痛感。年齢を再認識しました。機能回復運動を体験し日々の歩行では、お腹の引き締めや引き上げを意識して歩くようになりました。

第3講 楽しいレクリエーションゲーム (会場:県立河瀬高等学校)

講義のようす
講義のようす

 レクリエーションゲームは、自然とその人の心を開放し、ストレスや緊張を解き、リフレッシュさせるすばらしいツールです。また、心身機能の維持、回復、向上をめざし、生き生きと楽しく充実した生活を送るという目的もあります。言葉を使った脳トレゲームから風船バレー、折り紙にいたるまで、幅広いメニューを御用意いただき、受講生全員で時間を忘れて楽しみました。笑いの絶えない2時間でした。

〔感想〕
 いろんな人と楽しくコミュニケーションをとる方法を体験しました。何かの機会に生かせたらと思います。じゃんけんゲームでは、単に勝ち負けではなく、あいこになるまでというように「相手を思う気持ち」、「相手との距離」、「立ち位置」、「人とのつながり」を大いに考えさせられた講座でした。

第4講 「傾聴と共感」〜介護の基礎知識〜 (会場:県立河瀬高等学校)

講義のようす
講義のようす

 介護保険の制度から要介護認定をうけるまでの流れについて教えていただくとともに、実際の介護において必要な考え方を学びました。介護をする際に要介護者とどのようにコミュニケーションをとればよいのか?介護が必要な方の中には、体力が落ち、何気ない言葉でも落ち込んでしまう場合があります。うまく意欲を引き出すような接し方や声かけはもちろん大切ですが、本人の思いを傾聴して、共感する大切さについて学びました。何よりも、「親切」と「おせっかい」の違いを認識していること、要介護者と介護者の信頼関係が重要であることを実感しました。実際の最新の介護用品を御紹介いただくとともに、介護食も試食し、学びの多い講座でした。

〔感想〕
 「傾聴と共感」は、時間が足りないくらいの内容でした。「傾聴」においては、親切がおせっかいになることがあること、耳で聞くだけでなく、思いを聴くことが大切であることを改めて認識しました。介護用品を目の当たりにすると、準備の必要性を改めて思いました。いつまでも元気いっぱい、自分のしたいことをやって、楽しい人生を送るためにも、今一度、自分の生活を見直したいとも思いました。

第5講 調理実習 〜おいしく食べてカロリーダウン〜 (会場:県立河瀬高等学校)

講義のようす
講義のようす

 食欲が落ちてくる夏。おいしくいただけて、ヘルシーなメニューを御紹介いただきました。香味野菜とパンチある味付けが自慢の「韓流定食」、包み焼きにすることで魚介の旨味を凝縮する「イタリアン定食」の2種類のメニューに挑戦しました。今日の定食は、主菜、副菜、汁ものプラズご飯で、なんと700kcal以下になるそうです。当日も暑い日でしたが、タオルを首にまきながら、調理実習を行い、みんなでおいしくいただきました。また、「夏バテ」の体を立て直すべく、疲労回復や気分転換などの効果のある「酢・レモン・梅干し」を使った夏の味方「すっぱドリンク」4種類も紹介いただきました。おいしく食べて、この夏を乗り切れそうです。

〔感想〕
 調理実習では、バランスのとれた食事作りは頭の中で分かっていても、暑い季節、簡単でさっぱりしたメニューに片寄りがちな自分の食事を見直す機会となり、パンチのある韓流と素材の旨味でいただくイタリアン料理にたくさんのヒントを得ることができ、「食べることは生きること」をモットーにしっかりと食べ、この夏を上手に乗り切りたいと思いました。


(3)理論学習講座

講座 日時 テーマ 講師
第1講 9月1日(土)
9:30〜11:30
わかる!インフルエンザのすべて
〜その最前線〜
滋賀県立大学
教授  矢野 仁康
第2講 9月8日(土)
9:30〜11:30
運動から健康的な生活を見直す 滋賀県立大学
教授  寄本 明
第3講 9月22日(土)
9:30〜11:30
骨年齢とカルシウム 滋賀県立大学
准教授  奥村 万寿美
第4講 10月13日(土)
13:30〜15:30
すこやかな老後のために
〜こころとからだの健康管理〜
滋賀県立大学
教授  森  敏
第5講 10月20日(土)
13:30〜15:30
意外と多い家庭内事故
(転倒・転落・入浴事故など)の防止のために
滋賀県立大学
教授 飯降 聖子
第6講 10月27日(土)
13:30〜15:30
家族の健康管理を考える
滋賀県立大学
教授  炭原 加代
第7講 11月19日(土)
9:30〜11:30
お手軽フィットネス
〜みんなで楽しくリフレッシュ〜
市民体育センター
健康運動指導士  前川 麻紀
第8講 10月26日(土)
9:30〜12:30
閉講式
〜学習発表会・まとめ〜
滋賀県立大学
副学長  仁連 孝昭

第1講 わかる!インフルエンザのすべて〜その最前線〜 (会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 インフルエンザは、かぜなどとは違い、高齢者や子どもがかかると重篤な症状を引き起こしたり、最悪の場合死に至ることもある危険な病気です。これを予防するためには、やはりインフルエンザワクチンの接種が効果的です。ワクチンにより、インフルエンザの感染を予防でき、例えかかっても症状が軽減され、合併症や死亡する危険から身を守ることができます。その他、インフルエンザの種類や潜伏期間、感染経路や予防法に至るまで、大変詳しく学ぶことができました。また、治療薬と異常行動との関係については、受講生のみなさんの関心は高いものでした。

〔感想〕
 インフルエンザのことが大変よく分かりました。医学的な専門用語が多く出てきたので、私にとっては少し難しく感じました。インフルエンザの原因や感染経路について、大変詳しく教えていただきましたが、その予防策についてもう少しお話が聞きたいと思いました。

第2講 運動から健康的な生活を見直す (会場:滋賀県立大学)

講義のようす
講義のようす

 「運動と健康」のテーマのもと、なぜ、ウォーキング(歩行運動)が、健康にとっていいのかを理論的に学習しました。ウォーキングの速さについては、全身持久力の50%の強度が大事で、この強さだと脂肪が一番効率よく燃やされ、疲れも残らないということです。ウォーキングは、1回20分以上、1週間に3〜4日以上が目標です。50%の強度は脈拍で知ることができ、自分にあったスピードで歩くウォーキングの大切さについても学びました。言葉で言い替えると『さっさ歩き』だそうです。講義後は、実際にウォーキングを実践したくなるようなお話でした。

〔感想〕
 ウォーキングは、日頃から実践していますが、先生から本格的な理論を伺って、ますます「やる気」がでました。無理をせずに、自分に合った方法で今後も続けていこうと思います。

第3講 骨年齢とカルシウム (会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 丈夫な骨を作り、「骨粗鬆症」にならないための3つのポイントとして、バランスよく食べること、体を動かすこと、そして日光浴が大切だそうです。また、食事については、サプリメントに頼らず、吸収率の高い食材をとることや老化に伴う機能低下に合わせて調理を工夫することが大切で、炒めた後にだし汁を加えて調理したり、繊維を切るためにかくし包丁を入れたりといった裏技も教えていただきました。いずれにしても、「骨」は、一日で強くなるといったものではなく、「骨骨(こつこつ」とがんばることが大切だそうです。

〔感想〕
 年齢と共に骨が弱り、脆くなって骨折を起こしやすくなる。骨を再生するためには、カルシウムその他の栄養の摂取が必要となる。そのことは、分かっているがなかなかできない。今回の講義で骨の形成に必要なカルシウムや重要な栄養素について詳しく説明していただけた。また、骨を丈夫にするためには適度な運動が大切だということも教えていただけたと思う。

第4講 すこやかな老後のために〜こころとからだの健康管理〜 (会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 我が国は、未曾有の高齢化社会を迎えようとしています。今から3年後には、65歳以上の高齢者が全人口の4分の1を占めるようになると予測されています。このような状況下にあって、現在、「健康寿命」が話題になっています。今回取り上げられたテーマとして、高齢者にとりわけよく認められる病態として、「転倒」、「尿失禁」、「認知症」をあげられました。体に悪いこと(=危険因子)を避け、良いこと(=予防因子)を積極的に取り入れることで、「健康寿命」を伸ばしていくことができることを実感として学ぶことができました。

〔感想〕
  「健康寿命」を伸ばすために、毎日の快食・快眠・快便を意識し、太り気味なので軽い運動も意識しなければならないこと、自分自身の健康は自身で守らなければならないことを再認識しました。

〔感想〕
 講義全体を通して感じたキーワードは、「健康寿命」に集約できるのではないかと思います。「健康寿命」すなわち、「元気で長生き」です。「元気で長生き」を目指し、自分に合った健康方法や運動を生活の中に取り入れ、健康で楽しい生活を送りたいものです。

第5講 意外と多い家庭内事故(転倒・転落・入浴事故など)の防止のために (会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 安全であるべき家庭内環境ですが、意外と多くの事故が発生しています。家庭内の事故によって亡くなる人は、交通事故で亡くなる人より多いということです。家庭内では、どのような事故が起こっているのか、事故を防ぐにはどのような対策をとればよいのかについて、具体的な話を聞くことができました。その他にも住まいの問題として、ホルムアルデヒド、防菌剤、防かび剤、可塑剤などが人体に及ぼす影響やそれらの化学物質が引きおこす「化学物質過敏症」や「シックハウス症候群」等の現代の病気についても学習しました。

〔感想〕
 家庭で過ごす時間が多くなる高齢者を見守っていかなければならない立場なので、あらためて自分の家庭生活を振り返りながら、入浴の仕方、家庭内事故が起こりやすい場所等を確認できましたので、今後の生活に役立てていきたいと思います。

第6講 家族の健康管理を考える (会場:滋賀県立大学)

講義のようす

 日本人の平均寿命の著しい伸びに見られるように、近年の国民の健康水準の向上には、目覚ましいものがあります。国民全体の健康水準が向上し、高い衛生状態が保たれ、身体の健康だけでなく精神への対策もとられるようになってきた現代では、罹患してからの対策ではなく、疾病を予防するための対策や健康をつくり、増進するための対策に力が入れられるようになってきているということです。個人の健康は、家族全体に影響を及ぼすと同時に、家族の機能は、個人の健康に影響を及ぼすことから、家族一人ひとりが自己の選択に基づいて健康を増進し、自分の役割を果たしながら、家族全員で取り組むことが大切になります。その一つの例として、ワクチンで予防できるがんとして、子宮頸がんについても詳しく学習しました。

〔感想〕
 疾病を予防するための対策が大切であることがよく分かりました。子宮頸がんのように、がんがワクチンで予防できるようになれば、すばらしいと思いました。

第7講 お手軽フィットネス(みんなで楽しくリフレッシュ) (会場:南地区公民館)

講義のようす
講義のようす

 理論学習講座の合間のリフレッシュ! 健康運動指導士の前川先生の指導の下、時間を忘れて、楽しく体を動かすことができました。前半は、軽快な音楽に合わせて、「ボール」を使って体を動かしました。後半は、受講生同士ペアを組んだり、輪になったりしながら、楽しく体を動かしました。最後は、マットの上でボールを使った体操でリラックスしながら、体をクールダウンさせました。心も体もリフレッシュされました。

〔感想〕
 前川指導員さんはユーモアがあり、とっても分かりやすく教えていただきました。心も体も楽しくなり、みんなと一緒にできたことがよかったです。最後には、達成感が生まれ、みんなで打ち解けることができました。

第8講 閉講式・学習発表会 (会場:滋賀県立大学 交流センター)

講義のようす
講義のようす

 約6ヶ月間、合計18回ににわたり熱心に学ばれた受講生のみなさんに敬意を表します。受講生一人ひとりから、カレッジでの学習のまとめ・思いを発表していただきました。その後、滋賀県立大学 副学長仁連先生より講評をいただきました。修了書授与式では、受講生を代表して、皆出席の古川さんに修了証書を受け取っていただきました。閉講式後の茶話会では、受講生同士話が盛り上がりました。

〔感想〕
 身体の健康、心の健康の大切さ、そして、人とのつながりの大切さについて学びました。健やかに心豊かな老後を迎えるために、今回の受講を自分のため、地域のために生かせたらと思っています。人との出会いも大好きで、この講座で、新しい多くの人との出会いが増え、会話をして、よく笑えたことが嬉しいです。

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