授業は、「働くってどういうことだろう?」というお話から始まりました。「働くとは、人に喜んでもらうこと。」という児童の答えもありました。講師の方は、「他にも、働くとは『お金を得る』『自分がそれをやっていて楽しい』などもありますね。そして、働いてからも人間関係や社会の関わりなど勉強することがたくさんあります。大変なこともありますが、それは自分を成長させてくれることですし、何かにチャレンジをして乗りこえると、人に喜んでもらうこともあり、やりがいも生まれます。」とお話をされました。 講師の方は、小さい頃から絵を書くなどの美術が好きで、中学、高校と進むにつれてその思いが強くなり、大学で焼き物(陶芸)を学ばれました。その中で、自分が人見知りだということもあり、コミュニケーションは会話だけでなく、音楽や身ぶり手ぶりなどもその一つで、「作品を作ることは自分を表現することが出来て、他人と会話が出来る」と感じたそうです。 ところで、講師の方は「日本の文化に根ざした何かを作りたい。」ということが心にあり、作品にも表しておられます。 講師の方は、「美術作品は、自分で良い物だと思わないと、価値がないものにもなってしまうので、自分の作品に自信を持つことは大切です。そして、人に見てもらうことで人と関わることになることも作品を作り続けていく秘訣です。いろいろな作品を作る中で、大変なことがありますが、出来ることをコツコツやれば道は開けていきます。人は人とのつながりがないと生きていけません。嫌なことがあってもそればかりとらわれないで、いいことに目を向けてください。」とおっしゃっていました。 |
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【甲良町立甲良東小学校の児童より 】
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【甲良町立甲良東小学校の先生より】話の中に、実物があったり、少し体験もできるように事前に打ち合わせを十分した方が良かったなあと思いますが、写真をたくさん見せていただき、子どもの関心も高まっていました。青年海外協力隊での話もたくさん聞かせていただいても良かったなあと思います。子どもたちも大事な事はしっかりメモをしていました。 |
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【 滋賀県立陶芸の森/世界にひとつの宝物づくり実行委員会の方より】実際の作陶体験に多く関わってきましたが、今回のような講話もとても良い交流の機会だと思いました。児童の思いを知り、また、自分の思いを伝えることができました。貴重な時間となりました。 皆さんと交流の時間が持てて嬉しく思いました。自分の将来に夢を抱き、前向きな目標を持っている方々が多いことにも、たのもしさを感じました。希望を持って、心を開いてすこしずつで良いので、自分のできることに誠実に向き合い、やっていくことで道は開けていくと思います。 |