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「地域の力を学校へ」推進事業の実践例 島小学校6年生 「ごま団子をつくろう」

掲載日:2008年2月26日

教科等 : 家庭科、総合的な学習の時間 ‥

「 ごま団子をつくろう」 ( 近江八幡市立島小学校6年生 )

講師 : 社団法人 日本中国料理協会滋賀支部の代表 (平成21年2月12日)

協力 : フジノ食品株式会社、大中グリーンコーポ

 この授業は、島小学校で昨年度に引き続き、今回が2回目でした。
 中国で伝わる「医食同源(いしょくどうげん)」をキーワードに、滋賀県内の中国料理店の料理人の方との、食育講座の連携が実現しました!

打ち合わせ :

 島小学校で、講師をしていただく日本中国料理協会滋賀支部の料理人の方、材料を提供していただくフジノ食品の方と大中グリーンコーポの方と、授業の流れや時間、家庭科室の食器類、給食を作る調理室などの確認を行いました。


授業 :

 今回、講師をしてくださった料理人の方が「ふれあいを大切にしながら、ものづくり、食の楽しさを知ってもらいたい」と、一番におっしゃっていました。
 キーワードは、バランスの良い食事は、体にも良いという「医食同源」。
 子ども達が好き嫌いをせず、また食に対する興味につながる事を願い、地元食材を取り入れながら楽しく調理実習を体験してもらう事をコンセプトに計画されました。

 当日は、料理人13名が来てくださり、6年生の授業の後、全校児童の給食を作ってくださいました。

 まずは、6年生が班に分かれ、料理人の方と一緒に、中国料理の中でも家庭で簡単に作れる“あん入りごま団子”に挑戦です。

 ごま団子は、まず、浮粉(うきこ)を湯で練って置いておきます。白玉粉はその他必要な材料と水で練り、先ほどの浮粉と混ぜ、さらに耳たぶくらいの柔らかさになるまで練ります。この時、「しっかり練らないと、粒の固まりが残ったりするので、この作業はとても大事なんですよ」など、料理人の方がワンポイントアドバイスも入れながら、教えてくださいました。
  最後は、練った生地を適当な大きさにちぎり、平たくして中にあんを入れていきます。包む時は、真ん中にあんを入れないと、揚げる時に爆発してしまいます。練る作業も、包む作業も、簡単そうで意外と難しかったようです。
 ですが、そこはさすが6年生!下級生の分もあわせて、なんと200個のごま団子を作ってくれました。

 ごまをつけた後、揚げる作業は少し危ないので料理人の方にバトンタッチ。
 給食の時間まで、とっても楽しみです。

 給食メニューは、6品
★海老とフルーツのマヨネーズサラダ
★若鶏の唐揚げ
★冬野菜のクリーム煮
★近江米の焼おにぎりのオリジナルカレーあんかけ
★杏仁豆腐ーごぼうのチョコレートソースかけ
★胡麻団子

 メニューは、例えば、カレーあんかけは、焼きおにぎりに合うようにみんなが好きなカレーをオリジナルで作ってくださっていたり、食感をナッツに見立ててゴボウを入れたり、料理人の方が考え、地元の食材を使いながら、全校生徒分を作ってくださいました!

 いいにおいがしてくる中、待ちきれない様子で各学年が、待っています。
 「今日は、6年生がごま団子を作ってくれました。」という放送が流れる中、いよいよ給食の時間!
 同時に、質問タイムの時間にもなりました。

Q:中国では、何が食べられていますか?
A:ハトやスズメなど、割と何でも食べますよ。

Q:食べる人が笑顔だと、どういう気持ちになりますか?
A:おいしい料理を食べる時、人は笑顔になり、幸せな気持ちになります。なので、食べる人が笑顔だと私達はとても嬉しいです。

などなど…。

 「私達は、料理を作るのが好きです。
  楽しく作って、おいしく食べることはとても大切ですから、またこういう機会があるといいなあと思います。」という言葉が、印象的でした。

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