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「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年7月9日
連携授業のようす
テーマ 「職場体験学習にかかるマナー講座」
学校・園名 彦根市立彦根中学校2年生
講師 大阪ガス株式会社
日付 平成22年6月7日
教科等 総合的な学習の時間
授業 連携授業のようす

 滋賀県の公立中学校(2年生)では、5日間の「職場体験」(中学生チャレンジウィーク事業)を実施しています。
 彦根市立彦根中学校では、その事前学習として「マナー講座」を希望されました。そこで、社員のマナー研修をされている大阪ガス株式会社の方にお話をしていただきました。

 中学生にとっての職場体験は、貴重な社会体験です。
 そして、「マナー」は、人とのコミュニケーションのきっかけをつくり、人間関係や仕事を円滑に進める要素として、欠かすことが出来ないものです。
 そこで、講師の方から、自分の存在を相手に認めてもらい、相手とのコミュニケーションの第一歩(きっかけ)をつくるためのポイントを教えていただきました。
 それは、〈好感度をあげる〉〈迷惑をかけない〉〈興味を持つ〉です。

 「マナー」は、信頼につながります。「私(一人ひとり)=学校の代表」であり、「私のマナー= 学校のイメージ」となります。
 特に、好感度をあげることに重要な“第一印象”については、 図1のような法則があるそうです。

図1「メラビアンの法則」より

 第一印象の55%は、視覚から の情報で決まってしまうそうです。 まずは、身だしなみ〈1.清潔、 2.控えめで上品(派手でなく、 目立ちすぎない)、3.相手に違和感をもたれない、4.機能的(動きやすく)、5.T(時).P(場所).O(目的・状況)を考える〉に気を配りましょう!

 さらに、聴覚からの印象は、まずはあいさつです。好感度アップの教えていただいたあいさつのポイント、
あ…あかるい声で(相手を見て)  い…いつも笑顔で
さ…さきに(先手必勝)        つ…つづけて
をいつも頭において、あいさつをしてみましょう!

 最後に、生徒たちは数日後に実際に体験に行く企業・事業所を訪問するとのことで、社会人としての電話のかけ方の基本を学びました。

 今日、学んだことをいかしながら、5日間の職場体験がんばってくださいね。

感想 生徒の感想 【彦根中学校の生徒より 】
  • 「マナー」一つで好感度が上がったり、下がったりするので、改めて「マナー」は大切だなあと改めて思いました。自分のくせや態度を改めないといけないなと思いました。
  • 相手に気持ちよく思ってもらえることなどいろいろなことがわかりました。
  • 人との「コミュニケーション」を大事にすることを教わりました。
  • 相手の目を見て話す、その大切さがわかりました。
  • 職場で失礼のないように、「マナー」をしっかりしたいと思いました。
  • 講師の方がすごく元気がよくて、はきはきしているから、聞こえやすくてわかりやすかったです。
  • 職場体験の時の注意点がよくわかりました。
  • 職場体験を頑張ろうと思いました。
  • 腕を後ろに組んではいけないことがわかりました。
  • 第一印象の決まり方がわかりました。電話の話し方やあいさつの仕方も詳しく話してくださって、とてもわかりやすかったです。
学校・園の感想 【彦根市立彦根中学校の先生より】

 普段接している友達や教師ではなく、外部からきていただいた方に教えていただくことで緊張感もあり、実際の企業の方にお話を聞かせていただく事で、現実味を持って子どもたちも受け止める事ができ、良かったと思われます。
  終始にこやかにお話いただいてありがたかったです。

講師の感想 【大阪ガス株式会社の方より】

 私自身は、初の中学2年生に対する講座で、制服の着方や頭髪などは、とても良い印象を持ちました。
 資料に一生懸命メモをしている生徒さんが多く、安心するとともに、生徒さん一人ひとりの職場体験に対する不安を感じました。しかし、近寄って目を合わせて話をすると、ニコッといい笑顔を返してくださり、素直な中学2年生という印象を持ちました。
 短い時間でしたが、少しでもお役に立てたのなら幸いです。

生徒たちへメッセージ −

 人への接し方を変えることは、とても難しいかもしれません。
 でも、第一印象を良くするための「身だしなみ」や「態度」は、すぐに変えることができます。頑張ったら「元気よく挨拶」も出来ると思います。
 気づいたこと、出来るところから取り入れて、素敵な大人になってください。
 自分は、どんな人間なんだろう!自分は、どんな仕事が向いているのだろう!など、職場体験で多くのことを感じて、考えてほしいと思います。
 みなさんの明るく、元気なパワーで、明るい日本にしてください。期待しています。

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