生涯学習課主催の「学校と地域を結ぶコーディネート担当者新任研修」では、「しが学校支援センター」で行っている様々な学校支援の取り組みをご紹介しています。 今回の講師の方は、解剖学の先生です。解剖学とは、解剖によって私たちのような生物体の様々な仕組みやつくりなどを学んだり、研究したりすることです。 今回は、6年生が学習している教科書にそって、1:肺、2:心臓、3:胃・腸、4:かん臓、5:じん臓 について、教えてくださいました。 まず、これらの臓器が体のどこにあるかを知るために、内臓がはずれるようになっている人体模型で、はずした内臓を手にしながら、形や位置などを観察しました。 途中で、講師の方からいろいろと子どもたちに質問がありましたが、パソコンと連動しているリモコンで答えるとすぐに画面にみんなが何番を選んだかわかるようになっていて(応答システム)、とても楽しく学習できました。 最後に、子どもたちからの「仕事で失敗したことはありますか?」という質問に、「失敗はたくさんありますが、『目標に向かって努力する』ということが大事なのです。失敗は当たり前です。あきらめないでください。」というメッセージもくださいました。 |
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【授業最後の児童からの質問(一部抜粋)】Q.病気の“弁”を放っておくと、どうなりますか? A.心臓の弁がうまく働かないと心筋(心臓の筋肉)に負担がかかり、大変なことになります。手術や薬で治したりします。 Q.手術はこわくないですか? A.正直に言うと、慣れます。ちなみに、動物実験もします。最初はかわいそうだと思いますが、実験をしないとわからないことがあるので、とても大切なことです。 Q.ブドウ糖には、どんな働きがありますか? A.ご飯などの炭水化物等が分解されてできるブドウ糖は、エネルギーになります。私たちが生きていくにはとても大事なもので、そのエネルギーで私たちは活動しています。 Q.尿は、絶対に出るのですか? A.尿が出なくなると人間は死んでしまいます。ちなみに、大人の尿の量は、1日約1.5リットルです。 Q.血液が出ていくことはありますか? A.大便と尿の違いは何でしょうか?大便の元は食べた物のカスで、尿の元は血液ですので、この質問で言うと、血液の一部が尿として出ていくということになります。 など。 |
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【日野町立南比都佐小学校の児童より 】
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【日野町立南比都佐小学校の先生より】 専門家から直接臓器のお話を聞くことができ、子どもの興味、関心も非常に高かったと思います。 |
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【滋賀医科大学の方より】 楽しかったです。 |