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「地域の力を学校へ」推進事業の実践例 山上小学校4年生 × ダイニックアストロパーク天究館「月と星」

掲載日:2008年9月19日

教科等 : 理科 ‥

「月と星」 (東近江市立山上小学校4年生)

講師 : ダイニックアストロパーク天究館 (平成20年9月8日)

 山上小学校4年生の先生から、「昨年度の4年生の授業にダイニックアストロパーク天究館さんに来ていただき、とても良かったと聞いています。今年も是非、来ていただきたいです。」と依頼がありました。
 館長さんにご相談したところ、「そう言っていただけてとても嬉しいです。伺います。」と言ってくださいました。
 内容は、1学期の終わりに夏の星座の学習をされたので、その復習も兼ねながら、わかりやすく天体の話をしていただきました。また、紙でプラネタリウムを作成したり夜空に思いをはせながら、楽しく学習できました。


授業 :

 1時間目は、星や月についていろいろお話をしてくださいました。

 同じように見える星ですが、実は赤い星や青い星があり、明るさも違います。

 赤い星と青い星では、青い星の方が温度が高く、星の色の違いは温度の違いです。
 明るさが違う星は、もっとも明るい星を1等星、それよりも少し暗くなる星は2等星…と順に決め、目をこらしてやっと見えるくらいの星は6等星とされています。

 ダイニックアストロパーク天究館の滋賀県最大の望遠鏡なら、なんと15等級くらいまで見えるそうです。

 他にも、星の動きや月の満ちかけについてのお話なども、わかりやすくしてくださいました。

 2時間目は、画用紙でプラネタリウムを作り、実際の方角を体でも確認しながら、9月の星座の見方を教えていただきました。

 授業の1週間後が、中秋の名月(お月見)でその日はお月様がきれいに見え、お話にもあった「うさぎのお餅つき」も見えたような気がしました。

 私たちの地球は太陽から適度に離れ、適度な大きさであるからこそ、引力や温度が保たれている素晴らしい惑星です。
 館長さんの「地球より住み心地が良い惑星はないんですよ。」という言葉が頭に残っています。

地球の環境を守っていきたいですね。

アストロパーク天究館の館長さんより

 工作で少し時間を取りすぎてしまいましたが、先生もうまく補助をしてくださり、子どもたちもきちんと聞いてくれて、話を進めることができました。

 授業は話だけで進めるのはなかなか難しく、いつも工作などを入れて行っていますが、同じ工作でも今はかなり時間がかかることが多くなり、さらに良い方法や内容を考えなくてはと感じています。

 天文に関する授業で困られている先生が多いという話を聞き、5年前から始めた出前授業ですが、子どもさんたちの反応も良く、今回も楽しく進めることができました。

 昔に比べると、天文・宇宙のニュースがテレビや新聞に載ることが多くなり、それだけ興味もあるのかと思い、嬉しく感じています。

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