今回の講師は、黒いめがねに黒いひげ、白衣姿の博士です。
　その博士が、今日の授業「名画でびっくりコラージュ」について、楽しく説明してくださいました。

　机には、名画のコピーがたくさん並べてあります。まずは、その中から１枚、好きな名画を選びます。その絵は、背景（土台）にします。
　そして、さらに、果物や動物や人物などたくさん用意された切り抜きの絵を、背景画に好きなように貼っていきます。

　切り抜きの絵は、背景画と全く関係なくてもいいですし、お話をつくっていってもいいです。また、好きな形に切っても良いのです。
　いろいろ貼っていくうちに、思いもかけないような、びっくりするような作品が出来上がりました。

　例えば、次のような作品です。一部ご紹介します。

• 背景の絵：葛飾北斎(かつしかほくさい)「冨嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」
  組み合わせた絵：ビル、鹿、ちょうちん、モナリザ、けん玉、ししゃも　鯛　…
• 背景の絵：ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ「星月夜(ほしつきよ)」
  組み合わせた絵：ゴーグル、やかん、グローブ、ツタンカーメン　…
• 背景の絵：ピーテル・ブリューゲル（父）「バベルの塔」
  組み合わせた絵：見返り美人図、バラ、猫、ケーキ、りんご　…　など。

　完成した「びっくりコラージュ」はラミネートをしてくださり、博士が、みんなの作品について、「富士山の上に鹿がいて、守り神みたいですね。」、「２人の婦人がケーキをめぐって話し合っているのかな？」、「波の上でいろいろ跳びはねていて、豊かな海ですね。」など、コメントをくださいました。

　生徒の皆さんも、とても集中して、楽しく作品を仕上げることが出来ました！