「交通安全教室」 ( 甲賀市立甲南中部小学校3、4年生とその保護者 )
4月に甲賀市立甲南中部小学校から、「3・4年生のPTAのひびきあい活動で、県の生涯学習課ホームページの実践例に載っているような交通安全教室をしたいと思っています。自転車指導を含めて、佐川急便に来ていただけるでしょうか?」とご依頼がありました。
佐川急便に日程等を含めご相談をしたところ、「出来る限りさせていただきます。」と言ってくださり、連携が実現しました!
学校が希望されていた自転車指導から始まりました。
自転車は便利な乗り物である一方、正しく乗らないと自分がケガをしたり、逆に相手にケガをさせたりすることもあります。
そこで、はこぶくん(着ぐるみ)も一緒に自転車を使って、正しい乗り方を教えてくださいました。
乗る前にはまず自転車の点検を必ずしましょう!
〈乗る前の点検〉
ところで、皆さんは自転車で横断歩道をどのように渡っていますか?
実は、自転車の道路の渡り方は1通りではありません。自転車のマークが書いてある自転車横断帯があれば自転車に乗ったまま渡っても良いのですが、自転車横断帯がない横断歩道の場合は自転車から降りて渡らなければいけません(標識にも注意!)。どちらも、歩行者・自動車等に十分気をつけて渡りましょう。
そして、皆さんはジュースなどを持ちながら(飲みながら)、運転していませんね。2人乗りもしていませんね。というのも、これは絶対してはいけない危険な自転車の乗り方です。片手で運転したり、2人乗りをすると、フラフラしたり、バランスを崩してこけたり、車にひかれてしまうこともありますので危険です。絶対にしないでください。
そして「車は急に止まれない」
例えば、トラック(自動車)に乗っている運転手が、急に飛び出した影にびっくりしてブレーキをかけたとします。実際にトラックで実験していただきましたが、気づいてからブレーキをかけて止まるまで、トラック2台分くらいは進んだでしょうか。
今回の時速は30kmでしたが、普段、道路で走っている自動車のスピードはもっと出ていますので、注意が必要です。
他にも、自動車やトラックの性質について、運転席から見て、ある角度からは見えなくなる範囲(死角)があること、また、大きなトラックが曲がる時は特に、前のタイヤと後ろのタイヤの進み方が大きく違って(内輪差)、巻き込まれやすいことなどを実際にトラックで学びました。
その後、子ども達は、普段は体験出来ない佐川急便のトラックにも実際に乗せていただき、運転者の視点からも学べ、貴重な体験をさせていただくことができました。
佐川急便の方がおっしゃったのは、「交通安全のルールは、たった1つしかない命を守るためのルールですので、守ってくださいね。」ということでした。
今日学んだことは、参加された保護者の方々も同様に、改めて交通安全のルールを確かめる機会であってほしいと思います。
親子活動として親子での体験活動があれば、これからの自転車・車での生活に、さらに関心を持っていけるのではないかと思いましたが、普段目にする自転車の二人乗り、また片手運転など実際に目の前で実演していただいて危険であるということはよく理解できたと思います。
また、初めて耳にしたであろう車の死角。トラックに乗って体験することにより、より深く子どもの心に残ったと思います。
小学生の子ども達との教室は、今回のメンバーでは初めてでしたが、実際にトラックの特性(死角等)について学んで頂けてとても良かったと思います。
子ども達の素直さと積極的な行動に驚かされました。日頃の、保護者の方々や学校の先生方をはじめとする、地域の方々の教育、ふれあいの賜物に違いありません。
また、佐川急便株式会社の社是の中に「地域社会の発展に奉仕する。」という節がございます。私ども佐川急便も子ども達の育成の為に微力ながらもお力添えできれば幸いです。
今回、少しでも子ども達が交通安全について考え、事故がなくなったなら幸いでございます。互いに助け合い譲り合い、笑顔で事故のない社会を心からのぞんでいます。
今日は、暑かったけれど、みんながんばって交通ルールを勉強してくれてありがとう。
お兄さん、おじさん達は、いつもみんなが交通ルールを守ってくれていると信じています。また、道路で佐川急便のトラックをみつけたら手をふってくださいね!