開催は終了しました
平成30年度 生涯学習・地域づくり実践フォーラム 開催チラシ
滋賀県教育委員会 滋賀県公民館連絡協議会
平成31年1月25日(金) 13:30〜16:20 (受付13:00〜)
滋賀県立男女共同参画センター[G−NET] 大ホール (近江八幡市鷹飼町80-4)
・行政関係者(市町生涯学習・社会教育主管課、地域づくり・まちづくり主管課職員 等)
・社会教育関係者(公民館・コミュニティセンター、図書館、学校職員 等)
・地域づくり関係者(NPO等団体職員、社会福祉協議会職員 等)
・地域づくり型生涯カレッジ推進事業受講者
・一般県民 等
84名
13:00〜13:30 | 受付 |
13:30〜13:40 | 開会行事(開催挨拶、日程説明等) |
13:40〜14:15 | 事例発表 ・「市民学芸員・博物館パートナー育成にかかる講座」の取組(東近江市) 発表者:東近江市歴史文化振興課 近江商人博物館 副主幹 上平 千恵 氏 ・「こなん市民大学」の取組(湖南市) 発表者:湖南市教育委員会事務局生涯学習課 課長補佐 氏丸 隆弘 氏 |
14:15〜14:25 | 休憩 |
14:25〜16:20 | 講演「人生100年時代と地域づくり」 講師:和歌山大学 地域活性化総合センター 教授 村田 和子 氏 |
16:20 | 閉会 |
今年度実施された「ミュージアムガイド養成講座」と「ロボットプログラミング活動を通じた指導者・サポーター育成」について、記録写真をもとに発表いただきました。
自ら学んだことを生かし、地域に還元する「知産知承」による生涯学習を推進することを目的としてそれぞれの講座を行われました。市民学芸員(仮称)、博物館パートナー、利用者・参加者が「チーム三方よし」として、次世代に「知」を受け継げるよう、今後も事業を進めていくことも紹介いただきました。
参加者からは、「はっきりと目的を持って事業を展開しておられるところがすばらしいと思う。」「市民を巻き込んだ人材育成により全体のスキルアップが望めていいと思う。」等の感想が寄せられました。
今年度開校した「こなん市民大学」の開校までの準備期間や今年度の内容、今後の目標などについて、発表いただきました。
一人ひとりの学びを地域づくりに生かせるようにするため、湖南市が実施する様々な学習機会を体系化、一元化し、行政の垣根を超えた全庁的、全市的な学習機会と人づくりのしくみを作っていこうとされていました。今後は、講座を受けた市民が自ら講座を企画・開設していけるようなしくみづくりを考えていくことも紹介いただきました。
参加者からは、「行政の連携や一覧にする工夫といった、既有のものを活用した好事例だと思う。」「多数のコースがあり驚きました。スタンプラリー、ポイントの楽しみがあり、当町にもあれば参加したいと思った。」等の感想が寄せられました。
和歌山大学地域活性化総合センター の村田先生より、「今、私たちが生きる社会は 〜地域づくりと生涯学習が求められる背景」、「生涯学習と地域づくり 〜地域をつくる学び(相互の人間発達)」、「各地の取組事例を通して」の3つの柱で講演いただきました。
少子化、高齢化率の高まり、長寿化と社会環境が大きく変化し、人生100年時代が到来していること。それに伴い、高齢者像も変化しており、社会を支える高齢者も増えてきていること。今後、生きがいの創出や健康維持・介護予防、絆の構築による孤立防止、地域社会の活性化、世代間交流が期待されていること等、「生涯学習の役割」への期待が大きいことについてお話いただきました。
また、地域づくりは「人と人との関係づくり」であること。市民が作り出す活動と行政との協働がポイントであること。地域をつくる学びには、社会教育・生涯学習が欠かせないこと等についても語っていただきました。
最後に、各地の取組事例や公民館活動の事例を紹介いただき、地域をつくる学びを進めるためのポイントについて教授いただきました。村田先生は、「最後まで人間らしく生きるとはどういうことか。人とのかかわりが、地域をつくっていくことにつながる。」と締めくくられました。
参加者からは、「地域でのかかわりの大切さを再認識できました。」「様々な事例とその工夫、ポイントを分かりやすく説明いただき、とても参考になりました。」「人生100年時代、人と人とをつなげていくことの大切さ、きっかけづくりをつくることが生涯学習の第一歩となることが分かりました。」等の感想が寄せられ、明日からの「学び」・「地域づくり」について多くのことを学んでいただくことができました。
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