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3.提言

 在学青少年の集団活動や社会参加活動を盛んにする方策として、青少年のそれぞれの生活の場や成長段階に応じて、自ら行う参加への努力とともに、それを育成、助長する親、教師など指導者の不断の努力、それに加えて行政の果たすべき役割が重要であることは言を待たない。

 とくに県の青少年教育行政とタイアップした指導及び助成と相まって、地域に密着した青少年に対する事業が展開されるよう市町村における社会教育を一層振興していく必要もあろう。

 また青少年の問題現象は依然として根強く存在しており、こうした中で家庭、地域社会、学校、関係諸施設、各種団体等の連携を一層強くすることが急がれる。

 それとともに、高校生をとり巻く現代の情勢が、集団活動や社会参加活動をどのように阻害してきたかを反省し、今日的課題を考えたうえで今後のとるべき方向として、次の施策を充実強化するよう提言する。

1)社会参加活動の促進

  1. 活動内容の普及啓蒙
  2. 各種リーダーの養成と組織化
  3. 団体加入の促進とボランティアの育成
  4. 異年令集団における集団活動の体験、助長

2)環境浄化

  1. 非行防止活動の強化
  2. 環境浄化活動の促進

3)社会教育体制の整備・充実

  1. 横断PTA・社会教育関係団体その他青少年育成組織の活動促進
    (注)横断PTAとは、高校生を待つ親の連絡会議である。
  2. 少年補導センター、関係施設等整備・充実の促進

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