お医者さんのイメージは?という講師の方の質問に、頭がいい、手術をする、白衣を着るなどの答えがでました。 お医者さんと言っても、いろんなお医者さんがいらっしゃいます。麻酔をするお医者さん、レントゲンをみるお医者さん、なぜ人が死んだかを調べるお医者さん。講師の方は、ガンの治療の研究をされています。それと、学校でこれからお医者さんになる学生に教えたりされています。 講師の方は、お父さんがお医者さんで、お母さんが看護師さんだったので、反発心でお医者さんにはならないと決めていたそうです。お母さんは、そんな事を理解して、無理にお医者さんになれとは言われなかったそうです。そこで、スポーツなどを頑張り、福祉の大学へ行こうと考えておられました。 でも大学を選ぶ時に、お姉さんに、「医学部へ行くと、医療の立場から福祉の勉強ができるよ」と言われ、反発心がなくなって、「手話ができるお医者さんになろう」と、医学部に進学を決められました。大学にいる間も、勉強が好きでなくて、お医者さんをあきらめようと思っていると、手話の先生に「みんなを助けるために、お医者さんになりなさい」とおこられたそうです。 今、講師の方がやっていらっしゃるのは、聴覚障害の人が医療を受ける時に困っていることは何か、どうしたら安心して医療をうけてもらえるか、という事だそうです。聞こえない・聞こえにくい人が日常生活で一番困るのは、病院に行く時だそうです。講師の方は、聴覚障害の人たちを対象とした乳がん検診をはじめられました。 その後、講師の方はたばこをすう人の肺の写真を見せてくださったり、心臓の音を聞かせてくださったりしました。たばこを吸う事は本当に体に悪いそうです。何度も吸わないようにおっしゃいました。 講師の方は、患者さんとのコミュニケーションを大切にされています。相手の話をよく聞いて理解する事が仕事で一番大切だそうです。それと、新聞を読む事と、睡眠をとる事だそうです。 最後に質問の時間がありました。 Q.病気の人と健康な人の肺の音は違うのですか? A.病気の初期はわからないので、レントゲンで詳しく検査します。 Q.麻薬をずっと使うとどうなりますか? A.薬がきれると、手が震えたり、幻覚が見えるようになり、人を傷つけたりしてしまいます。心臓や肺にも負担がかかります。 Q.お酒は飲んでもいいですか? A.飲み過ぎは肝臓が悪くなってしまいます。飲まずにはいられないというようなアルコール依存になります。 |
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【大津市立仰木の里東小学校の児童より 】
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【大津市立仰木の里東小学校の先生より】やりがいや大切にされている部分をもう少し詳しく話してくださるとありがたかったですが、パワーポイントで視覚的にも伝えていただいたことでわかりやすかったようです。病院の先生ということで、子どもたちは先生の生き方というよりは、健康面で気をつけなければいけないことは何かという聞き方になってしまったところがありました。 |
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【 国立大学法人 滋賀医科大学の方より】 事前の打ち合わせで、先生から「自らの思いを伝えてください」との助言をいただいていましたが、うまく伝わっていればいいと思います。 授業をして、皆さんのキラキラした目が印象的に残りました。皆さんとの出会いを大切にして、また仕事を頑張ろうと思います。中学生になっても、しっかり食べて、しっかり運動して、しっかり眠ることを大切にしてください。ありがとうございました。 |