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「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年7月9日
連携授業のようす

テーマ

「マナー講座」

学校・園名

彦根市立東中学校2年生

講師

雪印乳業株式会社

日付

平成22年6月17日

教科等

総合的な学習の時間

授業

連携授業のようす

 滋賀県の公立中学校(2年生)では、5日間の「職場体験」(中学生チャレンジウィーク事業)を実施しています。
 彦根市立東中学校では、その事前学習としてマナー講座の授業を、次の内容で計画されました。

  • 職場体験学習におけるマナーについて
  • 職場体験学習に臨む心構えや挨拶、礼の仕方、話し方について

 そこで、実績豊富なマナー研修をされている雪印乳業株式会社の方にお話をしていただきました。

 講座の内容では、お客様が商品やサービスによって満足することを顧客満足(こきゃくまんぞく)といいます。企業(店)側は、「どのように行動したら満足してもらえるのか?」ということを常にお客様の立場で考えることが必要です。「相手の立場にたって考え、感謝をする」という考えに基づいたマナーを教えてくださいました。

 体験とはいえ、職場に入れば従業員の一員です。中学生にとって貴重な初めての社会体験で緊張もありますが、以下の6つのキーワードを頭に入れて、ビジネスマナーに取り組むように指導されました。

心がけること
1,満足 2,サービス 3,笑顔 4,スピード 5,プロ意識 6,誠実さ

 他にも、身だしなみやあいさつの仕方、話の聴き方・話し方はとても大切です。また、敬語は、年齢に関係なく間違った使い方をしている人が多いので、今から知っておきましょう。これらは、お客様に対してだけではなく、上司や先輩との人間関係にも重要です。

 最後に「『彦根東中学校の生徒さんは、他校と違う!さすが!』と言われるように、是非、記憶に残る職場体験学習をしてきてくださいね。」とメッセージをくださいました

 途中、セルフチェックや代表のお友達の実践もありました。これらは、実践しないと身につきません。普段から練習やチェックをお互いにしてみて、実際の場で生かしていきましょう!

感想

生徒の感想 【彦根市立東中学校の生徒より 】

    連携授業のようす
  • 働くには、身だしなみやあいさつ、言葉づかいなど、きちんとしておかなくてはいけない事がたくさんあるんだなと思いました。
  • その場や、時に応じたしっかりした態度をとらないといけないと思いました。礼儀などが詳しくわかってよかったです。
  • おじぎに3種類の角度があるとはじめて知りました。社会に出るのは大変だなと思いました。
  • 座る位置のお話が一番勉強になりました。座り位置に、上座、下座があると初めて知り、敬語も勉強になり、とてもためになるお話でした。講師の方のお話が、わかりやすくて聞きやすかったです。
  • 今度の職場体験が楽しみになりました。今日の学習でお客様に対しての接し方がわかり、第一印象が大切なんだと思いました。目上の方への接し方やマナーがわかり、とても役に立つお話だと思いました。
  • 今までの自分のマナーのダメなところがよくわかってよかったです。自分が社会人になったときに困らないよう、今から普段の生活で気をつけていきたいです。
  • 仕事の大切さやルールなどがよくわかる授業でした。あいさつはとても大切だなと思いました。職場体験でも、自分から笑顔であいさつしたいです。
  • 資料があってわかりやすく、マナーの奥深さが改めてわかりました。将来の勉強になりました。

学校・園の感想 【彦根市立東中学校の先生より】

 生徒の聴く姿勢がよくなかったと思います。ただ、真剣に聴き、「職場体験に生かしていきたい!」と言っている生徒もたくさんおり、マナーについて考えるよい機会になったと思います。
 ありがとうございました。

講師の感想 【雪印乳業株式会社の方より】

 持ち時間の割に、話す項目を増やしすぎたと反省しております。
 同じ学年でも、随分違いがあると感じました。

生徒たちへメッセージ −

 これからの長い人生の中で、可能な限り早い段階でマナーを身につけることが、いかに皆さんのためになるかを充分にご理解いただければと願っております。

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