「国際理解教室 〜見て・聞いて・ふれ合おう われらみんな地球人〜 ブラジル編」
(甲賀市立希望ヶ丘小学校4年生)
4年生の先生から、「国際理解教育をしていて、2学期に国際課の先生に来ていただきたいです。来ていただけるなら、3クラスあるので内容や時間等、どうしたら良いでしょうか?」と、ご相談がありました。
国際課にご相談したところ、「ブラジルボックス(ブラジルで使われるおもちゃや日用品などが入ったボックス)もありますし、食文化カルタで国際理解をしてもらうプログラムもありますので、いろいろ対応はできると思います。打ち合わせをしましょう。」と言ってくださり、連携が実現しました!
県庁の国際課にて、希望ヶ丘小学校の先生と内容や時間等を確認しました。
「ブラジルといえば、何を思い浮かべますか?」というマリ先生からの質問から、1時間目は始まりました。
ブラジルについて、言葉はポルトガル語であること、国の位置や大きさ、日本との時差、自然の風景や街の様子、ブラジルに生息する生き物のことなどを写真を見ながらお話をしてくださいました。
また、日本からブラジルに第1回の移民船が行って、ちょうど今年で100年目だそうです。ブラジルと日本の歴史のことなども教えてくださいました。
さて、次はブラジルで使われる小物を子どもに見せて、クイズ 「何に使うものかな?」です。
アマゾン川にいるピラルクーという魚のするどい舌(ブラシに利用)やうろこ(アクセサリー)、シマホンという飲み物をいれる器、その他おもちゃなど想像がつかないものも多くあり、びっくりしました。
2時間目は、班ごとに分かれて食文化カルタです。
取り札には、お箸やナイフ&フォークなどの日常に使う物や、牛乳や米やパンなどの飲み物や食べ物、各国のあいさつの言葉などが書いてあります。
みんなはそれぞれ1人ずつ、世界のどこかの国(日本、ブラジル、アメリカ、ドイツ…など)の資料をもらい、先生の「主食はなんですか?」「何を使って食べますか?」などの質問に、自分がもらった国の文化の札を取ります。
実は一番最初の班の人は、みんな同じ国です。その中で、札がたくさんとれた人は違う班に行き、2回、3回とするのですが、違う班に行くと違う国に混じることになります。
最初は、何気なくやっていたカルタも、
「違う班(国)に行けば、違う文化があります。違う班(国)に行って、違うことをしてもそれは良いとか悪いとか間違いでは全然ありません。
違う国のお友達が来てお箸が使えなくても、当然国が違えば文化も違ってくるのです。みなさんも知ってくださいね。」
というマリ先生のお話を通じて、学びがありました。
映像や実物を用いた活動ができたので、大変良かったです。
マリ先生は、日本語もお上手で子どもたちにわかりやすく話していただいたこともありがたかったです。
ブラジルボックスが簡単にお借りできたら嬉しいなと思いますが、各クラス2時間ずつ計6時間、無理をきいていただいたおかげで、どの子も充実した学習ができました。
話をよく聞いてくれました。いろいろな場面で切り替えも早く、とても良かったです。
みんな、話かけてくれて嬉しかったです。
教員の方々の適切なご指導のおかげで、お伝えしたい内容は予定通り、伝えることができました。
児童の皆さんは、とても前向きに参加していただきました。
また「地域の力を学校へ」では、当課の交流員が活躍する場を広げていただき、ありがたく思っています。