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「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年11月16日
連携授業のようす

テーマ

「マナー講座」

学校・園名

滋賀県立彦根西高等学校2年生

講師

雪印乳業株式会社 関西販売本部

日付

平成22年10月27日

教科等

家庭

授業

連携授業のようす

 今回は、「お客様と私たちの心をつなぐマナー」という事で、「お客様満足」を中心に教えていただきました。

 講師の方は、ルールとマナーの違いを生徒達に尋ねられました。生徒から、ルール=きまり、マナー=思いやり という答えがでました。正解でした。講師の方は、「マナーは、気持ちがこもっていないといけません。」とおっしゃいました。

 そこで、マナーについて、あるテーマパークでの出来事を例にあげて質問がありました。

Q1. 親子連れの女の子がアイスクリームを食べながら列に並んでいます。乗り物に乗る際、飲食はできません。食べかけのアイスクリームをどうするでしょうか?

Q2.「パレードは何時にはじまりますか?」とお客様に聞かれた場合、どのように答えますか?

 グループに分かれて考えて、それぞれ意見を発表しました。この問いに対する答えは、次のようでした。

A1.「アイスクリームを預かっておきます。」と言って、乗り物の降り場で、新しいアイスクリームを渡す。
 この時に、相手に、新しいアイスクリームをわざわざ用意したと感じさせず、また、女の子の目線までしゃがんで渡すそうです。

A2.お客様のいる場所には、何時にパレードが通過するか答える。
  これは、質問の中に含まれている意味を読みとる事が大切だそうです。

 このように、CS(Customer Satisfaction)=顧客満足とは、相手が求めている事を満たすという事である事を教えていただきました。

 それから、おじぎについてです。全員が立ち上がって、おじぎの練習をしました。隣同士で角度や、背筋が曲がっていないかチェックし合いました。

 最後は、言葉使いです。尊敬語と謙譲語の違いについて、わかりやすく説明していただいた後、言葉使いのクイズをしました。いろんな例文があり、言葉使いが正しいか考えました。最近よく聞くコンビニエンスストアなどで使われる言葉など、いろんな日常生活での間違った用法など、生徒からも意見があがりました。

 最後に、ビジネス会話の練習として、電話のロールプレイをしました。それぞれ近くの席の人と、かける方、受ける方にわかれて練習しました。

 電話では、かける時の注意点、受ける時の注意点も教えていただきました。コミュニケーションがよく伝わるのは、<1>対面 <2>電話 <3>メールだそうです。ですから、「電話の時も、相手が目の前にいるつもりで電話対応を心がけてください。」と講師の方がおっしゃいました。

 

感想

生徒の感想 【滋賀県立彦根西高等学校の生徒より 】

  • マナーは思いやりと気持ちだと思いました。
  • これからはルールやマナーを守りたいと思います。社会に出るためには敬語も使えるように努力したいと思います。
  • 講演会を聞いて、今まで知らなかった一般常識がよく分かりました。
  • 敬語は普段余り使わないので、今回で敬語についてよく分かりました。電話の取り方などは難しかったです。
  • 相手を思いやって行動していきたいと思います。
  • マナーは思いやりの気持を人に伝える手段だということをこの講演で知りました。
  • 難しかったですが、テーマパークの話はとてもよかったです。
  • 言葉遣いがとても難しかったです。尊敬語とかマナーとか、ビジネスマンは大変だと思いました。
  • 実際におじぎや電話対応ができて良かったです。

学校・園の感想 【滋賀県立彦根西高等学校の先生より】

 遠方にもかかわらず、講師に来ていただけました。講師としての旅費も必要ないということで大変恐縮でした。予算のない学校では多く活用をすすめたいものです。

講師の感想 【 雪印乳業株式会社 関西販売本部の方より】

  生徒たちが興味を持てるように授業を進めることは、思ったよりも難しいことでした。題材の選び方に工夫が必要だと思いました。

生徒たちへのメッセージ

 周囲の人に対する思いやりの気持ちがマナーです。社会にでる前でも、マナーを発揮するチャンスはたくさんありますので、ぜひ実践してください。

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