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「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年7月27日
連携授業のようす

テーマ

「交通安全教室」

学校・園名

彦根市立河瀬小学校全学年児童

講師

佐川急便株式会社

日付

平成22年7月8日

教科等

特別活動(学校行事)

授業

連携授業のようす

 講師の方々は、荷物などを運ぶ仕事をされています。今回は、1〜3年生と4〜6年生に分けて、交通安全教室をしていただきました。順にご紹介します。

1〜3年生
 元気よく登場のクマくん、ウサギさん、はこぶくん(いずれも着ぐるみ)たちと一緒に、道路を渡る時や自転車に乗る時の注意点などのお話をしてくださいました。

 まずは、信号がある横断歩道の渡り方の確認です。
 青色は、渡ります。赤色は止まります。では、黄色(点滅)ではどうしますか?黄色(点滅)は、もうすぐ赤信号に変わるという合図ですので、渡らず、止まりましょう。そして、信号が青になってから、「右見て、左見て、もう一度右を見て」渡りましょう!

 ここで、模型を使って、車についての学習です。右と左につくライト(ウインカー)は、それぞれ「右(左)に曲がりますよ」、また、後ろのライトは「後ろに下がりますよ」という合図ですので、十分注意しましょう。また、車の下や後ろは、運転手からは見えない所なので、車の近くでは絶対遊ばないでください。例えば、ボール遊びをしていて、ボールが車の下に入った時などは、運転手の人や大人の人にとってもらいましょう。
 講師の方々が交通ルールの良い例や悪い例を実際見せてくださったり、1年生はクマくん、ウサギさんたちと一緒に横断歩道の正しい渡り方を実践しました。

4〜6年生
 自転車の乗り方や注意点などを中心にお話をしてくださいました。
 まず、自転車に乗る前の点検は大切です。

  • ハンドルやサドルはまっすぐですか?ぐらぐらしていませんか?
  • (前・後ろの)ブレーキはきいていますか?
  • ライトはつきますか?反射板は付いていますか?
  • 乗ってみて、足がしっかり地面につきますか?

 道路や信号を渡る時、自転車も右を見て左を見て再度右(後方)を確認してから渡ります。
 ところで、自転車に乗る時は左側から乗りましょう。なぜなら、左側通行の車よりもさらに左側を走る自転車は、すぐ右に車が走ることになって危ないからです。
 他にも、雨の日の傘差し運転や二人乗りの危険なども教えてくださいました。

 最後は、「車は急に止まれない」ことを、実際に時速40kmのトラックを走らせて実験していただきました。運転手が飛び出してきたモノに気づいてからブレーキをかけても、大人の足でさらに20歩分は進んでしまいました。つまり、その距離の間にいた場合はひかれてしまっています。
 途中で、事故に遭った子どものお母さんの大変悲しい手紙を読まれる場面もあり、事故にあえば本人だけでなく、周りの人の悲しみや辛さがはかりしれないことを感じました。

 子どもたちも身近な問題として受け止め、改めて交通安全を確かめる機会になったことと思います。気をつけなければと気が引き締まりました。

感想

生徒の感想 【彦根市立河瀬小学校の児童より 】

1〜3年生

  • 渡るときに、クマくんが車にひかれてびっくりしました。ウサギさんはちゃんとできていました。
  • 交通ルールがとてもよくわかりました。ありがとうございました。
  • 赤信号や黄信号が渡ってはいけないとよくわかりました。
  • トラックの後ろにランプがついたら、バックすることがわかりました。

4〜6年生

  • 時速40kmで走っていた車が止まるのに20mかかる実験はすごいと思いました。
  • 自転車の点検の仕方をはじめて知ったので、夏休みに自分の自転車を点検しようと思いました。
  • 今日の授業で、自転車の傘さし運転や二人乗りは、とても危険で命にかかわるんだなと思いました。
  • 今まで、車が通っていなければ渡っていたので、やめようと思いました。
  • 命を大切にしようと思いました。

学校・園の感想 【彦根市立河瀬小学校の先生より】

1〜3年生
 子どもたちは、興味いっぱいで楽しく参加し、自分の命を守るためのルールを学んだようです。ありがとうございました。

4〜6年生
 実際に自転車やトラックを使っての実演だったので、わかりやすくて子どもにもよく伝わったと思います。
 子どもをなくされたお母さんの手紙に涙ぐんでいる子もいました。

講師の感想 【佐川急便株式会社の方より】

 子どもたちの元気な笑顔を忘れられません。その笑顔をなくさないよう、日々の運転に気をつけて、無事故を続けていきます。

児童たちへのメッセージ

 交通事故にあわないように気をつけてください。

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