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「地域の力を学校へ」推進事業の実践例 甲南高等学校1年生 × 株式会社村田製作所 「自転車ロボット(ムラタセイサク君)の実演、開発者講話」

掲載日:2008年2月6日

教科等 : 産業社会と人間 ‥

 「自転車ロボット(ムラタセイサク君)の実演、開発者講話 」 ( 滋賀県立甲南高等学校1年生 )

講師 : 株式会社 村田製作所  ( 平成21年1月16日 )

 5月に、「総合学科の1年生には “産業社会と人間”という授業があります。進路を考える学習でもあるのですが、2学期以降で村田製作所さんに話をしに来ていただきたいです。」とご相談がありました。
 村田製作所にご相談したところ、「高等学校にも行っています。伺います。」と言ってくださり、連携が実現しました。


授業 :

 今回の村田製作所さんのお話のポイントは、
 技術者の仕事とは?/どんなことをするの?/どんなことが大変なの?/嬉しかったことは?/
など、自転車型ロボット(ムラタセイサク君)の開発を事例として、働く側のお話をしてくださいました。

 技術者とは、ものづくりやそのプロセス、また有用な物を設計・開発する専門家です。
 お話してくださった方は、理論的な思考で、新しい発見・ひらめき・アイデアによって今までにないものを具体化でき、またいろいろなしくみや原理に興味があったということで、この職業を選ばれたそうです。

 次は、いよいよ、ムラタセイサク君の誕生!にせまってみましょう。
 村田製作所では、シャーペンの芯の先より小さな電子部品などを作っておられ、それらは携帯電話やその他日常生活のあらゆるモノに使われています。
 モノの裏側の部分(縁の下の力持ち)のお仕事ですが、それらをたくさんの人にもっと知ってもらいたいし、お金儲けが全てではなく、いろいろな提案をしたい!夢のある仕事をしよう!というところから、PRロボット開発プロジェクトが誕生したそうです。

 走行にはバランスをとりながら、さらに平均台での走行には頭につけたカメラやセンサーが重要です。また、止まっても倒れない仕組みなどが開発され、走行実験では失敗を繰り返されますが、成功を信じてあきらめない気持ちが大切だということが伝わってきました。

 また、いろいろな人の知恵を詰め込んだチームワークで、目標を徐々に高くしながら、成功したときの映像は、私たちも開発者の方々の「やったあー!」という気持ちと同じ気持ちになりました。

 村田製作所の方からの進路選択におけるアドバイスは、

  1. 具体的な目標をしっかり持つこと。
  2. 大きな夢を叶えるためには苦労も必要で、簡単にあきらめず必要な努力を怠らないこと。
  3. 最終的には自分自身で決定すること。

 です。

 また、「違う担当の者が、ロボット開発に向けて(1つの目標に向けて)、みんなで努力するという協調性は、とても大事です。」とおっしゃっていましたが、これは確かに社会に出て求められる大切な姿勢だと思います。

 最後は、テレビにイベントに引っ張りだこのムラタセイサク君が登場!みなさんの学校に伺うのも、理科を好きになってほしい、ものづくりの喜びを知ってほしい、村田製作所を知ってほしいという意味があるということです。

 そして、なんと今回、セイサク君のいとこのムラタセイコちゃんが、滋賀県初お披露目!セイコちゃんの出身地は、滋賀県だということを、みなさんは知っていますか?

 生徒のみなさんからも、感嘆の声があがっていました。

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