「 夢プロジェクト〜理容美容業務についての職業観・人生観〜 」 ( 守山市立吉身小学校6年生 )
当課のホームページに掲載している「学校支援メニュー」一覧をご覧になった守山市立吉身小学校の6年生の先生から「『夢プロジェクト』と題して、いろいろな職業の方から話を聞くという授業に取り組んでいます。『学校支援メニュー』の団体の方に是非来ていただきたいです。」とご依頼をいただきました。
先生から依頼があった10企業・団体の中で、日程等が合う企業・団体と、連携が実現しました!
次のねらいで、授業は計画されました。
学校では、「ゲストティーチャーを迎え、その方の仕事をはじめ、生き方や人生観について話を聞く」という学習内容で、計画を立てられました。
1月から週に1回の予定で、何人かのゲストティーチャーから話を聞く授業です。今回は滋賀県理容美容学園から来ていただきました。
まず質問です。私たちの髪の毛は何本あるでしょうか?
日本人の頭髪本数は約10万本で、1日に約0.35mm(1ヶ月で約1cm)伸びるそうです。
理容師、美容師さんは、髪の毛を切ったり、整えたり、加工したりしてお金を得る職業です。
髪の毛で気になることは人それぞれあります。その中で、将来薄くなるのかどうか…がわかる方法があるそうです。頭の横からてっぺんを手のひらで包み込むように持って、頭皮を動かします。動きが硬いと将来薄くなる可能性があるそうですので、頭皮マッサージをするのはいいかもしれません。
また、お客様それぞれ、顔の輪郭などで似合う髪型があり、講師の方は「この方はこうカットしたらいいな」など、その方に似合う髪型が瞬時にわかるそうです。そうして、人(お客様)に喜んでもらう仕事をしていて、とてもうれしいとおっしゃっていました。
次は、家でも出来る「手指振動法(しゅししんどうほう)」と「手側打法(しゅそくだほう)」という簡単なマッサージを実際に教えてくださいました。頭皮から肩のマッサージです。
お友達同士でもやってみました。講師の方にしてもらうのが一番気持ち良かったようですが、「気持ちいい!」「帰ったら、お家の人にしてあげたい!」と口々に言っていました。
ところで、カットに使うハサミですが、安いハサミと理美容師のプロのハサミとは、明らかに切れ味が違います。それもそのはず、プロのハサミは値段が3〜7万円もするそうです。
今回は、首から上のマネキンを置いたカットコーナーが設けられ、プロのハサミを使わせてもらいながら、代表のお友だちに実際にカットに挑戦してもらいました。
教えていただいたカットする時のポイントを、一部ご紹介します。
など。
最後は、「質問タイム」です。いくつかご紹介します。
Q: 私の髪を実際に切ってほしいです。(多数意見)
A: 美容師法という法律があって、例えば、私が今ここで、みんなの髪を切ってお金をもらったら罰せられるんです。
ここでは、実際にみんなのカットはしないです。
Q: 難しいカットは何ですか?
A: 角刈りです。(人によって違いますが)髪はいろいろな方向に生えています。それを、四角に切るのはとても難しいんですよ。
など。
「カットなど簡単に見えるかもしれませんが、実際にやると難しかったでしょう。ですが、繰り返しやることで上手くなっていきます。
この仕事は、快感(いい気持ち)から始まって快感で終わります。お客様に喜んでもらうと、とてもうれしいんです。好きなことが仕事になるのが一番いいですね。」という講師の方の言葉が印象に残っています。
笑いあり、実技ありの楽しい時間でした。
また、来年もよろしくお願いします。
今回、「夢プロジェクト」の連携授業で初めて近隣の小学校に出向くことが出来てすごくうれしく思います。
もう少し時間があれば、子どもたちにカットの面白さなども体験してもらえたのにと思うので、今後はもう少し打合せを念入りにしたいと思います。
最初は、小学校6年生がどのように聞いてくれるかわからなかったので、不安でたまりませんでした。しかし、子どもたち全員が真剣に話を聞いてくれて、特に技術を披露している時は、とても集中して見学してくれて、感動を受けるくらいでした。
自分の夢に向かって毎日を過ごしてください。心より応援しております。