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4.発展の方向と方針

 滋賀県の市町村立図書館の課題を解決するために、次の、A,B,二つの方向が図書館振興策の柱であり、この方向を支えるために、C,D,二つの方針が不可欠である。

  1. すべての市町村に図書館を設置することが目標であるが、21世紀まで に町村の図書館設置率を50%にまで引き上げる。設置率を高めることはもちろん重要であるが、図書館設置が無駄な投資とならないために、年間購入冊数、施設、職員が一定水準以上のものでなければならない。
  2. 現に存在する図書館の水準をさらに引き上げる。そのためには、年間購入冊数をふやし、職員の身分を安定させその資質能力を向上させる。市立図書館では、分館、移動図書館を設置し、図書館が住民への資料・情報提供のためのシステムとして機能しうるようにする。
  3. 各館は、施設、図書費など与えられた条件を十分にいかし、市民に役だち支持される働きに全力をあげる。また、県内の全公立図書館は相互に協力し切磋琢磨して、県全体として図書館サービスが向上するよう努める。
  4. 業務の全面委託などは、サービスを空洞化し、結果的にこれからの社会に対応できる図書館となりえないことを確認する。

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