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「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年11月8日
連携授業のようす

テーマ

「交通安全教室」

学校・園名

栗東市立大宝小学校全学年児童

講師

社団法人 日本自動車連盟 滋賀支部

日付

平成22年10月13日

教科等

特別活動(学校行事)

授業

連携授業のようす

 次のねらいで授業がすすめられました。「車や自動車の特性を知り、児童の交通安全についての意識・関心を高め、『自分の命は自分で守る』態度を養う。」

1〜3年生
 先生から、「今日の授業はみんなの命を守るための学習です。」とお話がありました。

 「みんなは自転車に乗りますか?事故の10回のうち8回は、自転車が関係しています。」と講師の方がお話され、みんなの前で自転車について実験をしてくださいました。

 どうしたら、自転車は、ブレーキをかけてから、実際に止まるまで1メートル以上かかるという、危険を防げるでしょうか?「危ないなと感じたら、スピードをゆるめて周りを確認する事が必要です。」と講師の方が教えてくださいました。

 また、車がブレーキを踏んでから、止まるまでにどれだけかかるかも実験していただきました。クラス対抗で、クイズ形式で答えます。10メートル、15メートル、20メートル。みんな一生懸命考えました。実際に車が止まった位置は・・・15メートルの辺でした。

 最後に、車の運転席から、どこまで見えるのか実験もしてもらい、講師の方が、「自分の命は自分で守りましょう。できますか?」とおっしゃると、みんなは「はい!」と元気よく返事をしました。

4〜6年生
 みんなが整列すると、先生から、「今日はみんなの命を守る学習をします。」とお話があり、交通安全教室がスタートしました。

 講師の方には、マスコットのチャーリー君を使った、飛び出しの実験をやっていただきました。ブレーキを踏んだけれど、チャーリー君はひかれてしまいました。「車は急に止まれない、この言葉を良く覚えておいてください。」と講師の方がおっしゃいました。

 次に自転車を使って、スピードと、ブレーキをかけてから実際止まるまでの距離を測ってくださいました。時速11キロメートルなら、止まるまで約3メートル、時速15キロメートルなら、止まるまで5メートル近くかかりました。だから、スピードをだすのは危険だとわかりました。自転車も急には止まれません。

 最後に、お友達が運転席に座って、どこまで見えるか実験していただきました。大きなトラックなどは、死角(見えない部分)が大きいので、大きな車のそばに近寄らないように教えていただきました。

 車は急には止まれない、自転車も急には止まれない、この事を覚えて安全に気をつけて欲しいものです。

感想

児童の感想 【栗東市立大宝小学校の児童より 】

1〜3年生

  • 横断歩道を渡る時はみぎひだりを見てわたろうと思いました。
  • 車はブレーキをふんでもすぐには止まれないということがわかりました。
  • トラックの目の前に子どもがいるのに運転手は気づかないということがわかりました。 
  • クイズがたのしかったです。
  • クイズもしていただいたり、交通のことも教えていただきとてもうれしかったです。「死角」という言葉があることを初めて知りました。

4〜6年生

  • 今日の学習で交通事故の80%が自転車によるものということで、とても多くてびっくりしました。自転車の時は気をつけようと思います。
  • 車のミラーからは、見える場所も見えない場所もあることを知りました。
  • わたしはよく自転車に乗りますが事故でけがをしたことはありません。でも普段の乗り方はあまり良くないことに気づきました。
  • ビデオなどではなく、目の前で見られたのでとてもよく分かりました。
  • どうやったら自分の命を守れるか分かりました。これからは今日学習したことを活かしていきたいと思いました。

学校・園の感想 【栗東市立大宝小学校の先生より】

 実際の自動車や自転車などを使っての学習であったため、子ども達は大変興味深く話を聞くことができました。「車のあんな近くにいても見えないところがあるんだ。」「車はブレーキをかけてから15mも進むんだ。」ということが分かり、これからの生活に生かしていこうという思いをもつことができました。普段車にたずさわっておられるJAFさんならではの授業であり、よい勉強になりました。大がかりな準備、本当にありがとうございました。

講師の感想 【社団法人 日本自動車連盟 滋賀支部の方より】

 児童全員が熱心に受講していただきました。
 小学校側は事前の下見にも快く応じていただき、砂ぼこり対策の水や予備電源も準備していただけました。小学校側の協力により大変スムーズに交通安全教室が開催できました。

児童たちへのメッセージ

 交通事故にあわないようにルールを守り、正しく安全運転で自転車に乗りましょう。

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