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「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年11月8日
連携授業のようす

テーマ

「食の大切さを学ぼう」

学校・園名

日野町立桜谷小学校全校

講師

雪印乳業株式会社関西販売本部

日付

平成22年10月15日

教科等

特別活動(学級活動)(1〜4年生) 家庭科( 5〜6年生)

授業

連携授業のようす

 PTA教養部から、食育の授業に関する依頼を受けたので、雪印乳業のメニューをご紹介したところ、連携授業が実現しました。

 はじめに、牛の種類について教えていただきました。ジャージー種とホルスタイン種です。私たちが飲んでいる牛乳は、白と黒の模様のホルスタイン種からとれたものだそうです。

 次に、牛についてのクイズです。

Q. 牛のおっぱいはいくつ?

(A. 牛のおっぱいは4つです。)

 ここで、実物大のホルスタイン種の牛の絵を見せていただきました。大きいです。牛は、2年で大人に成長するそうです。この牛は、全部が乳を出すわけではありません。赤ちゃんを産んだ牛だけが、赤ちゃんにあげるための乳(おっぱい)をみんなに分けてくれているのです。この乳が、ミルクやバターになるのです

Q.牛の体の重さは、大人の男の人の何人分でしょう?

(A.10人分で、600キロから700キロです。)

Q.体の大きさは?

(A.耳からおしりまで170センチくらいで、これは、大人の男性の身長くらいです。)

 また、牛のミルクから出来る食べ物には牛乳、チーズ、ヨーグルト、バターなど、いろんな種類のものがありますが、これらには、みんなの体のなかにある骨をつくるカルシウムがいっぱいです。「牛乳は育ちざかりのみんなを元気にしてくれるので、給食の牛乳は残さず飲みましょう。」と講師の方がおっしゃいました。

 次にバター作りです。みんなの机の上にふたのついた容器が置いてあります。この容器の中に、牛乳と生クリームが入っていますので、これを振って、バターを作りましょう。振っていると、バターと他の成分(バターミルク)が分離してきます。腕が疲れたら、お母さんやお友達に替わってもらって振り続けましょう。ちゃんとバターができているか、講師の方がみんなの机をまわって丁寧に確認してくださいました。

 バターが分離した後、ふたを開けて、お箸でバターを取り出しました。机に用意されたクラッカーにのせて試食します。一緒に、市販のバター、塩をふったものも食べ比べました。一緒に、バターミルクも栄養がいっぱいなので、みんなで分けて飲みました。

 おいしいバターを作るこつは、容器を振る時のスピードや、強さだそうです。「また、お家でもやってみてください。」と講師の方がおっしゃいました。

感想

児童の感想 【日野町立桜谷小学校の児童より 】

  • バターがおいしかったし、作る時が楽しかったです。
  • 牛乳がすごくおいしかったです。
  • バターの作り方は聞いたことがありますが、本当に作るとすごいです。
  • 初めてバター作りができてよかったです。お店で買ったバターより自分で作った方がおいしかったです。
  • バターの作り方は思ったよりむずかしかったです。 
  • バターは牛乳から作られていることがわかりました。 
  • はじめは本当にあの液体でバターができるのだろうかと思っていましたが、本当にできてよかったです。
  • こんなに簡単にバターが作れるとは知りませんでしたので、とても楽しく作れました。
  • すごく楽しかったです。やる気・元気・根気をちゃんとおぼえておきたいです。
  • 朝あまり牛乳を飲んでいないので、これからは牛乳をちゃんと飲んで1日を過ごしたいと思います。
  • 牛乳で身長が伸びたり、骨が丈夫になることがわかりました。牛さんに感謝したいです。

学校・園の感想 【日野町立桜谷小学校の先生より】

 講師の方には、電話やFAXで何度も打ち合わせていただき、わかりやすく教えていただいて助かりました。また、雪印さんは、当日の資料も子どもを引きつけるわかりやすい資料で、バター作りのキットや、必要なものもそろえていただいたので、大変助かりました。

講師の感想 【雪印乳業株式会社の方より】

 1年生から6年生までの授業だったので、低学年の子どもたちにも理解していただける様、簡単なクイズや牛のお話を中心に行いました。子どもたちがしっかり集中してお話を聞いてくださってよかったです。
 後日、先生から、「牛乳、乳製品の大切さが理解でき、楽しくおいしい体験ができてよかったです。」と感想をいただきました。子どもたちに楽しんでいただけたようでよかったです。

児童たちへのメッセージ

 これからも、牛さんへの感謝の気持ちも忘れずに「牛乳」や「乳製品」を毎日食べて、元気な体を作ってくださいね!

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