本文へジャンプ

「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年10月20日
連携授業のようす

テーマ

「音楽に親しもう」

学校・園名

彦根市立平田小学校全校児童

講師

ギター奏者

日付

平成22年10月4日

教科等

特別活動(学校行事)

授業

連携授業のようす

 平田小学校では、10月末に『音楽に親しもう』というテーマで、音楽集会を予定されています。その音楽集会にむけて「楽器や音楽に親しまれている方に、学校に来ていただいて、演奏などしていただきたいです。」と、先生からご相談をいただきました。
  そして、学校の近くの方で、様々な施設等でギターやリコーダーで演奏されている方がおられ、お話をしたところ快く引き受けてくださり、連携が実現しました。

 講師の方は、小学校から楽器を楽しまれ、クラッシックギターを10年ほど学んだ後、リュート(ヨーロッパの古楽器)で20年ほど演奏活動されていました。そして、今は数年前からアコースティックギターも楽しまれ、ソロ活動の他、ユニットを組んで演奏したり、他の音楽グループの伴奏などもされているそうです。

 全校集会当日は、児童の皆さんの校歌や、教頭先生のお話、全校集会での学年発表(今回は2年生)のあと、講師の方に演奏をしていただきました。

 まずは、「アコースティック・ギター」の魅力を知ってもらうのに、『サンバースト』(アメリカのアンドリュー・ヨーク作曲)という曲を弾いてくださいました。太陽のきらめきを表現した曲で、今年の夏を思い出すようなはじけるような楽しい曲でした。

 次に、児童の皆さんが3年生から習う「リコーダー」が出てきました。リコーダーは、実はヨーロッパでは何百年も前から愛されていた楽器だそうですが、400年前に作曲された小鳥愛好家のための『ムクドリ』という曲を吹いてくださいました。この曲は、なんと小鳥に歌を教えるための曲ということで、この曲を小鳥たちがどう聞いていたのかなと想像するのも楽しいですね。
 さらに、「ソプラニーノ」というリコーダーより少し小さい楽器で、『崖の上のポニョ』を、学校の先生の伴奏で吹いてくださいました。リコーダーより少し高い音で、きれいに体育館に響いていました。みんな知っている曲なので、口ずさんでいるお友だちもたくさんいました。

 最後は、『ビリーブ』をギター伴奏してくださり、児童の皆さんと一緒に歌いました。『ビリーブ』は、平田小学校で使われている教科書にものっています。

 講師の方は、小学生の頃から楽器に親しまれ、今も楽しく演奏されています。「好きなことを少しずつでいいので、続けてくださいね。」とメッセージもくださり、とても素敵な時間でした。

感想

生徒の感想 【彦根市立平田小学校の児童より 】

  • この間の全校集会は、ありがとうございます。とてもきれいな音色でした。
    ギターは、家にあって、時々ジャカジャカひいていますが、あんなにきれいで、すてきな音はでません!!あこがれます。リコーダーも、音楽の時間によく吹くけど、わたしの音と全然ちがうと思いました。
  • ソプラニーノも、本当の鳥みたいで、すごかったです。
    これからも、大好きな音楽をつづけてください!!

学校・園の感想 【彦根市立平田小学校の先生より】

 今回、このような素晴らしい演奏をしていただける方を紹介していただき、ありがとうございました。
 何度か打ち合わせをする中で、学校の実態に合った内容に詰めていくこともでき、当日は、週初めの時間にもかかわらず、子どもたちが落ち着いて、演奏を聞いたり、合唱して音楽に親しむことができました。

講師の感想 【 ギター奏者の方より】

 音楽を通じて「大好きな事を続ける楽しさ」を伝えたいと思い、精一杯させていただきました。私自身は、楽しく行う事ができました。
 あとで振り返ると、「もう少しこうすれば良かった」など反省点もありますが、本当に良い経験をさせていただきました。先生方のご協力にも感謝致します。

児童たちへのメッセージ

 聴いてくれてありがとう!楽しく演奏できました。
 最後の曲の前にも言いましたが、大好きな事を見つけて下さいね。
 私の場合は音楽を通じて、素敵な出会いや楽しい事がいっぱいありました。もちろん、つらい時もあったけど、ゆっくりゆっくり、時にはお休みしながら気が付いたら何十年かたっていました。
 若いみんなは色々な可能性があります。いっぱいチャレンジしてみてくださいね!

平成22年度実践例の一覧ページへ
△ ページのトップへ