講座 | 日時 | テーマ | 講師 |
---|---|---|---|
第1講 | 6月14日(土) 10:00〜11:30 |
『びわ湖の森はトチの森』 〜巨木トチノキから学ぶ〜 |
巨木と水源の郷を守る会 顧問 青木 繁 |
第2講 | 6月28日(土) 9:30〜12:00 |
『吾妻川の愛護活動と草木染体験』 地域住民の河川愛護活動と伝統の草木染を学ぶ。 |
逢坂の川を愛する会 会長 田中 博 藤三郎紐 四代目 太田 耕吉 |
第3講 | 7月5日(土) 10:00〜12:00 |
『地域社会に貢献する古紙再生工場見学』 製紙工場を見学し環境への取り組みや古紙再生の必要性と ごみ減量について考える。 |
大津板紙株式会社取締役 工場長 増田 季睦 大津市環境部職員 |
第4講 | 7月12日(土) 9:00〜16:00 |
『外来魚対策から地域おこしへ』 琵琶湖沖島で環境保全と地域活性化に取り組む 沖島漁業組合の活動を通じて琵琶湖の生態系について学ぶ。 |
沖島漁業協同組合 組合長 森田 正行 近江八幡ボランティアガイド 中島博司、高土貞子 |
[開講式]
1 あいさつ
2 実施機関の紹介
3 受講生代表のことば
4 オリエンテーション
5 受講の諸注意
青木繁氏より、トチの木や森の実態、さらには樹木や森、自然の重要性や保全活動の必要性について、長年の詳細な調査、研究活動をもとに講演していただいた。
トチノキや森の素晴らしさ、失われつつある森や自然を守ることの重要性について考える機会を与えていただいた。
「逢坂の川を愛する会」による吾妻川の美化・愛護活動の取り組みを田中博会長より説明を受けた。さらに、吾妻川にそって上流まで散策を行った。
吾妻川上流の片原自治会館では、藤三郎紐四代目の太田耕吉氏より草木染の説明を聞いた。工房では、全員が草木染の体験をし、仕上がったオリジナルの作品に感動し、素晴らしい時間を過ごした。
3時間と短い時間でしたが、盛りだくさんの内容でとても充実した時間でした。
草木染は、初めての体験でわくわくしながら体験させていただきました。できばえは、皆さんには及ばないものの、手にとっては思わず顔がほころんでしまいます。楽しい時間 をありがとうございました。
増田季睦工場長より大津板紙工場の概要ならびに環境への取り組みについて説明を聞き、その後工場内を実際に見学し直接現場にて詳しく説明を聞いた。
また、会議室にて質疑応答の後、大津市環境部廃棄物減量推進課職員より大津市のごみ量や減量の対策等について説明を聞いた。
見学・体験学習の講座は受講者には人気が高いが、今回の「大津板紙(株)」の見学学習会は、ご多分に洩れず、解りやすく、楽しい講座でした。
「紙の再生」は生活に密接した課題であり、私達が分別して出した不要な紙(新聞紙、雑誌、資料など)がどのようにして再生されているのかを知ることができた。「資源ごみ(紙類)の出し方」が解りました。
逢坂公民館より貸切バスで、近江八幡市の堀切港へ向けて出発し、通船にて沖島に到着した。
沖島では、漁業協同組合長の森田正行氏より琵琶湖での長年の漁業経験をもとに、お話を聞くことができた。環境保全と地域活性化の取り組みや外来魚対策、琵琶湖の生態系について、学ぶことができた。
昼食は、地元の郷土料理の弁当とともに、沖島でとれた魚を使った料理も試食した。
午後は、近江八幡市のボランティアガイドさんによる沖島の案内と説明を受けた。
とても良い天気に恵まれ充実した学習とともに、素晴らしい沖島と琵琶湖の景色を堪能することができた。
淡海生涯カレッジを受講できたおかげで初めて沖島に渡ることができました。
森田漁協組合長の説明や沖島ガイドマップから島の人が、琵琶湖の水質汚染や生態系の変化、そして後継者不足に悩みながらも貴重な沖島の将来のため助け合って豊かな生活を維持しておられるのに感激しました。
奥津島神社、西福寺の歴史や文化を教えていただいたり、おいしい湖魚、えび豆等を味わい沖島小学校全児童による「沖島太鼓」を楽しませていただき心よりお礼申し上げます。
講座 | 日時 | テーマ | 講師 |
---|---|---|---|
第1講 | 8月2日(土) 9:30〜12:00 |
『ヨシノボリ類の分類と由来』 顕微鏡を用いて、実験実習を行う。 |
膳所高等学校元教員 芳賀 彦一 膳所高等学校教員 真鍋 健 |
第2講 | 8月23日(土) 9:30〜12:00 |
『ケイソウ化石から探るかつての琵琶湖の姿』 古琵琶湖層群中のケイソウ化石を顕微鏡で観察することで、 琵琶湖の古環境の復元を試みる。 |
膳所高等学校教員 荒川 忠彦 奥村 千歳 |
第3講 | 8月30日(土) 9:30〜12:00 |
『大気汚染物質を調べてみよう』 酸性雨や光化学スモッグの原因となる窒素酸化物(NOx)は 何から生じるのか。簡単な実験を通して調べる。 |
膳所高等学校教員 池下 克美 |
第4講 | 9月6日(土) 9:30〜12:00 |
『牛乳パックや反古紙で書作品をつくろう』 牛乳パックや書道の反古紙を、再利用して紙漉きを行い、 できた紙に好きな文字や詩歌を書いて小作品をつくる。 |
膳所高等学校教員 藤居 孝弘 |
動植物等の分類について詳細に説明を受けた。ヨシノボリ類についても、その分類と由来について詳しく学習できた。
後半は、実際にヨシノボリ属の魚を、ヨシノボリ属の検索表をもとに、顕微鏡を使ってあらゆる角度から判別していった。
受講生の皆さんは、和やかな中にも真剣に協力し合って学習をすすめておられた。
一つの種類のヨシノボリを分類するのに数十の分類過程を経る必要があることに驚きました。研究されている方の大変さや楽しみが少しわかった気がします。
最初、顕微鏡の使い方について、レッスンを受けた。その後、琵琶湖から採取した試料から微小生物を見つけスケッチを行った。
次に甲賀地域の粘土を顕微鏡で見た。湖岸の珪藻や大津市沖合の湖底泥と甲賀累層にみられる珪藻とを顕微鏡で観察し比べ、260万年前の琵琶湖を推察した。
顕微鏡を使った湖水観察から始まった授業。様々なプランクトンが見つかり楽しく進む。でも、確かこれは地学の授業のはず。その疑問は、しだいに解ける。古琵琶湖の姿を知るには、その時代のプランクトン化石と今の琵琶湖のプランクトンを対比させて見えてくるのだとか。古琵琶湖の想像図がただの想像ではなく、綿密な考証のもとにつくられていることがよくわかった。先生の巧みな進行に感心させられた授業でもあった。
大気汚染と有害物質、さらには最近話題となっている環境問題PM2.5の説明を受けた。その後、紫外線(UV)の検出実験、空気中の浮遊粒子状物質(SPM)を調べる実験、窒素酸化物(NOx)の測定、捕集発生源を確認する実験を行った。また、最後に講師先生による人工的に酸性雨が降ることを確認する実験を見学することができた。
紫外線、酸性雨、窒素酸化物等について、その発生メカニズム、測定方法には十分な知識がなかった。今回、これらの事について丁寧な解説をいただき、また様々な条件下で測定実験できたことは、非常に新鮮であった。机上の勉強だけでは不十分で体験の重要性を感じた。
文字と書の違い、用具・用材の特長を生かす等の説明を受け、その後、筆を持ってのウオーミングアップ。
一字の連続書きや大きな字と小さな文字集団による構成等を実際に書いてみて、いよいよ牛乳パックや反古紙で紙を漉いた。受講者自身が漉いた紙に書き作品が仕上がった。
習字の筆を持ったのは、中学校の書道の授業以来で、イメージしたようにはなかなか筆先をコントロールできず、年月の経過を実感しました。講師の先生の事前のご準備とご指導のお陰で、何とか紙ができ書作品らしきものができました。感謝です。
講座 | 日時 | テーマ | 講師 |
---|---|---|---|
第1講 | 10月4日(土) 13:30〜15:00 |
滋賀の食とその伝承に向けた取り組み | 滋賀大学教授 久保 加織 |
第2講 | 10月11日(土) 13:30〜15:00 |
琵琶湖淀川川くだり | 滋賀大学教授 三田村 緒佐武 |
第3講 | 11月1日(土) 13:30〜15:00 |
生涯学習と地域づくり | 滋賀大学准教授 横山 幸司 |
第4講 | 11月8日(土) 13:30〜15:00 |
環境教育・環境学習って何だろう | 滋賀大学教授 市川 智史 |
第5講 | 11月15日(土) 13:30〜15:00 |
自然環境と科学技術の二面性 (災害と恩恵) |
滋賀大学教授 藤岡 達也 |
第6講 | 11月29日(土) 13:30〜15:00 |
農業から見た環境保全と食の安心・安全・安定 | 滋賀大学講師 森 太郎 |
第7講 | 12月6日(土) 13:30〜15:00 |
地域外の人間の環境保全への関与のあり方について | 滋賀大学准教授 神崎 宣次 |
第8講 | 12月13日(土) 13:30〜15:00 |
びわ湖に生息する生物のつながり ―湖沼生態系とは― |
滋賀大学准教授 石川 俊之 |
第9講 | 12月20日(土) 13:30〜15:00 |
琵琶湖と森林:持続可能な水源林管理による湖の保全 | 滋賀大学准教授 田中 勝也 |
第10講 | 1月31日(土) 13:30〜16:00 |
学びを生かす ー子どもに豊かな体験をー | 滋賀大学教授 神部 純一 |
◎会場:滋賀大学教育学部 (琵琶湖学特論)
講座 | 日 | 時間 | テーマ | 講師 |
---|---|---|---|---|
1 | 10月1日(水) | 10:30〜12:00 | びわ湖の自然、社会、生活などについて、専門的な立場から講義するとともに、個々にかかえている問題点を議論する。 このような講義や議論をふまえて、びわ湖に関する環境問題の実態を明らかにし、その解決策を探るとともに、広く水環境についての洞察力を深めていく。 |
滋賀大学特任教授 三田村 緒佐武 |
2 | 10月8日(水) | |||
3 | 10月15日(水) | |||
4 | 10月22日(水) | |||
5 | 10月29日(水) | |||
6 | 11月19日(水) | 滋賀大学准教授 石川 俊之 |
||
7 | 11月26日(水) | |||
8 | 12月3日(水) | |||
9 | 12月10日(水) | |||
10 | 12月17日(水) | |||
11 | 1月4日(日) | 9:30〜17:00 滋賀県立琵琶湖博物館 |
滋賀県立琵琶湖博物館を見学し、琵琶湖の「魅せかた」の実例を学び学校教育や生涯教育への活かし方を考える。 | |
12 | 1月4日(日) | |||
13 | 1月4日(日) | |||
14 | 1月4日(日) |
本年度の淡海生涯カレッジ大津校の閉講式が2月14日(土)に大津市役所新館大会議室にて開催されました。30名の受講生のうち22名が修了され修了証書を授与されました。その後カレッジ修了後の学習の活用ということで、滋賀大学や環境学習支援士会、県生涯学習課事務局、大津市環境政策課より説明がありました。
閉講式終了後は交流会が開催されました。淡海生涯カレッジ大津校の修了生は、実行委員とも交流を深めたり、7ヶ月間学んだ受講生同士が再会への喜びを分かち合うシーンが多く見られ、カレッジでの思い出話で進みました。また、修了生の一言スピーチでは、カレッジの成果や修了の満足感、この学びをどのように生かしていくかなどの意欲的な話題も多く、盛り上がりを見せていました。
また、修了生からは「環境学習支援士会の入会方法やはしかけ制度について」質問されたり、次年度の講座内容についても興味を持っている方が多くおられました。早くも次年度の開講を切望するとともに、再受講、再チャレンジの声もあり、事務局としては大変嬉しく有意義なものとなりました。