掲載日:2007年9月3日
取組名称: 栗東市立治田小学校 くりちゃん元気いっぱい運動
実施団体: 栗東市立治田小学校PTA
PTA実践発表より:
1 主要な活動の報告
○やった!できた!スマイル!活動
PTAテーマを冠した秋の活動。PTA最大のイベント、本部支部役員全員参加。子どもたちが、『自分たちの夢の職業』・『今まで知らなかった(職業)』体験ができるイベントを行ないました。
事前に子どもたちへ将来の夢についてアンケートをとり、人気の高かった職業体験を用意しました。
また、保護者の方へ自分たちの職業を紹介していただける方を募集し、子どもたちへ職業体験の場を提供してもらいました。
具体的には、カメラマン・美容師・電気工事・レーザー加工・理科ものづくり・保育・音楽・そろばん・ビーズ作り・折り紙・塗り絵・サッカー・野球・バレーボール・食べ物屋さんです。
○親子映画会
参加しやすい研修会を開催するために、アニメーションの映画を親子で鑑賞し、参加の有無に係わらずこの映画を題材に、親子でのコミュニケーションをとっていただきました。保護者が参加できた家庭では、映画をみて感じたことを話し合い、保護者が参加できなかった家庭では、子どもから映画のあらすじを教えてもらい、子どもの感じたことを保護者に聞いてもらいました。
2 くりちゃん元気いっぱい運動
このように、一貫して子どもたちが自信を持てるようにほめて育てることに力を入れてきました。何かに自信を持つことで、明るく前に向かって進める子どもたちになってほしいと考えてきました。子どもたちはこれからも学習を避けて通ることができません。そこで、学習することで自信をつけ
ることができれば、学習に対しても前に向かって進めるのではないかと考えて、教育委員会と協賛してこの運動に取り組みました。
具体的には、昨年11月より栗東市教育委員会の『くりちゃん元気いっぱい運動』で、早ね・早おき・朝ごはんチェックカードを毎月作っています。こ
れに合わせ、各家庭で話し合い自由に『目標』を立て、1週間後に出来たかどうかチェックしてもらい、また、その内容を親子で話し合ってもらっています。
学習面の取り組み例も配布していますが、実情としては生活面の『目標』を立てている家庭が圧倒的に多い状況です。回を重ねてくると、消極的な家庭も出てきていますが、逆に、工夫し上手に
子どもと目標を設定し、子どもを上手く褒めておられる家庭があります。
継続できる事業にするために、形式を少し変更したり、保護者向けの啓発文章を配布したり工夫をし続けなければいけないと考えています。
3 おわりに
子どもたちが自分自身に対して自信を持てるようになってほしい。他人と比べるのではなく、自分自身の成長・可能性を感じ、自信を持ってもら
いたい。
小学校・中学校・高校を通じ、子どもたちにとって、学習は避けて通れない課題です。この学習において自信を持つことができれば、こんな素晴らしいことはありません。そのためにも、学校とともに家庭の教育力を高めたいと考えています。