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「地域の力を学校へ」推進事業の実践例 速野小学校4年生 × 滋賀県国際課「世界ふしぎ発見!」

掲載日:2010年2月15日

教科等 : 総合的な学習の時間 ‥

「 世界ふしぎ発見! 」  ( 守山市立速野小学校4年生 )

講師 : 滋賀県国際課  ( 平成22年1月15日 )

 「しが学校支援センター」では、2学期に県内の公立学校に学校支援のリーフレットを配布しました。それをご覧になった守山市立速野小学校の4年生の先生から、「総合的な学習の時間に、『世界ふしぎ発見!』というテーマで外国の文化や生活を知る国際理解の学習を予定しています。昨年は、インターネットや本で文化や生活を調べたのですが、今年はじかに人と触れて体験していきたいと考え、どんな授業を仕組んだらいいかと悩んでいたところ、配布されていたリーフレットが目に留まりました。私たちが行いたい国際理解の学習とぴったりのカリキュラムが掲載されていましたので、ぜひ、このメニューを利用したいと思いました。」とご連絡がありました。
 滋賀県国際課に日程等を含めご相談し、連携が実現しました!


授業 :

 ブラジルの講師の方の母国語での自己紹介から、授業は始まりました。
  「私が話した言葉は、何語でしょうか?」という講師の問いにも、「ポルトガル語!」と元気よく答える子どもたち。そして、ポルトガル語で「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」のあいさつを、みんなで練習しました。
 また、ブラジルについて、国の位置や大きさ、日本との時差など、教えてくださいました。

 「ブラジル」という元々の言葉の意味は、「木」だそうです。1500年にブラジルにポルトガル人が来たとき、大きな木があり、その木を染料などに使ったことが由来だそうです。
 また、ブラジルで普段使用される地図は、日本で見る地図とは少し違いました。私たちは、日本が中心になった地図ですが、ブラジルではヨーロッパが中心の地図です。それは、言語がポルトガル語ということからも、歴史においてブラジルは非常にヨーロッパの影響を受けているからだそうです。

 時差は、12時間ありますが、10月〜2月は夏時間という時間になり、今の時期は13時間違うそうです。国の広さは世界5位で、日本の約23倍。みんなは、ちょうど面積を習っているところということで、また地図で確かめてみてください。

 他にも、「今は日本で普通に使われている言葉ですが、ポルトガル語(外来語)はどれでしょう?」というクイズにも、子どもたちは元気よく答えていました。(「ボタン」や「コップ」など)

 さて、次はブラジルで使われる様々な小物が、各班に配られ、実際に触ったり、音を鳴らしたりしながら、「何に使うものかな?」のクイズ大会になりました。
 みんなが「じょうろ」「何かをすくう物」「赤ちゃんを泣きやますおもちゃ」など予想したあと、講師の方に何に使うか教えていただきました。

 一部、ご紹介します。

  • アマゾン川にいるピラルクーという魚のするどい舌は、ブラシとして利用。
  • ピラルクーのうろこは、アクセサリーや爪みがきに使用。
  • 「パウミット」という植物の芯を漬けたもの(タケノコのような食感)。
  • 大きい風船は、ブラジルでは、誕生日はとても大切にされていて、子どもから大人まで年齢に関係なく祝う。その際に、風船の中にキャンディーやおもちゃを入れて、天井にぶらさげたりする。

 他にも「シマホン」という飲み物をいれる器や「ベリンバウ」というカポエイラ(格闘技)の時に鳴らす楽器など、想像がつかないものも多くあり、びっくりしました。

 他にも、ブラジルは、電車がほとんどなく、移動はほとんどバスだということや、ブラジルの生き物の話などをしていただきました。4年後には、サッカーのワールドカップがブラジルで行われます。その時は、この道具や教えてもらった挨拶などを思い出してくださいね。

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