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「地域の力を学校へ」推進事業 平成22年度 学校支援の実践例

掲載日:2010年12月22日
連携授業のようす

テーマ

「国際理解を深める
  “アメリカの生活文化を学ぶ”」

学校・園名

滋賀県立彦根西高等学校2年生

講師

滋賀県商工観光労働部観光交流局

日付

平成22年11月29日

教科等

家庭

授業

連携授業のようす

 授業は、「国際理解を深める“アメリカの生活文化を学ぶ“」ことをねらいとして、進められました。  

 まずは、食を通じてということで、調理実習から始まりました。
 作ったのは、欧米ではクリスマスのお菓子として有名な「ジンジャーブレッドクッキー」と「パンプキンパイ」です。
 調理台の上には、普段はあまり馴染みがない調味料も並んでいました。
 ジンジャークッキーは、ジンジャーマン(人の形)やクリスマスツリーやハートの形にしたり、アイシング(粉砂糖に卵白を加えて練ったもの)でデコレーションをしたりしました。
 パンプキンパイは、アメリカではパイ生地にカボチャをベースにしたカスタードを注ぎそのまま焼くそうで、日本のように表面をパイ生地で覆うことはないそうです。講師の国際交流員(以下、交流員)の方から、このことを聞くと、高校の先生も驚いておられました。

 パイやクッキーが焼ける間は、交流員の方から高校生の日常の生活の動画を見ながら、アメリカの文化や1ヶ月後のクリスマスについて、色々と教えていただきました。クイズもありました。一部をご紹介します。

《高校生の日常の生活》
 動画を見てまず驚いたのは、学生が車で通学していることです。州によりますが、仮免許は15歳から、本免許は18歳から取れるそうです。また、生徒の個性を尊重するという意味で制服はなく、学校へもさまざまなファッションで通学していることを知りました。給食もありません。その他、フットボールが盛んなことなど、日本にあまり馴染みのない異なる文化をいろいろと教えていただきました。

《クイズ》

Q. クリスマスの意味は何(何の日)?

A. クリスマスは、キリスト教のイエス・キリストのお誕生日です。キリスト教の人々は、日本のお正月のように家族で過ごし、プレゼントを交換します。

Q. クリスマスイヴは何をする?

A.アメリカでは、クリスマスイヴの日は、家族で過ごすのが一般的です。ディナーは、七面鳥(の丸焼き)やパンプキンパイ、お米と砂糖を使ったライスプディングなどを食べます。

Q.アメリカではクリスマスケーキを食べる?

A.特に、食べないです。また、フライドチキンを食べるのは、日本だけです。
など。

 最後に、オーブンから取り出したジンジャーブレッドクッキーとパンプキンパイは、とてもおいしそうに焼き上がっていました。食した生徒たちは「とてもおいしい!」と言っていました。

感想

生徒の感想 【滋賀県立彦根西高等学校の生徒より 】

  • 外国のクリスマスについて思っていたことと違い、色々なことが分かりました。
  • ジンジャークッキーはとてもかわいくできたし、パンプキンパイは本当においしかったです。
  • アメリカの方にいろいろなお話が聞けて良かったです。アメリカの高校と日本の高校と違う所がたくさんあってびっくりしました。
  • アメリカのクリスマス気分が味わえました。外国の方とお菓子作りをしたのが初めてで、教えてもらいながらできたので楽しかったです。
  • アメリカの高校は大学みたいに自由で楽しそうだと思いました。
  • クッキーは、ジンジャーのすごいにおいがして大丈夫かな?と思いましたが、食べたらおいしかったです。
  • 外国のクリスマスは楽しそうだなと思いました。1回でいいから外国でクリスマスを過ごしてみたいと思います。

学校・園の感想 【滋賀県立彦根西高等学校の先生より】

 午前と午後を通して、ありがとうございました。
 午前のクラスは、量が多すぎて、講義が短くなってしまい、申し訳ありませんでした。
 午後のクラスは、生徒たちが元気に明るく質問してくれて、楽しく過ごせました。
 生徒たちは、アメリカの高校がうらやましいようです。

講師の感想 【 滋賀県商工観光労働部観光交流局の方より】

生徒たちへのメッセージ

 今回は初めて高校を訪問しましたが、調理の時間もディスカッションの時間も110%楽しみました!味は和食よりちょっとスパイシーでしたが、アメリカの冬定番のパンプキンパイとジンジャークッキーを上手に作ることができて、本当によかったと思います。

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