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「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年7月9日
連携授業のようす

テーマ

「ドリームプロジェクト」

学校・園名

野洲市立三上小学校6年生

講師

滋賀県理容美容学園

日付

平成22年6月22日

教科等

総合的な学習の時間

授業

連携授業のようす

 人が動くで働く(はたらく)です。お金をもうけるためにみんな働くのですが、講師の方の働く事は、髪の毛を切る事です。

 その前に、小さな紙を使って、心理テストをしようという事になりました。みんな、自分の紙に四角を書いて、それを半分にする線をひいて、その線の上に丸を3つ描きます。できあがって、みんなの絵が違うのにびっくりしました。これは、伝え方が十分ではないからだそうです。仕事では、間違いは許されないので、「相手に分かりやすく伝える事」、そして、自分が聞いてわからなかったら、「わかるまで聞く事」を教えていただきました。 

 まず、マッサージのやり方を教えてもらいました。2種類のやり方をみんなで練習します。実際に教えていただいたマッサージは、けっこう大きな音がでたので、おもしろかったです。

 次に、はさみの練習です。親指だけではさみを動かす練習です。手をあげて1分間!「手がだるい〜」と誰かが言って、みんなが大笑いしました。

 そして、マネキンの髪をロット(パーマの時に使うカーラー)で巻く練習をしました。それぞれアシスタントもついて、霧吹きでぬらした髪を少しクシでとって、アシスタント役が渡してくれた紙と一緒にロットで巻きます。

 実際にはさみでも切ってみます。前髪を全部切ってしまった子もいましたが、ていねいに切ります。そして、講師の方のプロの技も見せてもらいました。最後は、バリカンも試しました。このマネキンの値段がすごく高い事を後から聞いてびっくりしました。専門の学校でも、大切に練習用として使っておられるそうです。

 講師の方のお仕事は、朝からずっと立ちっぱなしで、体力が必要です。それに、専門の学校を出てから、一人前になるまですごく長くかかるので、毎日同じ事をくり返す根気も必要だそうです。そんな美容師さんのやりがいは、「ありがとう」「気持ちよかった」と言ってもらえる事だそうです。

 最後に、みんなへの一言は、幸せになるための4つの出会い(良き友、良き指導者、良き教え、良き夫、妻)を忘れずに、相手を思いやる気持ちを大切にしてくださいという事でした。

感想

児童の感想 【野洲市立三上小学校の児童より 】

    連携授業のようす
  • 講師の方がとてもおもしろい人で、授業もすごく分かりやすかったです。
  • はさみを親指だけで動かすのは、指がつるかと思いました。
  • マッサージが上手になったら、いろんな人にしてあげたいと思いました。
  • ロット巻きとロットのアシスタントをできてうれしかったです。
  • プロの人は切るのが速くてすごいなと思いました。
  • また、講師の方に来てほしいです。
  • 私も美容師の仕事がやってみたいと思いました。
  • 頭が良くなるマッサージを、お母さんにしたいと思います。
  • 意外にも体力を使う事がわかりました。
  • マネキンが4,000円もするのはびっくりしました。
  • バリカンで髪の毛を切るのが楽しかったです。また、やりたいです。
  • 人生で幸せになる4つの条件は覚えておこうと思いました。

学校・園の感想 【野洲市立三上小学校の先生より】

 非常にお世話になりました。総合「ドリームプロジェクト」の1つとして行いました。今回の他にも、個人的に外部講師にお願いしましたが、なかなか日程の調整や打ち合わせが難しく、今日のように県教育委員会が、場をほぼ整えてくださったので助かりました。
 また、理容美容学園の講師の方の巧みな話術やすばらしい技術に子どもたちも引きこまれていました。また来年度以降もよろしくお願いします。
 ありがとうございました。

講師の感想 【滋賀県理容美容学園の方より】

 子どもたちは、理容師、美容師の仕事に対してすごく興味を持っていただき、全員が熱心に聞いてくれて、また技術の難しさや苦労が知ってもらえたらと思います。事前に担当の先生としっかり打ち合わせできたので、短時間でしたが、スムーズに進行できたと思います。

−児童たちへメッセージ−

 幸せになるための4つの出会いを忘れずに!良き友、良き指導者、良き教え、良き夫、妻に出会う事。

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