![]() 志津南小学校より、「各学級の群読の発表会にあわせて、群読の指導をしていただける方を探しています。」とご依頼いただき、フリーアナウンサーをご紹介し、連携授業が実現しました。 今回の授業は、次のねらいですすめられました。
まず、発表がありました。それぞれ、担当の先生が、どの部分に注意して練習したか、詩の聞きどころなどについて説明した後、児童が順番に、体育館に響く声で詩を暗唱しました。なかには、「さかなやのおっちゃん」の詩にあわせて、小道具まで作っているクラスもありました。教師、保護者等大勢が見守る中、みんな一生懸命大きな声を出していました。 児童による太鼓の演奏もあり、全校群読も終わった後、講師の方の評価、アドバイスを受けました。 まず、高校生の時に、ラジオで朗読を聞いて感動し、アナウンサーを目指されたという、講師の方の自己紹介がありました。 それから、講師の方は、「群読は、みんなで読むのですが、それぞれ一人一人が重要です。」「他の人を自分がカバーするなど、他人を思いやる気持ちが大切です。」とおっしゃいました。 「今日ここまで、学校の先生は、とても熱い思いで指導されてきたと思います。みんな、とても良くできていました。」「群読は、高度な技術が必要ですが、一番大切な事は、言葉を伝える(届ける)という事です。それは、声をはりあげるという事ではありません。はっきりした口調でお話するという事です。あと、間隔の取り方も大切です。」とお話され、「もごもご他人に伝わらないように話す事は、話さない事と同じです。群読は、となりの人に対しての優しい気持ち、思いやりがないと成立しないのです。」と教えてくださいました。 それから、講師の方は、見本として、絵本「コブタの気持ちもわかってよ」の読み聞かせをしてくださいました。 その後、各学級の暗唱について指導していただいてから、講師の方と、朗読サークル「ひだまりの会」の方が、普段大人がどのように練習されているか見せてくださいました。それは、「ういろうり(外郎売り)」という早口のあいさつで、劇団員や役者などは、みんなこれが言えるそうです。 最後に、講師の方が考える朗読とは、「正確な言葉、ていねいな言葉で、言葉を他の人に届けるという事」ですと教えていただきました。 |
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