「交通安全教室」 ( 愛荘町立愛知川小学校全学年児童 )
愛荘町立愛知川小学校から、「全学年対象で、ホームページの実践例に載っているような交通安全教室をしたいのですが、佐川急便に来ていただけるでしょうか?」とご依頼がありました。
佐川急便に日程等を含めご相談をしたところ、「日程の調整をしながら、対応させていただきます。」と言ってくださり、連携が実現しました!
1〜3年生と4〜6年生に分けての授業でした。
(子ども安全リーダーの方のご紹介もありました。)
うさぎさん と かえるくん と はこぶくん(いずれも着ぐるみ)も一緒に、遊ぶときや道路を渡る時、自転車に乗るときの注意点などを教えてくださいました。
〈1〜3年生〉
まずは、信号がある横断歩道の渡り方の確認です。
青色は? ― 渡る。
赤色は? ― 止まる。
では、黄色(点滅)は? ― 急いで渡る…??
では、ありません。
黄色(点滅)はもう赤になるという合図です。渡る前に黄色(点滅)になったら、必ず止まりましょう。渡り始めも急いで戻ってください。そして、信号が青になってから、「右見て、左見て、もう一度右を見て」 渡りましょう!
皆さんはボールで遊ぶこともありますね。ボール遊びをしていて、ボールがトラック(車)の下に入ってしまいました。どうしますか?
その時、トラック(車)が止まっていても自分では取らないで、必ず大人にお願いをしましょう。トラック(車)からは見えないところがあり、また急に動くこともありますのでとても危ないのです。気をつけましょう!
最後は、佐川急便が用意してくださった信号や横断歩道で、1年生に横断歩道を渡る練習をしてもらいました。
みんな、とっても上手に安全に渡れていました。これからも毎日、安全に渡ってくださいね。
〈4〜6年生〉
自転車指導から始まりました。自転車は便利な乗り物である一方、正しく乗らないと自分がケガをしたり、逆に相手にケガをさせたりすることもあります。
そこで、一緒に自転車を使って、正しい乗り方を教えてくださいました。
まず、乗る前の点検は大切です。自転車は、乗ったときに足がしっかりと着き、ハンドルを握って少し前かがみになるくらいの大きさが良いそうです。そして、乗る前には、ブレーキはきくか、タイヤに空気がちゃんと入っているか、ライトはつくか、反射板がついているか、ベルがなるかなどのチェックをしましょう。
もちろん、運転の時は、片手で運転したり、2人乗りは危険ですので、絶対にしないでください。
ところで、皆さんは自転車で横断歩道をどのように渡っていますか?
実は、自転車の道路の渡り方は1通りではありません。自転車のマークが描いてある自転車横断帯があれば自転車に乗ったまま渡っても良いのですが、自転車横断帯がない横断歩道の場合は自転車から降りて渡らなければいけません(標識にも注意!)。どちらも、歩行者・自動車等に十分気をつけて渡りましょう。
他にも、自動車やトラックの性質について、運転席から見てある角度からは見えなくなる範囲(死角)があること、また、大きなトラックが曲がる時は特に、前のタイヤと後ろのタイヤの進み方が大きく違って(内輪差)、巻き込まれやすいことなどを、実際のトラックで学びました。そして、トラックに乗せていただき、代表のお友達が運転者の視点からの体験をさせていただきました。
最後は、「車は急に止まれない」ことを知る実験を、こちらも代表のお友達が体験しました。
1人は前向きに歩き、2人目は後ろ向きに歩き、3人目はダッシュで走り、4人目は自転車で走ります。
影から飛びだしてきたモノ(今回はボール)にどのように反応出来るかの実験でした。結果は…今回は飛びだしてくることを知っているので意識してしまったようですが、自転車やダッシュのお友達はそのまま過ぎてしまいました。(つまり、急には止まれない!)
さらに、トラックでも実験していただきましたが、気づいてからブレーキをかけて止まるまで、かなり進みました。トラックの今回の時速は30kmでしたが、普段、道路で走っている自動車のスピードはもっと出ていますので、注意が必要です。
「いろいろなことにルールがあります。交通安全のルールは、たった1つしかない命を守るためのルールです。自分でも確認してくださいね。」という講師の言葉を忘れないようにしましょう!
人数が多いため後ろの方は少し見にくかったり、聞き取りにくかったりしましたが、内容は良かったです。
準備から進行まですべてやっていただきありがとうございました。
実際に車を動かして、内輪差があることや、車が急に止まれないことなど分かりやすく教えていただきました。全校を下学年と上学年に分けて実施し、内容もそれに応じてしていただき良かったです。
児童の皆さんが、一生懸命聞いてくれました。
また、次回に機会があれば、よろしくお願いします。
トラックには、死角(運転席から見えなくなるところ)があり、危険です。
近寄らないでね。