普段の暮らしに電気がなかった時代、どういう生活をしていたのかをまず教えていただきました。洗濯機→洗濯板、冷蔵庫→氷室(ひむろ)、炊飯器→かまど。昔はこのように、電気がない生活をしていました。 次に、電気はどこで作られているか、家のコンセントからさかのぼって、画像で教えていただきました。家の分電盤→電力計量メーター→電柱→・・・発電所。ここで、講師の方が質問されました。 Q. 発電所からみんなの家に電気を届けるにはどのくらいかかると思いますか? A.1秒もかかりません。電気は1秒に地球7周半のはやさで伝わります。 Q. 関西電力が持っている電線はどれくらいの長さでしょう? A.全部足したら、地球4周分くらいあります。 では、電気はどのように作られるのでしょうか?電気は、コイルの中で磁石を回すとできます。この例が、自転車のライトです。そこで、自転車発電機を実際ペダルをこいで、ランプと扇風機をつける実験をしました。だいたい、60ワットの電力だそうで、1時間こぎ続けてできた電気の値段はおよそ1円だそうです。 ここで、発電所のしくみを教えていただきました。電気は作りためておく事ができないので、必要な時に必要な分だけ発電します。発電には大きく、水力、火力、原子力の3つがあって、関西電力では、原子力発電が一番多いそうです。それぞれの特徴などを教えていただいた後、温室効果ガスや、地球温暖化についても教えていただきました。 「地球温暖化には、温室効果ガス(二酸化炭素、メタンなど)が関係しています。この温室効果ガスが全くなくなってしまうと、地球は冷えてしまうので、全く必要ないものかというと、そうではありません。でも、今は増えてきているので、地球の表面の平均気温があがってくるのです。では、地球温暖化で、どのような問題点があるでしょうか?南極や高山の氷が溶けたりすることや、異常気象等の影響があります。」と、講師の方がお話されました。 最後に、フルーツ電池を作りました。それぞれに、りんご、みかん、かき、バナナ、なすび、さつまいも、大根の小さく切ったものが配られました。あとは、導線などとオルゴールも配られました。小さな金属の板二枚に、それぞれ導線をつなぎ、その先にオルゴールを取り付けました。 りんごなどの切ったものに、金属の小さな板をつきさしオルゴールがなるか耳にあてて確認していきました。児童が「鳴ってる。」と口々に言っていました。 「違う種類の金属を入れると、そこに電気がうまれます。水分があると、電気を通すので、乾電池のようになっているのです。」と講師の方が説明されました。 |
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【東近江市立玉緒小学校の児童より 】
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【東近江市立玉緒小学校の先生より】県教育委員会の「におねっと」という便利なサイトを今回利用できて、子ども達も喜んでいました。ありがとうございました。 |
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【関西電力株式会社の方より】 児童の皆さんには、積極的に授業に参加していただき、また、いろいろな実験をとおして子供たちの楽しそうな表情を見ることができ、授業をさせていただいた事に大変感謝しております。 電気に興味をもって、これからも楽しく勉強してください。省エネにも心がけて、実践してほしいです。 |