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子どもの体験活動の推進 〜子どもたちの豊かな心をはぐくむために…

体験活動指導者養成・研修会


“顔と名前が一致する地域づくり”

地域の大人が子どもたちの活動を支援することで、大人同士の学びやネットワーク化が促進され、
地域の教育力向上につながります。


通学合宿とは

 子どもたち(小学生・中学生)が地域の人々の協力を得て、公民館や自治会館などで一定の期間(3〜7日間)寝泊まりし、炊事や洗濯などを自分たちの力で行い、学校に通う体験活動です。


歴史

 通学合宿のはじまりは、昭和58年に福岡県庄内町で始まった「通学キャンプ」、もしくは、それより2〜3年前に実施された静岡県の「仲よし学校」と言われています。
 滋賀県内では、平成13年頃からはじまり、当初は2〜3箇所での実施でしたが、令和元年度は41箇所で実施されました。


ねらい

 通学合宿のねらいは、物質的な豊かさの中で、親に依存して暮らす子どもたちに共同生活の機会を与え、自らの手による衣・食・住の生活体験を通して生活技能を体得するとともに、お互いの立場や役割を理解し、協力し合ってよりよく生活することができる能力を高めようとするところにあります。

  • ねらい1:共同生活を送ることを通じて、生活する技能や自立心を高めます。
  • ねらい2:親や家族の大切さに気づく機会になります。
  • ねらい3:子どもたちと地域の方の結びつきを強めます。

期待される効果

  • 子ども:自主性、生活力、協調性が身につき、規則正しい生活ができるようになります。
  • 保護者:子どもと地域のつながりや、家庭教育について考えを深める機会となります。
  • 地域 :地域の絆が深まり、ボランティア活動への参加意欲が高まります。

通学合宿のプログラム

 通学合宿のプログラムとして、日常生活の延長という考えから食事・洗濯・掃除・入浴といった「生活」そのものが考えられます。
 その他にも、ねらいによっては自然体験や中・高校生、高齢者を巻き込んだ異年齢・異世代との交流もあります。
 また、地域の伝統文化・芸能の継承を目的に実施するなど、各地域の実情に合わせて様々な形で実施することが可能です。


通学合宿を実施するにあたってのポイント

  • 宿泊場所: 公民館など地域の拠点となる場所が最適。 
  • 期間  : 3〜7日程度。初回は2泊3日程度からはじめ、次第に増やしていく。
  • 対象学年: 小学校4年生〜6年生が最適。慣れてきたら徐々に年齢を下げて異年齢集団を組織することも可能。
  • 対象人数: 20人程度が最適。多くの参加者より、少ない人数で何回も実施した方が効果的。
  • 活動内容: 日常生活そのものがプログラム。(買い出し・炊事・掃除・洗濯・入浴など)
  • 配慮事項: 高齢者・子ども会・健康推進員・民生児童委員・高校生ボランティア・大学生ボランティア・地域のボランティア等、多方面の方々の協力が必要。

通学合宿実施時に必要なプリントのサンプル・参考資料


県内の通学合宿 実施状況


通学合宿の動画



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