掲載日:2007年8月20日
取組名称: 長浜市下草野小学校 テレビやゲームについて考えてみよう
実施団体: 長浜市下草野小学校 保健室
取組内容:
「冬休みに全校をあげて、テレビやゲームについて考えてみよう」ということでチャレンジしたところ反響がよく、今年度4月からは毎月1回チャレンジしています。
取組1:「テレビやゲームについて考えてみよう」 (保健だより 平成18年12月4日号)
取組2:「ふれあいチャレンジ」 (夏休み版)
家族でテレビやゲームから少し離れて、チャレンジしてみましょう。チャレンジしてうまれた時間になにをしたいですか?全校にプリントを配りますが、兄弟、姉妹で別のコースでも、家族で1コースでもかまいません。チャレンジしたら提出してください。
夏休みは特別だ!何回できるかな。どのコースにチャレンジしますか?家族で話し合って決めましょう。
報告:「チャレンジの感想」
チャレンジしてうまれた時間に何をしたいですか?:
- 家族と話をする
- 何か作りたい(家族におやつを作ってあげる)
- 運動やお手伝い(大掃除の手伝い)
- 家族でかるたや百人一首をする
- 読書や勉強
- ごはんをちゃんと食べる
チャレンジしてみた感想:
〈子どもの感想〉
- 宿題がいつもよりはかどりました。本も読めました。
- 最初はテレビを見ない事なんてできないと思ったけど、百人一首やゲームをしているとつらいなんて思いませんでした。
- テレビを見てたらぽくは、ご飯を落とすけどテレビを見てなかったので、こぽさなかったのでよかったです。
- テレビが無くて淋しかった。
- すごく静かだった。
- ごはんをおいしく食べられました。
- お昼はがまんできたけど、夜はもたなかった。
- お手伝いができて、お母さんが喜んでくれて嬉しかった。
- いっぱい話せて良かったです。
- 僕と弟の小さいころの話が聞けました。
〈保護者の感想〉
- テレビが消えていたのでちやんと顔を見合わせながら、ゆったりといろんな事を話しながら食事ができたので、とても楽しかった。毎日は無理でも又チャレンジしてみたい です。
- 最初は何をしていいかわからない様でしたが、かるた等を始めると結構楽しめたようです。これからもこういう時間を増やしていきたいです。
- テレビがついている方がテレビの内容についての話をしながら食べられるようでした。
- 1日限りのことにしないで、これからも続けていきたいと思いました。
- 普段ゆっくり話ができない分、しっかりと話ができ、食事の時間だけでもたくさん話ができることがわかりよかったです。
- 自分の部屋や洗面所、玄関などの掃除をしてくれて助かりました。
- テレビのある生活にすっかり慣れていたので、なんだか寂しい気がしたが、たまには良いな-と思った。
- 普段、あまり気にならなかったお行儀の悪さを注意したりできました。会話もテレビ 中心の話ではなく、1日の出来事などを話せて良かったです。
- 朝起きてから寝るまでテレビがついていて当たり前の生活をしている中で、テレビを 見ない日を作ると、あまりの静かさに驚きました。子供と一緒にひっついて、いっぱい 話をして、楽しかったでず。「~しながら」子どもと接する事が多かったなと反省です。
実践を行ってみて:
児童や保護者の感想を読んでみて、1番に感じたのは家族との会話が増えた、ご飯がお
いしかった、勉強が進んだ等「やってみて良かった。j・・・と言うことです。特に、食 事の時間テレビを消すことで、「会話が増えた」「行儀が良くなった」「ガミガミ小言を言
わずにすんだ」等、少しの時間でも効果が実感できた様です。様々な家庭環境を考えると、 コースは選択できる方がチヤレンジし易かったようです。又、学校便りでも呼びかけてい
ただき、学期末の集会でも話をしました。冬休みと言う時期も、参加しやすかったのでは ないでしょうか。
このチヤレンジの結果が、すぐに児童の生活や様子に現れてくるわけではありませんが、
それぞれの家庭で考えるきっかけになったとは思います。