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昭和55年度 滋賀県社会教育委員会議報告書

地域博物館構想について
1.地域博物館構想の位置付け
 本県では、昭和54年度に作成した滋賀県長期構想で、県の将来は国民休養県を目指すこととしている。このため、本構想では文化財の保存と活用によって国民休養県のモデル地域を形成するためのものである。
2.目的と方法
 概要ですでに説明したように計画地の位置から考えて、当地を従来の地域開発の手法で整備するのでなく、恵まれた自然環境の保全と文化財の保存を計りながら、これらを活用することを主要な目的として地域環境を整備していく。

1.3町には、観音寺城跡、安土城跡、大中の湖南遺跡、老蘇の森、伝統的建造物群等の歴史的資産が残っている。こういった先人から連綿と受け継がれてきた資産が損なわれることを避け、住民と一体となってこれらを保存していく。

2.前記りの文化遺産の面的な活用を考える。

1)現在計画進行中の事業を完了させる。

  • 大規模自転車道
  • 安土城跡環境整備事業
  • 風土記の丘造成事業
  • 条里保存・圃場整備事業
  • 条里保存・圃場進入路
  • 伝統的建造物群調査
  • 観音寺城跡史跡指定
  • その他

2)今後の計画案として考えられるもの

  • 風土記の丘資料館整備計画
  • 郷土資料館
  • 城郭研究所
  • 遊覧ルート整備
  • 体験考古学センター
  • 拠点修景整備
  • 水の文化公園

その他

3)当地域博物館区域の3町は、7,200ha程の広大な地域であるため、風土記の丘を当地域の中核と位置付けて拠点として充実したものにする。

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