本文へジャンプ

令和元年度 企業内家庭教育学習講座

更新日:2020年3月3日
 「おうちで読書」は親子の思いを伝え合い、コミュニケーションを図る取組の合い言葉であり、滋賀県独自のネーミングです。「コトバが育つ」「ココロが育つ」のキャッチコピーのもと、大型量販店や市町のイベント等、親子が多く集まる場所で、読み聞かせブースを出展し、広くその啓発をすすめてきました。 今年度スタートしたこの取組を、県内の読書ボランティア団体の方々、公共図書館、市町の関係行政機関、企業などへさらに広げたい、深めたい、つながりたい、そんな思いがあり、研修会を開催しました。

日程・会場・内容

◎日時:令和2年2月27日(木)9時30分〜12時10分
◎会場:県庁新館7階大会議室
◎内容:
  • (1)今年度の「おうちで読書」推進事業の報告
  • (2)グループ別情報交換(「おうちで読書」推進委員を中心に)
  • (3)講演「おはなし会のコツ そっとお伝えします」
     講師 鳥取市立若草学園(児童発達支援センター)保育士
        絵本専門誌
        内田 大樹 さん

今年度の「おうちで読書」推進事業の報告

 この事業での啓発方法として、図書館や学校・園での読み聞かせやお話し会とは異なり、多くの親子が集まる場所へ出向いて読み聞かせブースの出展をすることで、読み聞かせなどに関心の高い親子だけではなく、幅広い親子へ「おうちで読書」を届けるきっかけづくりをしたいという思いがあります。
 今年度、県内10会場で様々な工夫をこらしてブース出展をしていただいた「おうちで読書」推進チームの皆さんの取組から学ぶべきことは多く、その動画や写真等を紹介したり、アウトリーチ型(訪問型)の啓発のノウハウについて次年度に引き継ぎたい事柄を整理したりするなど、まずは参加者のみなさんに取組を知っていただくこと、次年度のイメージを描いていただくことを大切にしました。

グループ別情報交換(「おうちで読書」推進委員を中心に)

 その後、グループ別情報交換の場で、ブース出展の工夫やご苦労、手応えや課題など、出展を経験された推進委員、推進チームの皆さんを中心に語り合いました。また、「おうちで読書」の意義を共有したり、普段の取組の様子を伝え合ったりするなど、参加者の皆さんがつながりあう貴重な時間となりました。

講演(講師:内田 大樹さん)

 そして、研修会の最後のメニューは内田大樹さんのご講演。内田さんは、当県の「おうちで読書」推進について深く理解をいただき、ご自身の豊富な経験と結び付けて具体的にわかりやすくお話しいただきました。
 特に、アウトリーチ型で多くの親子に届けるためのヒントをたくさんいただくことができました。絵本を介して大人も子どもも「明るく」「一緒に楽しく」をブースで届けられるよう、来年度も取組をすすめたいと思います。

参加者の声
  • 絵本は子どもが楽しむものだと思っていましたが、大人も楽しむことができるのだと気づきました。家に帰って手に取ってみたいと思います。
  • セルフブランディング、親御さんに楽しんでもらう工夫、選書、人に読んでもらって絵本が完成することなど、とても心に響きました。
  • とても楽しくひきつけられました。漠然と経験に頼っていたところを言葉にしていただき、すっきりしたところもあるし、活動の意味についても背中を押していただいたように思います。