今回の授業は、次のような目的で、ワークショップ(体験型学習)を通して実施されました。
「あなたは自分の夢や目標を言葉に出して相手に伝えられますか?やってみたいことがあるのに、行動する前からどうせ無理と諦めたりしてブレーキをかけていませんか?
今日は自分自身とコミュニケーションして、あなたの素敵なところ&強みを活かしたコミュニケーションのパワフルさと楽しさを是非味わってください。」(講師の方より)
《第一印象の大切さ》
最初に、違うクラスや自分と違うタイプの友達を探し、第一印象を3つ伝え合いました。しっかりと見つめ合って伝えるということで、照れてしまう生徒もいましたが、自分が人からどのように見られているか?また、自分の良いところをつかむなど、自分を知るためにはとても効果的です。
その後、元の席に戻り、隣の人と向き合って、自分はどのような印象をもたれていたか、発表しました。この際、ひざがつくくらい、また、しっかりと正面で向き合うことが重要です。
《コミュニケーションの意味》
コミュニケーションには、(情報や感情を)共有するという意味があるそうです。また、他者との関わりだけがコミュニケーションだと思いがちですが、自分は何をどう感じているのか…など、自分(の気持ち)と向き合うこともコミュニケーションで、とても大切だということです。
ここでは、自分の夢を人に伝えるというワークショップをしました。仮にAさんとBさんで伝え合うとします。Aさんは、夢や将来やりたいことなどを、Bさんに伝えます。その間、Bさんは別のことを考えたり否定をしたりせず、Aさんの目を見てしっかり聴きます。
大切なことは、話すAさんは「出来る!」と自分を信じて相手に話し、聴くBさんも「夢は叶うよ!」と応援する気持ちを持って話を聴くことです。すると、Aさんばかりでなく、Bさんにもやる気や勇気が湧いてくるということでした。
最後は、何人かに壇上で夢を語ってもらいました。「俳優になること」「マイケルジャクソンみたいなダンサーになること」…
講師の方から「みんなの前で言ってしまった後はどんな気持ちですか?」と聞かれた生徒さんは、「とても気持ちがいい!」ということでした。
講師の方は、「コーチング」というコミュニケーション理論を展開されています。これは、夢や目標を叶えるために「できる!やれる!」と信じて、その人の中にある能力ややる気、可能性を引き出す方法で、自分から何かをやろうという気を起こさせるものです。
「大勢の前で話すことは、とても勇気がいることです。しかし、まず、言って、やってみること(行動)が大事で、やってしまえば、達成感なども生じて、さらにやる気がでます。夢や目標を叶えるために、『できる(やれる)かも!』と信じて、素晴らしい夢を叶えてください!」と、講師の方からメッセージがありました。
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