2021年度 生涯学習・社会教育研修会(滋賀県社会教育研究大会)開催案内チラシ
滋賀県社会教育委員連絡協議会・滋賀県教育委員会
・県内の社会教育委員、公民館運営審議会委員
・生涯学習・社会教育主管課職員
・公民館・コミュニティセンター等職員
・まちづくり担当課職員、社会教育関係者
・社会教育に関心のある方
令和3年11月18日(木) 13:30〜16:50[受付13:00〜]
滋賀県庁東館7階大会議室(大津市京町四丁目1番1号)
(Zoomによるオンライン併用)
13時〜13時30分 | 受付 |
13時30分〜13時50分 | 開会行事 開会のことば 主催者挨拶 滋賀県社会教育委員連絡協議会 会長 来賓祝辞 滋賀県教育委員会 教育長 全国表彰・県表彰 |
13時50分〜14時35分 | 講演 演題:「地域と学校の協働 〜社会教育の新たなつながり〜」 講師:立命館大学 経済学部 准教授 武井 哲郎 氏 |
14時35分〜15時20分 | 話題提供 話題1:「コロナ禍における防災通学合宿の取組」 報告者:日野町立南比都佐公民館 公民館主事 井上 和美 氏 話題2:「野洲市(北野小学校応援団)の実践」 報告者:野洲市立北野小学校 地域コーディネーター 橘 円 氏 話題3:「県内の訪問型家庭教育支援の取組 〜滋賀県社会教育委員会議の提言より〜」 報告者:滋賀県教育委員会事務局生涯学習課 宮崎 良一 主査 |
15時20分〜15時30分 | 休憩 |
15時30分〜16時30分 | 情報交換・全体交流「つながる社会教育とこれからの可能性について」 ファシリテート・助言 立命館大学 経済学部 准教授 武井 哲郎 氏 |
16時30分〜16時45分 | 助言 |
16時45分〜 | 閉会行事 閉会の言葉 事務連絡 アンケートの記入 |
会場では、マスクの着用、手指の消毒、検温、換気等感染予防対策をするとともにオンラインでも開催しました。
オンライン参加 29名
会場参加 57名
立命館大学 経済学部 准教授 武井 哲郎氏より、「地域と学校の協働 〜社会教育の新たなつながり〜」と題して、講演いただきました。
講演では、すべての住民が孤立することなく、地域社会の構成員として社会参加できることの大切さについてお話しいただきました。また、地域と学校の協働を考える視点から、困難を抱える子どもやその保護者の存在を意識する必要性を学ぶことができました。
参加者からは、「『みんなが幸せに』という視点からお話を進めて頂き、doingに加えてbeingの重要性、社会教育におけるまちづくりが大切にすべき点等を理解することができた。」「居場所提供型(Being)の大切さを知り、自分の周りにおいてもできることを考えるきっかけとなった。」「地域の子どもを誰ひとりとり残さず育てる仕組みづくりについて、いろいろなヒントをいただくことができた。」等、先生の講演や助言に共感し、多くのことを学ぶことができたという感想が寄せられました。
話題1:「コロナ禍における防災通学合宿の取組」
報告者:日野町立南比都佐公民館 公民館主事 井上 和美 氏
コロナ禍ではあるが、その中で、地域の方や実行委員の方の協力により、公民館が主となって行う各種セミナー、子ども塾(書道、茶道、科学)、運動会や文化祭など感染予防をしながら、どのように工夫して開催したか、また、防災通学合宿の取組についても、様々な意見がある中、どのようにして実施したかなどを報告いただきました。
参加者からは、「子どもたちが防災について自然な形で学ぶことができ、大人も活動を通し子どもと触れ合い体験を共有できる素晴らしい事業だと感じた。」「自治会から推薦された実行委員会が、話し合って計画を立てているところがすごいと思う。」「コロナ禍で地域の繋がりが希薄になっている今こそ、このような取り組みが必要と感じた。」等の感想をいただきました。
話題2:「野洲市(北野小学校応援団)の実践」
報告者:野洲市立北野小学校 地域コーディネーター 橘 円 氏
北野小学校応援団の多岐にわたる協力(授業支援、市内探検の引率、図書整備、賞状筆耕、除草作業)の在り方について紹介いただきました。その中で、「ボランティアの増やし方」や「広報活動」での具体的な取り組みについて、発表いただき、参考にできることが多々ありました。
参加者からは、「コーディネーターが意欲的に取り組んでおられる姿がよく分かった。」「様々な地域の方に学校を支えていただいていることを日頃から強く感じているが、子どもを支えているのは学校だけではなく、地域の皆さまも同じように思っていただいていることを改めて実感した。」「登録用紙によるボランティアの増やし方や、保護者の取り込み方等参考にしたいと思った。」等の感想をいただきました。
話題3:「県内の訪問型家庭教育支援の取組〜滋賀県社会教育委員会議の提言より〜」
報告者:滋賀県教育委員会事務局生涯学習課 宮崎 良一 主査
学びの場や相談の場などに出向くことが難しい家庭を訪問して支援を届け、保護者への支援を通じて子どもたちの育ちを支えるアウトリーチ型の家庭教育支援活動について説明しました。家庭と学校、家庭と地域をつないで、学校・家庭・地域が一体となって、保護者に寄り添いながら、子どもたちの育ちを支える取組について、話題提供をしました。
情報交換・全体交流「つながる社会教育とこれからの可能性について」
参加者からは、「武井先生のご講演で、学んだことをもとに、情報交換ができてよかった。」「活発な話し合いが久しぶりにできた。」「情報交換にもっと多くの時間があればよかった。」などの感想をいただき、「子どもから大人まで参加できる地域事業のあり方」や「公民館での図書室づくり」など具体的な活動についても熱心に意見交換ができました。
滋賀県教育委員会事務局生涯学習課 生涯学習振興係(木村)
TEL:077-528-4651 FAX:077-528-4962
E-mail:ma06@pref.shiga.lg.jp