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「地域の力を学校へ」推進事業の実践例 大津市立真野小学校 × 佐川急便株式会社「交通安全教室」

掲載日:2009年7月10日

教科等 : 特別活動(学級活動) ‥

「交通安全教室」 ( 大津市立真野小学校 )

講師 : 佐川急便株式会社 ( 平成21年6月30日 )

 4月に大津市立真野小学校から、「交通安全教室の出前授業をお願いしたいのですが、方法・依頼などどのようにすればよいでしょうか?」とご相談がありました。
 先生と交通安全教室についてお話した後、学校支援メニューにも登録してくださっている佐川急便に日程等を含め、お聞きしたところ「先生のご要望に応じた内容で出来ますよ。」と言ってくださり、連携が実現しました!


授業 :

 次の目的で授業は進められました。(1〜3年生と4〜6年生に分けての授業でした。)

  • 交通安全の基本的なルールの知識や技術を身につける。
  • 決められた規則を守り、一人ひとりが自分や他人の命を大切にする気持ちを持つ。

 元気よく登場の さがわん3きょうだい と はこぶくん と ぴょんたくん(いずれも着ぐるみ)も一緒に、道路を渡る時・自転車に乗る時の指導をしてくださいました。

 最初から最後まで繰り返しおっしゃったのは、「交通ルールを守ることは、自分の命を守ることです。絶対に守ってくださいね。」ということです。
 その言葉を受けながらの授業が始まりました。

 まずは、信号がある横断歩道の渡り方の確認です。
 青色は? ― 渡る。
 赤色は? ― 止まる。
 では、黄色(点滅)は? ― 急いで渡る…??

では、ありません。渡る前に黄色(点滅)になったら、必ず止まりましょう。渡り始めも急いで戻ってください。そして、信号が青になってから、「右見て、左見て、もう一度右を見て」渡りましょう!

 次は、自転車に乗る時の確認です。乗る前の点検は大切です。
 「乗る前に、ブレーキはきくか、タイヤに空気がちゃんと入っているか、ライトはつくか、反射板がついているか、などのチェックをしましょう。」という問いかけに、「はーい。わかりましたー。」と、元気のよい子ども達の声が聞こえてきました。

 確認が出来たら、実際に自転車に乗って走る時の注意です。
 自転車が乗っていい所は、自転車のマーク(標識)があるところ、また、道路交通法の改正により、児童(6歳以上13歳未満)や幼児(6歳未満)が自転車に乗る場合は、歩道を通っても良いことになっています。小学生の皆さんは、車道は危険ですので出ないでくださいね。

 また、「自転車でやってはいけないことは何ですか?」という質問に、子ども達からは「横に並んで走らない」「2人乗りや片手運転はダメ」など意見が出ました。これらは危険ですので、絶対してはいけません。
 ヘルメットも安全のためかぶりましょう!

 ところで、皆さんは「止まれ」の標識を見たことがありますね。この「止まれ」の標識はどんな所に設置してあるのでしょう?
 この標識がある所は、危ない所、車の行き来が多い交差点などです。標識がある所は、特に気をつけましょう!

 1〜3年生の授業では、1年生には横断歩道の渡り方を実践してもらいました。また、代表のお友達には飛びだしてくる車(授業ではボール)の恐さも体験してもらいました。
 「危ない!」と思うと、足も自然に止まりました。「この『危ない』と思う気持ちが自分の命を守ることになり、この気持ちを持っていれば交通ルールは守れますね。」という講師の言葉が残っています。

 4〜6年生の授業では、「自転車は左側から乗りましょう。左側から乗るのは、どうしてでしょうか?」という質問に、お友達がしっかりと答えてくれていました。
 左側通行の車よりもさらに左側を走る自転車は、すぐ右に車が走ることになります。だから、自転車の左側から乗ります。
 代表のお友達が実際に自転車に乗り、佐川急便が用意してくださった信号機や標識で、正しい乗り方を改めて確認しながら学びました。

 最後の「私達も優しい安全な運転を心がけますので、皆さんも自分の命を守るために今日学んだ交通ルールを守ってください!」という講師の言葉を、普段からも忘れないでくださいね。

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