掲載日:2007年9月18日
取組名称: 草津市立松原中学校 食育を通した親子のふれあい
~ 家庭教育学級「食育」「環境」「地域」学習の取り組みから ~
実施団体: 草津市立松原中学校PTA
PTA実践発表より:
1 はじめに
昭和22年に開校した本校は、自然豊かな琵琶湖の近くに位置します。
現在は、15学級、465名の中規模校です。本校では、「やる気・根気・元気・連帯」を合言葉に、子どもを主役として、教師、PTA・保護者や地域が融合し、互いの学びを大切にしながら
教育活動を展開しています。
また、昭和63年に開局した「テレホン松原」は、学校と地域・家庭を密につないでいます。
2 研究への取り組み
平成18年度の会員数は442名。本部の中に同和教育推進委員会と家庭教育学級があり、平成18年度の家庭教育学級は「郷土を学ぶ」をテーマに、「食 育」「環境」「地域」学習の取り組みを通して、郷土愛の意識を高め、親子や親同士のつながりを深める機会として、26名の学級生が集まり10回、18時間以上の講座を計画いたしました。
3 実践活動の概要
<1> 食育講座(11月)
「郷土食を作ろう・味わおう」草津市農林水産課(ホンモロコの提供)健康推進課(栄養士による講話と実習)など、関係課との連携を図りながら郷土食を作ったり、中学生のためのお
弁当メニュー・朝食メニューを学びました。
<2> 地域講座(12月)
「あおばなでクリスマスを楽しもう」
草津の花、あおばなを使った絞り染めなど、クリスマスのプレゼント(中学生のお弁当包み)作りに挑戦しました。草津市の花「あおばな」とは、「大きな帽子のような花」という意味で、昭和56年に「草津市の花」に指定されました。この花を押し花にし保存しておいて、個性ある「弁当包み」を作りました。
<3> 環境学習(1月)
草津市環境課と連携して、琵琶湖で育つ葦の
学習を行う。また、葦を使った工芸品を作成して、家庭でも環境について語り合うきっかけ作りとしました。
4 おわりに
「家庭教育学級」は、学びあいながら学校と家庭との連携や、保護者同士の人間関係を密にしたりしながら家庭の教育力の向上を図ることを目的
としています。
家庭の事情や仕事をされている保護者が増え、多くの参加者を望むことは難しくなりましたが、子どもへの教育の基本は家庭、家族、親であり、身体の健康、心の健康を考える保護者として、色々な体験、研修を受ける機会をつくる必要があると考えます。