「
PTAひびきあい活動
―ともに伸びる親と子ども― 親子で作ろう―バターづくり」
(
彦根市立若葉小学校3年生の児童とその保護者
)
学校支援メニューを見てくださった若葉小学校のPTAの方から、「授業の時間にPTAの親子活動をします。体験ができるところで、どこか紹介していただきたいです。」と、ご相談がありました。
いくつかの企業・団体にご相談し、日程や条件があう雪印乳業から良い返事をいただき、連携が実現しました!
前半は、雪印乳業が作られた食育ビデオ「感謝をこめていただきます―牛から学ぶいのちの恵み―」を見ました。
このビデオの中では、本当の牛が学校にやってきて、子ども達が最初はこわごわやっていた乳しぼりにも慣れてきて、牛とふれ合います。ですが、その後「この牛達を私達は食べているんだ」という事実にあらためて気づかされ、その時は若葉小学校の児童達からも息をのんでいる様子が感じられました。
「食べるとは、命をいただき命をつなげていくこと。加工させて形が変わっても、命の恵みにかわりはありません。栄養いっぱいのバター・ヨーグルト・チーズなどの乳製品(牛のミルクから作られる食べ物)もたくさん食べて、りっぱな体と心を育ててください。」という、雪印乳業の方の言葉が頭に残っています。
用意されていた等身大の牛の絵にびっくりしながら、他にも、乳牛や乳製品の種類、栄養についてのお話などもわかりやすくしていただきました。
家畜は私達のために飼われています。食事をいただくときの「いただきます」のあいさつも、心をこめて言いたいですね。
元気に過ごすためにも、朝ご飯をしっかり食べて健康な体をつくっていきましょう!
さて後半は、教室を移動し手をしっかり洗って、バターづくり体験です!
バターは、昔は薬や化粧品として使われていたり、冷蔵庫がないので保存も大変で、偉い人の食べ物とされていたそうです。
みんなは容器に入れてある生クリームからつくりましたが、その容器を振る作業があり、持ち方や振り方なども教えていただきながら、みんな一生懸命!
しばらく振ると、振ったときの感触(音)が変わってきて、固形物が出来ています。出てくる水分(バターミルク)を抜くと、手作りバター(無塩)のできあがり。
市販のバター(塩入)と、それぞれクラッカーにのせて食べ比べてみました。
保護者の方は無塩バター、子ども達は市販のバターが好きという感想が多かったのですが、普段牛乳が苦手な子も「これなら食べられる。おいしい!」と、笑顔でした。
手軽に楽しく作れましたし、添加物も減らせますし、是非家でもご家族で手づくりに挑戦してください。
ビデオの中で飼っていた牛が売られていく時、「え?」と息をのむ子ども達。これが“肉”と結びついたのでしょうか?命の重みを実感した瞬間でした。
バターづくりでは、「おいしい!」「作りたい!」ととても喜んでいました。
授業は、3年生の子ども達にとってもりだくさんでした。
パンフレットなど事前にいただき、保護者に配れたら良かったなあと思いますが、専門の方による「食の指導」は大変値打ちがありました。
命の恵みをうけて私達が生きていることを、ビデオやその後の授業で感じ取ることができました。
また、カルシウムの大切さもあらためて考えることができました。
バターづくりも手軽で、安心して食べることができ、味くらべも良かったです。
3年生の皆さんは、子どもらしい反応で楽しく授業させていただきました。
PTA担当の方、担任の先生にもたくさんお手伝いいただき、感謝しております。
自分達で作った手づくりのバターの味はどうでしたか?
これからも牛のミルクからできる乳製品(にゅうせいひん)をたくさん食べて元気な体と骨をつくってくださいね。
ありがとうございました。