4月に大津市立和邇小学校4年生のPTAの方から、「親子で楽しめる企画を考えています。『学校支援メニュー』の中の村田製作所さんに来ていただきたい。」とのご相談があり、連携が実現しました。 村田製作所では、あらゆる電子部品を作っていますが、それらは製品の中に入っているため、私たちは直接見ることができません。開発している電子部品の役割や仕組みをわかりやすく紹介するために、今まで見たことのない自転車型ロボットを開発されたそうです。 さて、まず問題です。手のひらの上で、“ほうき“や”傘“を倒れないように立てるには…? 今や、海外でも活躍のセイサク君ですが、開発中には多くの失敗があったそうです。しかし、原因を探り、次はこうしたら良いのでは?と繰り返し対策が練られました。たくさん失敗はされていますが、スタッフの皆さんは落胆することなく、「次は絶対成功する!」という強い思いで、失敗も楽しみに変えながら取り組まれたそうです。 最後に、「何をするにも失敗はつきものですが、あきらめないことが大切です。あきらめず作ったセイサク君が人気者になってとてもうれしいです。そして、皆さんから1人でもエンジニアが誕生してくれたら、もっとうれしいです。」というメッセージがありました。 |
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【授業最後の児童からの質問(一部抜粋)】Q.セイサク君とセイコちゃんの関係は…? A.いとこです。ちなみに、セイサク君は13人兄弟でセイコちゃんは6人姉妹です。 Q.セイサク君はどれくらいの期間で作ったのですか? A.6ヶ月で作りました。 Q.セイサク君は売っていますか? A.売り物ではありません。実は前に、アラブのお金持ちの人が「買うから、売ってほしい」と言われましたが、売りませんでした。 なぜなら、セイサク君は村田製作所の宝物だからです。 Q.お金はどれくらいかかりましたか? A.セイサク君を作るのに、家1軒分くらいはかかっています。 Q.セイコちゃんは、なぜ一輪車にしたのですか? A.今日のように小学校などに行ったときに、「一輪車のロボットを作ってほしい!」というリクエストが多かったからです。 など。 |
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【大津市立和邇小学校の児童より 】
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【大津市立和邇小学校の先生より】 第一線で開発に携わっておられる技術者のお話を聞けた事が大変よかったです。 |
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【大津市立和邇小学校PTAの方より】 子どもたちは、わかりやすく話してくださったので、集中して話を聞いていました。また、実演になると、子どもたちが目を輝かしてロボットを見つめている姿に、今回、こういう機会がもてて良かったと思いました。あきらめないでチャレンジする良さを実感する内容で、大変良かったです。 |
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【株式会社 村田製作所の方より】 天気が良くて蒸し暑い中でしたが、全員しっかりと静かに話を聞いてくれて、楽しく授業を進めることができました。 普段の生活の中でも「あれっ?」「なんでだろ?」と感じることはありませんか? |