公開講座「関西史跡見学教室30《第2回》−奈良・佐保−」
分野
文学や歴史を学ぶ
種別
大学の講座
開催期間
2018年02月24日 実施済み
開催時刻
13:00〜17:00
開催場所
奈良県奈良市
講座内容
佐保は奈良市街の北東部、佐保川上流域一帯と背後の丘陵地に該当します。山城へぬける街道の「奈良坂越」がとおり、境界の地であり、奈良時代の天皇家の葬送の地でもあります。中世以降、京から興福寺・東大寺へ向かう街道筋として栄え、近世には多聞城や奈良奉行所などが置かれ行政の中心ともなっていました。今回はこの佐保の地を歩き、寺社や遺跡の見学を通して地域の歴史を考えます。
【見学予定地】
■那富山墓
聖武天皇の夭折した皇子の墓とされる。『続日本紀』には那富山に葬るとある。墓の4隅に立石があり、十二支と思われる獣面人身像が刻まれている。
■奈良豆比古神社
『延喜式』記載の神社に比定される。現在祭神は志貴皇子(桓武天皇の祖父)、子の春日王、奈良豆比古の三神。
■般若寺
聖武天皇草創と伝わり、天平瓦も収集される。荒廃したものを鎌倉時代、西大寺叡尊に傾倒した良恵により再興された。十三重石塔<重文>は東大寺の鎌倉復興に尽力した宋の石工伊行末らによる建立で、日本の十三重石塔の基準作。楼門<国宝>や経蔵<重文>も鎌倉再興期に建立されたもの。
■多聞城跡
戦国時代、松永久秀により築城された。四層の楼閣建物があり、天守閣の発祥とされる。宣教師フロイスの記録にも築城や城下町造成のことが記載されている。
など
講座番号:SB73
対象者
シリーズ30回目ですが、毎回独立した内容ですので、初めての方でもお気軽にご参加ください。第1回、第2回とも同一内容です。どちらかご都合の良い開講日にお申し込みください。
定員
40名
料金
会員:6,660円 一般:8,340円 (拝観料を含む)
回数
1回
申込期間
2017年08月31日〜2018年02月10日
申込方法
電話、インターネット
申込み・問合せ先
龍谷大学 龍谷エクステンションセンター(REC)
〒520-2194
住所:滋賀県大津市瀬田大江町横谷1-5
電話:077-543-7848