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「地域の力を学校へ」推進事業の実践例 栗東市児童生徒支援室 × 日本醤油協会「しょうゆ出前授業−しょうゆマジック−」

掲載日:2008年8月12日

教科等 : 夏休み教室 ‥

 「しょうゆ出前授業−しょうゆマジック−」
  (栗東市児童生徒支援室 子ども成長支援教室「あいあい」小学4年生〜中学3年生)

講師 : 日本醤油協会 (平成20年7月30日)

 栗東市教育委員会から、「子ども成長支援教室で、学校支援メニューに載っている日本醤油協会の『しょうゆ出前授業』をしていただきたい」とのご依頼がありました。
 日本醤油協会の方も「滋賀県にも“しょうゆもの知り博士”がいますよ!」と快く受けてくださいました。

授業 :

 夏休み教室の活動の一環として、企画されました。

 出前授業のテーマは「しょうゆマジック」
 しょうゆは、万能の調味料です。その秘密を “しょうゆもの知り博士”に、体験を入れながらいろいろと教えていただきました。

 まずは、ホットプレートを温め、しょうゆを塗ってかおりを嗅いでみました。とてもいいかおりです。
  しょうゆのかおりの成分は、なんと300種類以上。これはしょうゆがどんなものにも合う秘密のひとつです。

 ところで、しょうゆは何から出来ているか、ご存じですか?
 原料は、主に大豆と小麦と塩です。主に3つの原料から、300種類以上のかおりの成分があるしょうゆに大変身!なんて、とても不思議ですね…実はこの不思議には、もうひとつ欠かせない秘密があります。それが、食べ物をおいしくしてくれる微生物(びせいぶつ)という生き物の働きです。食べ物をおいしくする微生物の働きのことを発酵(はっこう)といいますが、しょうゆもこの発酵を経て、約6か月かけて、かおりやうまみなどのおいしさがつくり出されるそうです。

 そのしょうゆについての話をお聞きしながら、「しょうゆは何種類ありますか?」「しょうゆはいつからありますか?」などの質問にも答えていただき、普段、何気なく使っているしょうゆのことをいろいろ知ることができました。
(みなさんも是非調べてみてくださいね。)

 1時間の中で、しょうゆのかおりを嗅いだり、原料の大豆、小麦などを触らせてもらったり、しょうゆを使った郷土料理をテキストや本で見たり、状態がちがうしょうゆの素になるもの(諸味(もろみ))と出来たしょうゆの味比べをしたり、五感をすべて使って、楽しく学習することができました。

連携教室のようす

講師をしてくださった“しょうゆもの知り博士”より

 もう少し人数が多いと、さらにいろんな意見や感想が出たかなと思いますが、しょうゆに関心をもってくれて良かったです。

 また、諸味・しぼった生のしょうゆ・製品のしょうゆの味の違いがよくわかってくれて嬉しく思っています。

 今後もこの出前授業は続いていきます。しょうゆのかおり、つくり方、味体験をこの授業で少しでも多くの子ども達が知ってくれるよう願っています。

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