「環境学習―ゴミとリサイクル―」 (甲賀市立信楽中学校1年生)
信楽中学校の1年生では、環境学習について、一学期に琵琶湖博物館での学習をしたあと、二学期に滋賀県の環境について自分でテーマを見つけてまとめていくという作業をされました。三学期にまとめで何かいい授業はないかなと探されていたところ、環境をテーマにした学校支援メニューの中に、島津製作所の「ゴミとリサイクル」の出前授業があり、環境教育で授業に取り入れたいということで、ご紹介しました!
島津製作所の方からの「是非我が社を見ていただきたい」というご意向もあり、信楽中学校の先生と島津製作所さんへお伺いしました。
日程や時間、授業の内容等の確認をしながら、島津製作所での仕事のお話なども、聞かせていただきました。
1時間目は「ゴミとリサイクルの話」で、日本のゴミについて、クイズをまじえながらの講義でした。
昔は“物”がなかったため、ゴミもあまり出なかったんですね。今は、いろいろな物が作られて便利になった分、ゴミも増えました。何と、日本では1年間で5,275万トン(東京ドーム142杯分)の家庭ゴミを出しているそうです。私たちは1人あたり1年間で約400kgのゴミをだしている!?
そこで―今、私たちにできることは何か?―について考えてみました。
2時間目は島津製作所オリジナルの「環境すごろく」を通して、学びました。まずは1人が年間平均で出している400kgのゴミを持ってスタート。「旅行先で使い捨て用品をたくさん使ってしまうと+10kg(ゴミ増)」、「生ゴミは水を切って乾燥させてから捨てたら−25kg(ゴミ減)」、「バーベキューでマイ食器を持っていて、さらにまわりのゴミも拾って帰ったら−20kg(ゴミ減)」など、最後はゴミが一番少ない人が勝ちです。
途中、 「ゴミが減った。やったあ」などの歓声もあがっていて、私たちにもできる身近な事柄で、楽しく環境について考えることができました。
最後は、「地球守っちゃうぞ宣言」も考えてもらいました。
学校の環境によっていろいろ反応はあるんですが、普段の先生の授業とはまた違ったおもしろさがあるみたいで、こういう出前授業はもう少し幅広い、何か効果が得られるのかなと最近思っています。
中学校で授業をする難しさはありますが、環境双六は男女仲良く楽しんで勉強してくれていたと思います。
私たちも、大変勉強になりました。ありがとうございました。
講義だけでなく、ゲームがあったので、楽しくわかりやすかったです。
学校が企業と直接連絡をとるのはなかなか難しいことですし、こういうことをやっておられることを知ることもなかなかないので、つないでいただいて大変助かりました。
中学生向けの内容をどんどん開拓してほしいです。