今回の職場見学は、次の目的で計画が立てられました。
《カルビー株式会社 湖南工場での授業(1、2年生対象)》 工場見学の前に、オリエンテーションとしてVTRの観賞でカルビー株式会社湖南工場について学習しました。その内容は、工場での工程や、衛生管理についてなどでした。 その後、実際にじゃがいもが製品になるまでを、サンプルで見せていただきました。「土のついたじゃがいも→じゃがいもの不良品の除去→1ミリメートルにスライス→油であげて製品になる」までです。また、衛生管理にこだわった作業服も見せていただきました。 そして、実際に製造ラインを窓から見学しました。事前にVTRで学習していた内容でした。土のついたじゃがいもから、製品になるまで約20分でできるのだそうです。みんな交替で窓からのぞき、その場で講師の方に質問をしました。 その後、味付け前のポテトチップスを試食させていただきました。 《カルビー・イートーク株式会社での授業(3年生対象)》 実際の就業時間や生産工程、評価、就労するためにつけておくべき力などのお話をしてくださいました。 イートーク株式会社は、障がいのある人が働く場を提供されていて、現在、障がい者11名、健常者9名が働いておられます。 作業の内容は、計量包装、ケース詰め作業などが主で、月1回、作業標準どおりの手順で仕事ができているかなど「スキル評価」もされています。これは、それぞれの能力に合ったランクを設定し、達成することが目標で、その他、業務日誌による評価など、達成したり褒められる喜びが、「明日も頑張ろう!」という気を起こしています。 また、「就労するためにつけておくべき力」は、1.心と身体の健康管理、2.日常生活・基本的な生活リズム、3.社会生活能力・対人技能、4.基本的労働習慣、5.職業適性の5つのポイント(就労準備性ピラミッド)から、話をしてくださいました。 講師の方は、「わからないことがあったり、失敗することは、恥ずかしいことではありません。ただ、その時には正直に言ってください。特に、仕事の場では、報告が遅れると、他にも影響が広がっていきます。また、やる気は自分自身の責任です。チャレンジはするべきですし、目標を決めて達成することは楽しいことです。素直で、やる気があることが一番です。」と何回もおっしゃっておられました。 |
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【滋賀県立野洲養護学校の生徒より 】【1、2年生】
【3年生】
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【滋賀県立野洲養護学校の先生より】
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