滋賀県社会教育委員会議報告書

成人教育の充実活性化方策について

〜21世紀社会に生きる大人の社会参加促進のための学びとは〜


(平成15年12月)
用語解説
インターンシップ

 一般的にいえば、在学中の学生が企業等において、専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を一定期間行う制度です。

 学校の授業から離れ、実社会の中で、ものの見方、考え方を養うと同時に、一線で活躍する社会人との出会いや会話のなかから見聞を広め、人格形成を図っていけるインターンシップは有効に利用すべき制度です。

■大人のための夜学

 仕事を終え、家庭で一息ついた後、自宅近くの学校等施設を利用し、気軽に学ぶ雰囲気の中で学習するとともに、地域住民のコミュニケーションを深めるプログラム。

■家庭教育アドバイザー

 臨床心理士など専門的な知識等を有する市町村教育委員会が認める人。

 0歳児から就学前までの子どもと親の居場所づくりや子育て体験交流を通じた子育て学習を公民館等で推進するとともに、子育てサポーターへの助言や深刻な悩みを持つ親からの相談等に応じる人。

■公民館等親子プレイステーション事業

 少子化や都市化が進む中、子育てに不安や孤独感を抱いている親が多いという現状を踏まえ、親子の居場所づくりや様々な親子ふれあい活動を通じた子育て学習を公民館等で実施する国の補助事業。

■子育てサポーター

 県や町村での子育てサポーター研修等を受講した(子育て経験のある)ひとで、育児に不安や悩みを持っているお母さんたちに気軽に相談に乗ったりアドバイスをしたりする人。子育て中の身近な相談相手。

■生涯学習インストラクター

 文部科学省認定(財)社会通信教育協会の認定講座を受講し、取得できる民間資格です。生涯学習指導者・生涯学習ボランティアとして、自宅地域や公民館、図書館等の社会教育施設などでボランティア活動をしたり、企画立案・助言・指導などをするのが、生涯学習インストラクターです。

■生涯学習ボランティア

 自分が持っている資格や特技など、これまで学習したことや体験したことを生かして、他の人の生涯学習を支えるボランティア。

■地域教育協議会

 小学校区、公民館単位に、地域の幅広い人々によって構成された、学校と地域をつなぐ組織で、子どもたちの体験活動や教育について話し合い、地域での取組を推進する。

■はしかけ制度

 琵琶湖博物館のボランティア登録制度の名前です。琵琶湖博物館は「参加型」の博物館をめざしています。活動には「調査・研究」「資料収集・整理・活用」「展示」「交流」「情報発信」などさまざまな分野があります。それらの活動に理解を示し、共に博物館を作っていこうという意志をもった方のための登録制度です。

フィールドレポーター制度

 琵琶湖博物館では、開館翌年度の平成9年度から、フィールドレポーター制度を運営しています。これは、滋賀県内の自然やくらしについて、身の回りで調査をして、定期的に博物館に報告していただくという「地域学芸員」のようなものです。任期は1年で、毎年3月後半に募集し、何年でも引き続き行うことができます。

ボランティア・パスポート

 住民がボランティア活動等を行った場合に、これをポイントとして付加し、活動実績に応じて、公共施設の利用割引などの優遇措置、協賛団体からの様々なサービス、利用する住民の様々な助け合いなどを受けることができるようにすること等が考えられる。

■ボランティアコーディネーター

 ボランティアセンターや施設・企業・学校などのボランティア活動推進団体や機関で「ボランティア活動をしたい」という人と「ボランティアを必要としている人」に双方の希望にあった活動を紹介したり、活動についての相談や助言、情報提供、講座・研修などの開催、ボランティア団体への支援など、ボランティアに関する業務を行う専門職です。

ユニバーサルデザイン

 障害の有無や年齢、性別、国籍にかかわらず、誰もが使いやすいようにはじめから考えて施設、製品、環境等のデザインをするという概念です。21世紀の共生型の社会づくりには、ユニバーサルデザインの考え方が主流となります。

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