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星野恭子先生の講演『「早寝・早起き・朝ごはん」のすすめ』

掲載日:2007年1月31日


 「夜行性ベビー」など、小児科医師として経験された事例や研究の成果をもとに、子どもの睡眠リズムが脳や身体のリズムに影響を及ぼし、生活リズムに大きく関係していることについて説明していただきました。


  • 睡眠リズムと生活リズム:

  1. 乳児の遅寝遅起きは、脳の発達に問題がある。
    『 言語理解、ハイハイ、積み木積みができない など 』

  2. 遅寝遅起きは、体調不調、「うつっぽい」、勉強できないなどの悪影響を及ぼす。

  3. 両親の睡眠と子どもの睡眠は相関関係にある。

  4. 日本の子どもの遅寝、睡眠時間の短さは世界一である。

  5. 目覚まし時計は、脳にある。
    『 体内時計は25時間のリズム → 朝の光をあびる → 24時間に調節される 』

  6. 遅寝をしていると、睡眠に関与するセロトニン・ノルアドレナリンが分泌されなくなり、睡眠障害、脳の発達障害、情緒障害、うつ病、キレルなどに結びつく。

  7. 現代の24時間社会は、子どもにも大人にもよい影響を及ぼさない。
    『 夜行性のサルが、昼行性のヒトに進化した → また夜行性に退化するのか? 』
 
 
早起きするための5戒
  1. 朝、陽の光をあびる

  2. 昼間に大活躍する

  3. 夜、暗くする

  4. 家族全員の生活リズムを整える

  5. 乳児期より正しい生活リズムを習慣づける


  《子どもの生活リズムを整えるために》

早起きをさせる
朝の光をあびさせる
朝ごはんをしっかり食べさせる
午前中から外に出る
昼ご飯はできるだけ同じ時間に食べさせる
お昼寝は毎日同じ時間に、午後3時までには起こす
夕食もできるだけ同じ時間に食べさせる
寝る前のテレビには注意する
お休みは聖なる時間である
夜は明かりを暗めにする
安心して寝かせてあげる
子どもの「寝癖」を発見する
 
 

何より大切なのは

朝陽をあびて、ひるま 大活躍、バタンきゅう!


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